独占取材

「将来有望な若者や、手術に耐えられない高齢者にとって、再生医療は希望そのものです」|シンセルクリニック 武内 晋司郎先生

今日、再生医療技術は日々進歩しており、「幹細胞治療」「エクソソーム治療」といった新しい治療法が次々と登場しています。シンセルクリニックは、この幹細胞治療にエクソソームを掛け合わせ、さらに継続的なリハビリを行うことで治療成績を上げているクリニックです。今回はシンセルクリニックの武内晋司郎先生に、その治療方法やこだわり、先生の患者さんに対する思いなどを伺いました。
取材先: シンセルクリニック 武内 晋司郎 先生

今回取材させていただいた先生

インタビュアー

ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍
ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍

シンセルクリニックの特徴的な治療を教えてください。

武内 晋司郎
武内 晋司郎 先生

エクソソームで修復の下地をつくってから、幹細胞を注射して患部を修復していく再生医療です。

私が力を入れているのが、関節などの痛みに特化した再生医療です。たとえば、自分の脂肪から採った幹細胞を、半月板や膝の軟骨がすり減っている部位に注射すると、損傷部位が修復され、痛みが軽減していくというものです。

ただし高齢の方や損傷が激しい方など、なかには幹細胞治療では十分な効果が得られないケースもあります。そこで注目したのが、エクソソームです。

エクソソームは細胞が出す分泌物で、傷を治そう治そうとする成長因子が含まれています。この溶液を傷ついた部位に注射して、損傷部位の修復を促します

当院では主に20~30代の女性から採取して無害化したエクソソームを使っています。まず損傷部位にエクソソームを注入し、成長の下地をつくります。それから約1か月後に幹細胞を注入すると、損傷部位の治りがよくなり、幹細胞治療だけでは難しかった方も治療効果が出てくるのです。

ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍

幹細胞治療のメリットについて教えてください。

武内 晋司郎
武内 晋司郎 先生

患者さんへの負担が少なく、安全性の高い治療を行うことです。

幹細胞治療のメリットは、患者さんの負担が少ないことだと思っています。従来は、20センチ程度の切開を伴う約2時間の手術が必要で、患者さんの負担も大きかったんですね。ただ、幹細胞治療なら手術不要、日帰り治療となります。

また、治療に使用する幹細胞の採取も負担の少ない方法を採用しています。従来は、骨髄から幹細胞を採取する方法が主流でした。この方法は、骨に太い注射を深く刺し、骨髄から幹細胞を抽出するので痛みが強かったんです。また脂肪由来も、自分の身体から100〜200mlの脂肪吸引が必要だったので、これも負担が大きい施術でした。

しかし、当院ではトップクラスの細胞加工施設(CPC)と提携している関係で、小指の爪くらいの脂肪から2,500〜1億程度まで幹細胞を増やすことが可能です。おへその近くを5mmほど切開して少量の脂肪を採取するだけで済むので、患者さんの負担も最小限で抑えられます。

また、培養液にもこだわっていますよ。培養液には血清を使いますが、動物の血清を使ってコストダウンしているクリニックも少なからず存在します。しかし、当院では患者さん本人から取り出した血清にこだわっています。衛生面や拒絶反応など、さまざまな面で現時点でベストの方法だと思っていますね。

ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍

幹細胞治療を行うクリニックは多いかと思いますが、他院との違いはどこにありますか

武内 晋司郎
武内 晋司郎 先生

幹細胞を冷凍保存しないこと。より多くの生きた幹細胞を使うことが治療効果が高い秘訣ですね。

他院との大きな違いは、幹細胞を冷凍保存しないことです。同じ幹細胞治療といっても、クリニックによって投与する幹細胞の数が大きく異なります。コストや管理の問題から幹細胞を冷凍保存するクリニックが多いのですが、冷凍から解凍のプロセスで細胞の半分くらいが死滅してしまうのです。

当院の場合、CPCで培養された幹細胞は4℃で保存して輸送されます。幹細胞の95%が生きたまま届くので、約1億個の幹細胞を投与することが可能なんです。やり方によっては1,000~2,000万個程度の幹細胞を使って治療するケースもあり、その分治療効果に差が出るといえます。

また当院では、エクソソームにもこだわり、自治医科大学附属病院の研究室が生成している30倍濃縮のものを使っています。濃縮された分、成長因子が豊富で、幹細胞治療の効果を最大限に引き出せますよ。

ただし、メリットがあればデメリットもあります。冷凍保存しない場合、幹細胞の培養後48時間以内に投与しなければならないという制約があり、スケジュール変更ができません。また、費用の高さもネックといえますね。

ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍

再生医療だけでなくリハビリにも力を入れているそうですね?

