「女性の健康や美を支えたい！」エステサロン経営から医師に転身した女性院長が手がけるハイフ・IPL光治療・ボトックスとは？|ちぐさ内科クリニック覚王山：近藤 千種 先生

17歳からモデルの仕事をしていた私は、美容にも興味があり20代でエステサロンを開業しました。エステサロンでは、お客さんから美容や健康について相談を受けることが多く、自分の持っている知識でお答えはしていたのですが、次第にそれでは説得力が足りないのではないかと悩むようになりました。

「女性の健康や美を担うには、しっかりとした知識と経験が必要」と考えた私は、説得力を持ったアドバイスができる存在になるために医師を目指すことにしたのです。33歳のときに思い立ち、1年間集中して勉強し34歳で医学部に合格しました。

私は好奇心が旺盛なので、モデル、レースクイーン、ミセスコンテストなど若いときから興味のあることに次々とチャレンジし続けてきました。

医師になる目標も実現し、今は2人の子育てをしています。いろいろなことにチャレンジし続けてきた人生の中でやり残したことは何だろうと考えたとき、自分が住んでいる名古屋市千種区の皆さんと一緒に、よい年の取り方をしていくことではないかと思ったのです。

そのためには、ただ長生きするだけではなく、健康に長く生きていくことが大切なので、健康について地域の皆さんにアドバイスできる場所を作りたいと思いました。一緒に年を重ねながら、地域の皆さんの健康寿命を支える存在になりたいと考え、開業に至りました。

もともとは美容に興味があり医師を目指したのですが、医師になってからは内科の面白さを知り、そちらを極めていきたいと思いました。そのため、勤務医として総合内科に従事し、訪問診療にも携わってきたのです。

ですが、2023年にクリニックを開業するとき、「女性の健康と美容を支えていきたい」という、医師を目指し始めた当初の夢を思い出しました。そこで、内科だけではなく美容内科と美容皮膚科も診療科目とすることに決めました。

内科と美容皮膚科はあまりない組み合わせかもしれませんが、患者さんからは、内科も診られる医師に肌のことを任せるのは安心感につながるとのお声をよくいただきます。

ハイフは、顔のたるみ、フェイスラインのもたつき、顎下の脂肪が気になる方、ダイエットしても顔やせが難しいという方におすすめの施術です。30代～50代の方が多くご希望されますね。

ハイフは、超音波を高密度に集めて、気になる部位をピンポイントに加熱します。

皮下組織（脂肪層）や真皮層はもちろんのこと、その下に位置するSMAS（スマス）筋膜まで超音波の熱が届きます。SMAS筋膜とは、表情筋を覆う膜で、自分で鍛えることは難しい部分なので、ハイフで加熱することで引き締め作用が期待できるのです。

また、肌の弾力を支える成分を生み出す線維芽細胞を新生・活性化させるので、肌にハリを与えることも目指せます。

顎下やブラファットにアプローチしやすい脂肪溶解に特化したLinearFirm（リニアファーム）、目元まわり専用など部位に合わせたカートリッジを備え、全顔のほか、顎下リニア・ハイフシャワーアイ（目周囲）・ハイフシャワー 人中（口周囲）・ハイフシャワー（首）といったパーツごとのメニューもご用意しています。

全顔に気になるパーツを組み合わせてケアすることも可能で、お悩みに合わせてお選びいただけますのでご相談ください。

目元まわりに照射するハイフシャワーアイは、小じわを引き締めたい、目の開きをパチッとさせたい方におすすめのメニューです。

ハイフによる施術では、リフトアップ・肌質のアップ・脂肪溶解など、多くの悩みの改善が期待できます。

施術時は、まず顔の片側だけに照射して施術前後の差を鏡でご確認いただいてから、残りの施術をおこなっています。

個人差はありますが、痛みは麻酔なしでも耐えられるほどです。そのため、外科的なリフトアップの施術に抵抗がある方も受けていただきやすいのではないかと思います。

耳の前辺りにあるSMAS筋膜へしっかり照射することで高いリフトアップ作用が期待できるため、その部分はしっかりと狙って当てるようにしています。

口角まわりの脂肪のジョールファットがあるとたるみの原因にもなります。そのため、ジョールファットは、引き上げながらしっかりと当てるように気を付けています。

また、顔の形や理想は患者さんごとに異なりますので、カウンセリングでしっかりとヒアリングし、その方の顔の形と理想に合わせてオーダーメイドの施術を提供することが大切です。

