「歯周病治療が好き」予約が取りやすく高度な治療を提供できる秘密とは？千賀デンタルクリニック 海老名院：南條 和彦先生

当院の医師たちは外科治療の技術に長けており、特に私は歯周病治療が得意で、その知識を共有することに情熱を持っています。このため、日々の指導を通じて、当院の医師たちが一般の歯科医師よりも高度な技術を身につけられるよう努力しています。

また、当院は医師が8人から10人在籍しており、多数の診療台を用意しているため、患者さんは予約が取りやすく、緊急時にも迅速に対応可能です。
なかには歯周病治療や根管治療を得意とする医師、親知らずの抜歯やセラミック治療に秀でた医師がおり、それぞれの専門性を活かした高品質な治療を提供しています。

さらには、医師同士の定期的なディスカッションを通じて、多様な治療アプローチを学び合い、知識の共有が行われています。このように、一つの症状に対しても異なる治療方法を検討し、患者さんに最適なケアを提供することで、提供する治療の質は絶えず向上していますよ。

保険診療ではレジンや銀歯など限られたものしかありません。一方で自由診療では、セラミックや金など、患者さんの症例に合わせて様々な詰め物を選択でき、施術後の状態が長持ちして、高いクオリティの治療が可能です。

たとえば、奥歯は噛む力が強いので、被せ物には硬い素材が適しています。その中でも、下顎の奥歯は見えやすいので、歯に馴染むセラミックがおすすめです。一方で、上顎の奥歯は見えにくいので、強度があり割れる心配がない金をおすすめすることもあります。

また、自由診療における虫歯治療のメリットは治療時間の自由度にあります。通常、保険診療では30分で治療を行う治療も、自由診療では、1時間〜1時間半と、十分な時間を確保することが可能です。これにより、一度の予約で複数の歯を同時に治療することができ、効率的に治療を進めることができますよ。

左右両方治療してしまうと、治療後に一方が痛みなど深い症状が出てしまった場合、食事をする際など治療中の箇所に不快感や痛みを感じてしまうことがあります。

しかし、上下の歯を同時に治療することにより、左右のうち一方が治療で使えない場合でも、もう一方で噛むことができるため、食事の際の不便を軽減できます。このように当院では、患者さんが日常生活で感じる不便を減らしながら、効率的に複数の治療を進めることが可能です。

保険診療の制度はかなり昔に確立されたもので、使用される材料も古いものが多いです。一方で、歯科治療技術は日々進化し、より長持ちする新しい材料が開発されていますが、これらは保険診療の範囲には含まれません。

金銭的な理由で自由診療を選べない患者さんも多いため、当院では保険診療も提供しています。

しかし、私たちは患者さんに治療方法を選ぶ際の情報をしっかりと提供し、自らの選択に責任を持ってもらうことを重視しています。保険診療を選んだ場合でも、自由診療のオプションについて説明し、患者さんが自分の治療方法について理解し、安心感を持てるよう努めています。

痛みを感じにくくするためにはメンタルが安定した状態で治療を受けていただくことが大切です。患者さんが緊張していると、小さな刺激でも驚いてしまうので、やむを得ない事情以外は初対面の時にあまり侵襲を伴う治療をしません。「この先生に前も診てもらったな」と思っていただいて、打ち解けた様子で喋ってくれるようになってから、安心感を持ってもらいながら、侵襲を伴う治療をしますよ。

とくに注射においては、表面麻酔を用いて、皮膚表面の感覚を鈍らせることで、患者さんの不快感を軽減させます。

さらに、針の向きや入れる部分・入れる速度によって痛みが変わるので、痛みが少なくなるよう細かく調整します。その際、手動で行うと不均一になりがちな麻酔の注入速度を、当院では電気麻酔を使うことで一定に保ちます。この技術により、どの医師が担当しても安定した治療を提供できます。

虫歯は、ミュータンス菌が根の表面に残った食物を栄養にして増殖し、その過程で生成される酸によって歯を溶かされることによって発生します。

そのため、日々の歯磨きや歯間ブラシ・フロスで歯についた汚れを取ってもらうことが重要です。とはいえ、正しく磨けているかは自分で判断しづらいので、正しい磨き方と歯磨き粉の選択方法を歯科医で習得していただきたいです。

