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20年後の歯の健康をイメージ!抜歯を最小限に抑えるインプラント治療とは?Brillia大井町LA VIE EN TOWER歯科クリニック:寺本 慎也先生
今回取材させていただいた先生
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インタビュアー
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貴院では、「患者様の本来の歯をむやみに抜歯せずに保存する」ことをモットーに治療されているとのことで、どのような流れで治療していくのでしょうか?
![寺本 慎也](https://kireireport.imgix.net/images/store/15066597dfa6939e3cac8db4915fc675.png?auto=format)
歯のトラブルの原因を突き止めた後、まずは元の歯を残せるのか残せないのかを判断していきます。
当院では、歯の痛みや違和感を抱いて来院されることが多いですが、まずはそうした1番の問題点を解決する方向に治療を進めていきます。
例えば、歯の噛む部分だけが虫歯で溶けてなくなったけれど、歯の根元は無事だというケースであれば、抜歯せずできるだけ元の歯を残すように努めます。保険外治療を含みますのでそれらを考慮し、様々な事情で保存不可能となった場合は、 抜く方向で話を進めて、抜歯後のインプラントやブリッジ、入れ歯についてお話していく流れです。
当初の問題が解決に近づいてきたら、他の歯にも問題がないか今一度確認して、必要であれば治療をしていきます。
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できるだけ元の歯を残すために、予防歯科にも力を入れていますよね。どのような取り組みをされているのでしょうか?
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歯のトラブルの原因を治療したあと、問題となっている歯と同じように他の歯もメンテナンスをします。
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当院では、クリーニングを重要視しており、とくに歯周病の予防・治療のために歯茎や骨の状態を重点的に診ています。歯周病の原因となる菌のバランスを正常に維持していくためにも、歯のクリーニングは欠かせません。
もちろん家でのブラッシングも大事ですが、クリニックにある機械でないと取れない汚れもあります。超音波で歯に付着している汚れを綺麗に取って、トラブルが起こらないように対策していきます。
あとは、正しいブラッシングの指導ですね。歯ブラシをしないと、食べカスがどんどん増えていきます。すると歯周病の原因となる菌が勢いを増して、周りの骨を溶かしたり、歯茎を血だらけにしたりします。そうならないためにも、正しいブラッシング方法を指導することで、正常な歯茎の状態を保つサポートをしています。
日頃の正しい歯磨きの実践に加え、定期的なクリニックのメンテナンスをすることで、歯茎や骨いった、いわゆる歯周組織の良好な状態を維持していくという流れです。
日頃から歯に気を遣うのはグローバルスタンダードで、それこそアメリカでは「歯が命」なんて言われています。一方で、日本ではまだそこまで浸透してきていません。日本人の歯への意識を変えていけたら良いですよね。
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クリーニング以外にも予防歯科で取り組まれていることはありますか?