IPL光治療は、シミ・そばかす・赤ら顔（血管拡張症）・くすみ・ニキビ・ハリのなさ・キメの乱れといった幅広い肌のお悩みに対応できる施術です。当クリニックにはシミのお悩みで来院される方が多いのですが、そばかすや血管拡張症の方もご来院されます。

受診される方の年齢層も20代～80代と幅広く、女性だけではなく男性の方も利用されています。

当クリニックが使用するIPL光治療器には、420nm～700nmまでの9種類の波長フィルターがあり、フィルターを交換することで波長を自由に選ぶことができます。それにより、幅広い肌のお悩みに対して柔軟に対応できるのが魅力です。

光が肌を刺激し、コラーゲンを作り出す繊維芽細胞のはたらきを活性化させることで、肌質改善作用が期待できます。

また、IPLは色に反応する性質を持っているので、赤ら顔の赤、シミやそばかすの茶などにはたらきかけます。波長を変えることで異なる色に反応し、脱毛も可能です。

脱毛以外の施術では必ず2周、照射するようにしています。1周目は透明感をアップさせるフィルターを使い、顔全体に照射します。

2周目は、その方のお悩みに合わせたフィルターに交換し、部位や悩みに合わせカスタマイズした施術をおこないます。

ハイフの施術同様、IPL光治療もカウンセリングでお悩みと気になる部位、どうなりたいかという理想をしっかりと伺うことが大切です。ご希望に合わせて、オーダーメイドの施術を提供します。

ボトックス注射は、一定の期間、筋肉の動きを弱めることで、深い表情ジワの予防を目指します。当クリニックには、額や眉間の表情ジワのほか、肩こりを改善したい方も多くいらっしゃいますね。

肩こりは、僧帽筋に注射することで肩の筋肉をゆるめ、過剰な動きを制限します。今のところ、女性のご相談が多いのですが男性からのお問い合わせもいただきます。

また、暑い季節には脇汗ボトックスをご希望される方も多くいらっしゃいます。

ボトックス注射は、施術時間が10分程度と短く、ダウンタイムもほとんどない点が魅力だと思います。注入部位が多い脇だけは麻酔クリームをおすすめしていますので、麻酔が作用するまで少しお待ちいただきます。それ以外は、注入部位を冷やすことで痛みの軽減をおこないますので、麻酔なしでの施術が可能です。

注射なので内出血のリスクは生じます。しかし、薬剤の作用は永久ではなく、持続期間は1回の注射で3～6ヶ月と短いので、万が一、効き過ぎてしまったとしても持続しないのがボトックスのよい点だと思います。

ただし、作用が永続的でないとはいえ、最初からたくさん注入するのはおすすめしません。少量から始めて様子を見て、足りなければ次回の施術のときに量を増やすことをおすすめしています。

やはり、話し合いながら患者さんのご希望と実現可能な範囲をすり合わせていくことが大切ですね。

当クリニックは、ホスピタリティを大切にしています。患者さんへの丁寧な応対はもちろんのこと、オリジナルブレンドのアロマを焚いて、リラックスできる空間づくりに努めています。

記憶と香りは連動すると言われていますので、当クリニックをリラックスできる場として覚えていただきたいと思っています。

このようなおもてなしの気持ちが患者さんにも届いているのか、2023年に開業したばかりにも関わらず、美容皮膚科だけでなく内科もリピートしてくれる若い患者さんが多く、嬉しいことだと感じます。

また、内科を受診して美容に興味を持たれる場合もあれば、美容でご来院され内科も任せていただける場合もあるので、間口の広いクリニックだと思います。

地域の皆さんと一緒に、この名古屋市千種区でよい年の取り方をしていきたいと思っています。そのためには、ただ年を重ねるのではなく、同時に健康であることが大切です。

健康寿命を延ばすためにも、糖尿病・高血圧症・脂質異常症など生活習慣病の早期発見・早期治療に努めていきたいと思います。

また、必要なワクチンがあれば地域の方たちにきちんと行き渡るような態勢を整えて、皆さんの健康を支えることに貢献していきたいと考えています。

当クリニックは、覚王山駅からも近く、住宅街も近いため、通院しやすい立地にあります。地域の皆さんに気軽に立ち寄っていただきたいと思います。