武内 晋司郎
武内 晋司郎 先生

幹細胞治療はリハビリのあり・なしで回復効果が大きく変わってくるので、アフターフォローにも力を入れていますよ。

当院では治療と同じくらいリハビリも重視しています。痛みや損傷は幹細胞の働きによって修復されますが、筋力や関節が柔軟性を取り戻し、機能的にも回復していくには、実際に動かす訓練であるリハビリが不可欠だからです。

実際に幹細胞治療の様々な症例を見てみると、リハビリをしたほうが明らかにその後の回復がよくなります。ですので、患者さんの期待に応えるためにもアフターフォローは欠かせません。他院では注射を打って終わりというケースもありますが、当院では注射とその後のリハビリを含めて治療と考えています

ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍

先生が再生医療に注目したきっかけについてお教えください。

武内 晋司郎
武内 晋司郎 先生

手術以外の選択肢として、再生医療は多くの人にとっての希望になると感じたんです。

私は学生時代ラグビーをしていたのですが、ケガに苦労していました。その経験から整形外科を目指したのですが、当時再生医療があれば、自分の選択肢も変わったかもしれないと思う部分もあります。

整形外科の領域では、痛み止めを使い続け、やがて痛み止めが効かなくなり、あとは手術以外の選択肢がないといった患者さんも珍しくありません。こういった患者さんにとって、再生医療はこれまではなかった可能性を拓くものです。

特に、将来のある若い患者さんや手術に耐えられない高齢の患者さんにとって、再生医療は希望そのものといえるでしょう。

手術以外の治療法が限られている中で、再生医療が持つ可能性は非常に大きく、これまで治療の限界だと考えられていた領域に新たな光を当てています。一人でも多くの患者さんにこの治療法を知ってもらいたいですね。

ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍

2023年10月に開院したシンセルクリニックですが、今後のどのようなクリニックにしていきたいとお考えですか

武内 晋司郎
武内 晋司郎 先生

ご自宅近くでリハビリを続けられるよう、全国の整体院と連携しています。目標は一人でも多くの方の健康寿命を延ばすことです。

現在、患者さんは日本全国、北海道などからも来院しています。リハビリが大事と申し上げましたが、このような遠方の患者さんでもリハビリを受けられるよう、全国の整体院とのネットワークを広げ、連携する整体院の数をどんどん増やしているところです。

治療法をご自分で探して当院に来てくれた患者さんを、当院での治療が終わったらご自宅近くの整体院に紹介してリハビリを続けていただきます。逆に整体院から患者さんを紹介してもらうこともありますよ。相互に紹介し合い、協力し合うネットワークが出来上がってきています。

また、寿命が延びる中、健康寿命も同様に延ばさなければ意味がありません。一人でも多くの方を痛みから解放するためにも、積極的に連携を強化し、患者さんにとって「身近な再生医療」を実現していきたいという気持ちでがんばっています。

今後も連携を強化して、一人でも多くの方に再生医療の可能性を知っていただきたいですね。

twitterでシェアLINEでシェア

今回取材させていただいた先生

インタビュアー

ゆめみ大福🤍
キレイレポ公式アンバサダー
ゆめみ大福🤍

今回お話を伺ったクリニック

シンセルクリニック
シンセルクリニック
-
-
-
-
-
-
(レポ0件)

住所

大阪府大阪市中央区西心斎橋1-9-15 大京心斎橋ビル3F

アクセス

大阪メトロ御堂筋線 心斎橋駅から徒歩3分 大阪メトロ四つ橋線 四つ橋駅から徒歩3分

電話番号

0120-39-4433

営業時間

月火水金土 10:00~19:00

当院は、「完全予約制」で「一人一人に合わせた治療計画を提案」する、「リハビリ室を備えた」再生医療専門クリニックです。 最適な治療計画を決めるために納得いくまで話をして、治療後の経過にまで全力を注ぎます。 治療はたとえ一度でも、治療したカラダ」との付き合いは一生。 だからこそ、「治療を施したクリニック」も、一生寄り添える場所でありたい。 そんな、患者様の「人生」に関わる気持ちを持って、お一人お一人と向き合っていきます。

シンセルクリニックのあなたしか知らないガチレポを教えてください!
レポを投稿する