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ボトックスを打つことで、歯ぎしりの緩和や顎関節症の予防・治療を行っています。
ぐっと噛みしめた時に膨らむ筋肉があるのですが、これが歯ぎしりのおもな原因のひとつとなります。ボトックスを打つとその筋肉の動きを緩めてほぼ無効化することができるため、歯ぎしりがすごく少なくなり、歯に余計な負担がかからなくなります。
ボトックスの効果は大体4〜6ヶ月です。歯ぎしりを根本的に治療するなら、ボトックスで筋力を落とすのが良いと思います。上の歯と下の歯が1ミリくらい開いていて、 ベロの先が上顎にちょっと触れているのがベストな状態なので、日頃から意識してみてください。
加えて、歯自体を守りたい場合は、マウスピースを着けるのが良いでしょう。歯ぎしりによって生じる力を、マウスピースを着けることによって分散させてあげることができます。
歯ぎしりをしているかどうかは、お口の中を診たりレントゲンの結果でわかります。メンテナンスをしていると、歯のすり減りの変化など経過観察ができるので、定期的に通っていただくのが理想的です。
まるで元からあった歯のように|インプラント治療を徹底解説
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インプラント治療ならではの特徴について詳しく教えてください。
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ピンポイントで歯のトラブルを解決できるため、健康な歯を傷つけなくてすみます。
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インプラントの良いところは、失われた歯があった骨の部分に穴をあけて治療できるという点です。インプラントとよく比較されるブリッジは、隣り合う歯を削って被せ物をするので、周りの歯も巻き込んで解決する方法になります。もし隣が全く虫歯もない綺麗な歯だったら、削るのはもったいないですよね。
他にも入れ歯という選択肢がありますが、自身での取り外しが前提となるため、食事の際に少なからず動いてしまうことが多いです。一方でインプラントは骨との強固な結合を強みとする治療であるため、違和感なく奥歯で噛むことができます。
ただ、インプラントにも適応できる人と適応が難しい人がいます。インプラントは骨にネジを打つようなものなので、骨が薄すぎたら打てません。当院ではインプラント治療の前にCTを撮って、3次元上で患者様ご自身の歯がどれくらい残ってるのかしっかりと確認してから治療します。
骨が薄い方は、骨を増やす処置が追加で必要になり、人工の骨の材料を使うか、 ご自身の血の中にある再生因子を利用することになります。それでも難しい場合ですと、それらを考慮し、インプラント治療を行うのか最終判断をしていきます。
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インプラント治療にかかる期間って結構長いと聞いたのですが...。
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そうですね。歯の骨との強度を高めるために2ヶ月以上治癒期間を設ける必要があることをご理解いただきたいです。
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基本的にインプラントをする際は、歯を抜くことが前提になります。抜歯後、歯根に相当するパーツをまず入れていくのですが、1回処置した後に2ヶ月以上安置しないといけません。
その間に骨の中の細胞とインプラントの表面部分が科学的に結合することで、揺れることのない人工の歯になるんです。
しっかり結合できたのが確認できたら、歯の上に被せる部分を作っていきます。
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インプラントって強度が他の歯と違う分、削れたりとかしないのかが心配です。
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インプラント自体が削れることは少ないですし、被せ物に相当する部分の硬さもご自身の歯の硬さに寄せて作製することもできます。
インプラントは、歯の根元に相当する部分のパーツと歯の上の部分に相当するパーツの2種類に分かれます。それぞれ全く素材が違っていて、歯の根元になる金属(チタン)にトラブルが起こることはほぼありません。
歯の上につけるパーツ、つまり被せ物に相当する部分は、主にジルコニアかジルコニアセラミックの2種類です。セラミックは、大体ご自身の元の歯と同じぐらいの硬さと言われています。一方でジルコニアはその10倍の耐久性と言われていて、よく人工ダイヤモンドと例えられ、ご自身の歯よりも硬いので、被せ物自体が割れる心配がかなり少なくなります。耐久性を重視した被せ物ですね。
ジルコニアセラミックは、ジルコニアの上にセラミックを焼き付けているものになります。ジルコニアの強度は持ちつつ、表面はセラミックなので相対する歯への影響を少なくすることを考慮した被せ物です。おすすめとしては、耐久性と力関係の調和を考慮したジルコニアセラミックですね。
“銀歯”はもう古い?!最先端のメタルフリー治療とは
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貴院では金属を使用しないメタルフリー治療を推奨しているとのことですが、どんな理由があるのでしょうか?
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実は、保険適用で使われている金属の一部が、近年身体に悪影響を及ぼすことがあるとわかってきたんですよね。
虫歯治療の後は銀歯を被せると思うんですが、保険診療で使われる金属は銀やパラジウムといったいろいろな金属を混ぜて作っています。ただ、そこで使われるパラジウムが体に良くないということが最近わかってきました。
パラジウムは経年劣化がとても激しく、どんどん溶けていくといわれています。溶けたパラジウムが体の中に溜まっていくと、金属アレルギーになるリスクが高まってきます。歯科先進国と言われるヨーロッパの国の一部では、使用を禁止しているような材料です。
また、パラジウムを使用した補綴物は、上記の理由により、ご自身の歯との境目の部分が、目立ってきてしまい、虫歯が再発してしまうケースがないとは言い切れません。結果、長い目で見ると、また治療のやり直しをする可能性が、ある程度あります。
そこで、保険診療の金属(おもにパラジウム)を使わない治療を考えるようになりました。元々口の中にある銀歯を取り除いて、セラミックや害のない金属に変えていく治療方法をおすすめしています。
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実際にメタルフリー治療に使われる材料は何でしょうか?