また、3,4か月に1回歯医者でメンテナンスを受けることも大切です。歯医者さんで正しい歯の磨き方を教えてもらっても、時間が経つと、歯を磨くときの歯ブラシの持ち方や角度などの癖が出てきてしまいます。歯科医院は歯磨きを学びに行く場でもあるので、間違った歯磨き方法を正すために定期的に来院していただくことが大切です。

親知らず抜歯は、レントゲンや3次元的なctをとって、20歳ごろに1番奥に生えてくる歯を体調や全身疾患を確認した上で抜く手術です。症例によっては歯を切ったり、分割したり、骨を削ったりして歯を取り、切った歯茎を縫ってその後の経過を見ます。

当院には外科手術を得意とする先生が在籍している上に、普段は大学病院で抜歯をしている先生が週に1回以上来て、抜歯をメインで行う日を作っています。全身麻酔が必要な場合や歯の位置が深すぎる場合などは大学病院を紹介させていただきますが、多くのケースは当院で抜歯することができますよ。

親知らずを抜くことで、口内の健康を保ち、歯茎の腫れや痛みも防ぐことができるので、親知らずの抜歯を推奨します。

親知らずは真横に生えると、手前の歯に歯ブラシが届きづらくなるため、虫歯ができて使えなくなったり、歯周病が進行してしまったりします。

また、過去に親知らずによって歯茎が腫れや痛みが生じたことがある場合、その症状は再発する可能性があります。しかも、旅行前や忙しい時期など、再発してほしくない時に腫れたり体調を崩したりします。また、矯正中の患者さんは歯を歯並びを整えるために歯を後ろに下げることもあり、親知らずが邪魔なので抜くこともありますね。

また、親知らずをすぐに抜けば痛みは引くと思っている患者さんは多くいらっしゃいます。しかし、痛みが出て歯茎が腫れている場合は、麻酔が効きづらくすぐに抜歯できません。炎症を落ち着かせてから抜歯に移る必要があるため、症状が出る前に抜くことをおすすめしています。

親知らずを抜くときに骨が硬いと抜きづらいのですが、骨は年齢を重ねるごとに硬くなります。若いうちは骨が柔らかいので、比較的簡単に抜けて抜歯後も楽ですよ。

ただし、稀に口の中が広い患者さんがいて、歯が綺麗に生えそろって親知らずもしっかり生えている場合があります。そういう方は正しく手入れをすれば残る可能性もありますよ。

もちろんしっかり麻酔を効かせますが、施術中に痛そうな素振りをしている患者さんには麻酔を追加しますよ。また、痛みに弱い患者さんには痛み止めを前投薬として飲んでもらうこともありますね。

また、いろいろな麻酔の打ち方があり、麻酔を打つ場所によって麻酔の効き方は変わりますよ。末梢側に打てばその付近に麻酔が効きますし、中枢部分に打てば、全体に麻酔がかかります。さらに下顎は骨が硬く、麻酔が浸透しにくくいので、下顎の親知らずの場合は麻酔を強めに打ちます。

歯を抜いた後の体の反応は少し遅れて現れ、大体2、3日後に腫れ・痛み・熱の症状が出ます。

私も学生の頃、試験の3日前に親知らずの抜歯をしたところ、ちょうど試験日に39度くらいの熱が出てしまい、非常に辛い思いをしました。

術後1週間は痛みが出たり収まったり波があります。ただし、痛みが弱まることなく強くなり続けたり、1週間以上痛みが引かない場合は、 また別の疾患という偶発症の可能性があるので、その場合は早めに連絡していただきたいです。

歯周病は、歯茎が下がったり骨が溶けたりする病気で、腫れや出血、歯が揺れてくるなどの症状が現れます。お肉だけに症状が出ている病気が歯肉炎で、歯茎の中の骨に症状が出てしまったものが歯周炎です。歯肉炎は完治しますが、外科処置など侵襲のある処置しないと治すことは難しいです。