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セラミックやジルコニアといった、ほとんど劣化がないような材料を使います。なかでもおすすめはゴールドです。
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詰め物や被せ物をするとなると、材料の厚みを確保しないといけません。セラミックはガラス系の材料なので、さすがに薄すぎると割れてしまう可能性があるんです。
その厚みを確保するために、ご自身の歯を少し多めに削ることになります。ただし、歯の神経に近いところを触れば触るほど、治療後によく沁みるような症状が出ることもあるので、その見極めが重要となります。
一方で、金属の被せ物は割れることがないので薄くても問題ありません。セラミックと比較しても、厚みは1.5〜2倍以上違います。なかでもゴールドは柔らかさが強みで、噛み合わせに合わせて変形してくれるんです。常に噛み合わせにジャストフィットするので、定期的な調整も少なく過ごすことができておすすめです。
当院では値段もセラミックとほぼ同じで8〜9万円ほどになります。口を開けた時に見えにくい上の歯はゴールド、すこし見える下の歯は、セラミックやジルコニアにする方が多いですね。
一人ひとりにフォーカスした最上の治療を提供|ブリリア大井町ラヴィアンタワー歯科クリニック
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先生のご経歴を拝見して、保険診療から自費診療まで、守備範囲が広いイメージがあります。その中でもご自身の強みはどこだとお考えですか?
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患者様がどのような治療を求めているのかをしっかりと把握し、それを実現することです。特に自費診療の場合は材料や時間の制約が少ないので、より多くのご要望にお応えできます。
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私は2020年に日本大学松戸歯学部を卒業し、東京慈恵会医科大学の歯科口腔外科に入職しました。全身麻酔の処置や親知らずの抜歯といった外科的治療をメインに携わりました。
その後、自費治療を専門とするクリニックにてインプラント治療、ボトックス治療等を含むオーダーメイド型治療をメインに研鑽を積みました。現在では保険治療・自費治療の両方に携わっており、それぞれの強みを活かした治療を展開しております。様々な患者様の予算•期間を考慮して、幅広く対応しています。
自費治療中心のオーダーメイド型治療の場合は、1回あたりにかけられる時間を長くとられる方が多いため、治療回数は少なくて済む場合が多いです。
一方で保険治療の場合、治療に使用する材料に法律的制約がありますので、比較すると治療回数はある程度かかってしまうことが多いですね。そのため、私の場合はなるべく自費の治療をおすすめしています。
長い目でみた治療内容のメリット・デメリットを一通り説明した上で、料金や材料の質、スピード感といった、患者様が優先されていることをお聞きしながら治療のスケジュールを決めていきます。
患者様との密なコミュニケーションを図り、良好な関係が築けるように意識しています。
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今後の展望について教えてください。
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老若男女いろんな方がいらっしゃるので、 本当に可能な限りあらゆる層に対応できるようにしていきたいです。
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何を優先したいかは、人によって違うので、本当の意味で患者様にプラスとなる生活を実現するためにも、個々に合った治療の仕方を見極めていくことが大切だと思っています。
クリニックとしては、保険診療・自費診療をバランスよく取り入れて、オールマイティな治療が実現できていければ良いと考えています。治療が無事終わったら、 次は予防・クリーニングまで力を入れていって、患者様が気持ちよく過ごせるような手助けがしたいですね。
お悩みを持ってる方はまず来ていただいて、当院だからこそできる一人ひとりに合った治療とクリーニングを提供していきたいです。