歯周病にかかった方のお口の模型を見ると歯が溶けているようにしかみえませんが、頭蓋骨の模型を見るとお鼻の下の骨が溶けていることが分かります。お鼻の下の骨が溶けていることを考えると、大変怖い病気ですね。

根の表面やお肉の間にある歯周ポケットという溝には、口内に残った食物や血中のたんぱく質を食べる様々な菌が住んでいます。菌が毒素を出すこともありますし、体が菌だけを倒すことができず一緒に骨も溶けてしまう場合もあります。

患者さん全員に等しく受けていただく基本治療を行って症状が安定すれば、治療からメンテナンスに移行します。検査をして治っていなかった場合は次のステップの治療を行います。治療をしても症状が改善しない場合は検査と処置を繰り返すのが、歯周治療の治療の大まかな流れですよ。

さらに、歯周病菌は特有の臭いがあるため、歯周病に罹患している高齢者の中には歯周病の臭いがする人が多いです。臭いを抑えるためには、歯周病菌を減らせるように口内環境を整える必要があります。発症してから早いうちに治療に取り組めば治りやすいので、若い時から歯周病対策をすることが大事です。

歯周病は世界で最も蔓延している病気で、10代中盤〜20代中盤で2割ほど、30代以上では2/3が歯周病です。たとえば、21歳の患者さんが来たときに、「今の状態を続けていたら9年後にはこの8割の中に入るよ」とお話するとみなさん驚かれます。

20代の患者さんの中には、骨はあまり溶けてないけれど、歯肉がパンパンに腫れ上がってる方が稀にいます。骨が溶けてしまうと再生させるのはすごく難しいですが、まだ骨が溶けていないうちにお肉の炎症さえ抑えれば歯茎は引き締まります。

若いうちにできるだけ骨を溶かさないようにすることが大事なので、20代だからと言って安心するのではなく、定期的なメンテナンス・正しい歯磨きで歯周病対策を行わなければなりません。

対策をせずに年をとって骨が溶けてしまい、歯の間全部に隙間があるくらい歯周病が進行したら、骨を増やすのはかなり難しいです。60歳、70歳になって歯周病が進行してしまった場合、歯周病の完治を目指すのは難しく、症状の進行を抑止するしかありません。

骨が凹んでいて歯肉と骨の間の歯周ポケットが深くなったらそこに菌が溜まります。軽い歯周病であれば衛生士さんが磨き残しの食物や歯周ポケットの溝の汚れを取りますよ。ですが、衛生士さんが汚れを取り切れないほど歯周病が進行した場合は、ドクターが歯周外科処置で外科的に目視で確認して取ります。

治療することで凸凹の骨を平らにするために骨を増やしたり、均したりできます。歯周ポケットを浅くすることで歯ブラシで汚れを取り除けるようになり、菌が住むところがなくなるので、菌が少なくなり歯周病が改善されますよ。

大掛かりな手術になりますが、「意外と痛くなかった」と感じる人が多いです。これは麻酔の効果も大きいですが、何よりも傷口の切り方や消毒の丁寧さが痛みを軽減させる一助になっています。

歯周病を治療する前に、歯周病についての説明をして人と人として関わり、長い時間かかる治療に納得していただければ私に任せていただくというプロセスがあります。

親知らず抜歯は、歯を抜いたら元のかかりつけ医に戻ってしまう一方で、歯周病治療後も半年以上と長いので、信頼関係を築くことが必要です。歯周病は治療前の説明から治療、その後のメンテナンスまで患者さんと二人三脚で治療を進めることができるので、私は歯周病治療が好きですね。

当院には様々なドクターが在籍するので、患者さんの悩みに対して一緒に考えて改善するためにいろんな手を尽くします。

千賀デンタルクリニックは、都会から郊外まで、どこにでもある歯科医院です。なので引っ越した先でも千賀デンタルクリニックがあると知らないクリニックに行くよりも安心感があると思います。

これからも困り事があるときにふと思い出していただけるような医院になっていきますので、お困りの際は是非千賀デンタルクリニックをご利用ください。