「鼻整形への固定観念を覆していきたい」鼻整形の名医が語る、ナチュラルな仕上がりのコツとは?|グローバルビューティークリニック:杉崎裕斗理事長
今回取材させていただいた先生
インタビュアー
グローバルビューティークリニックが得意としているメニューについて教えてください。
鼻整形は、国内でトップレベルの症例数があります。
当院はお顔全体の整形を得意としているのですが、中でも鼻整形の症例数は国内でもトップクラスだと自負しております。
鼻整形を求めて来院される方が多く、他院で断られた症例も頻繁にお引き受けしています。例えば、皮膚自体が分厚い肉厚な鼻を小さくする手術は高度な技術を必要とするので、「他院では難しいと言われた」という方がよく相談に来てくださいます。
このような肉厚を薄くする肉厚減幅術は、当院が得意とする鼻整形の一つです。
肉厚を薄くするための、ポイントはあるのでしょうか?
切る箇所が1mmズレるだけで仕上がりが大きく変わるため、高いデザイン能力がポイントです。
肉厚減幅術は、簡単に言うと無駄な部分を切り取る手術です。ポイントは、その切り取り方です。
切り取る部分が1mmズレるだけで仕上がりが大きく変わるので、どこを切れば劇的に効果が出るのかなど、デザインをする際にしっかりと見極めることが重要です。
この肉厚減幅術は仕上がりが医師の経験に大きく左右される大変難しい手術ですが、当院はこの施術が得意だと断言できます。
他に、貴院ならではの鼻整形の術式はありますか?
豚鼻を改善するのに、耳の軟骨を移植する施術を行っています。
上向きの鼻、いわゆる豚鼻を改善する術式には鼻中隔延長を採用するクリニックも多いのですが、当院では耳珠軟骨や耳介軟骨という耳の軟骨を使った施術を行っています。
鼻中隔軟骨とは鼻の穴を左右に仕切る軟骨のことで、鼻中隔延長とは、わかりやすく言うと鼻中隔軟骨の下側に板状のものを継ぎ足す方法です。肋骨の軟骨を移植することが多いのですが、胸に傷がついてしまうリスクはできる限り避けたいと考えていました。さらには、継ぎ足した部分に硬さが出るので、不自然な仕上がりになるリスクも否定できません。
一方で、耳の軟骨は比較的柔らかいので、鼻先に移植することでより自然な仕上がりになります。軟骨を採取する際も耳の後ろを切開して取り出すため、傷跡もほとんど気にならないことから、当院では耳の軟骨を使用しています。鼻中隔延長の代わりに、鼻尖形成と鼻尖部軟骨移植を組み合わせることで、身体への負担を軽減しているのです。
鼻中隔延長と同等の効果は得られるのでしょうか?
同等の効果だけでなく、より自然な仕上がりを実感できます。
他院で「鼻中隔延長しなければならない」と言われた方の場合でも、当院では鼻尖形成と鼻尖部軟骨移植を行うことで鼻中隔延長と同等の効果を出すことができます。
耳の軟骨移植は鼻中隔延長よりも後戻りしやすいと思われがちですが、鼻翼軟骨の寄せ方や移植する軟骨の乗せ方など手術方法次第で結果は変わります。年間6,400件以上の鼻手術を行う当院では、豊富な経験をもとに、より効果が出やすい方法を実現できています。
当院の方法で鼻手術を行えば、鼻中隔延長よりも自然な仕上がりを実感していただけます。耳の軟骨を鼻の軟骨の上にしっかりと固定することで組織に癒着していきますので、術後に鼻が低くなる心配もありません。
ナチュラルな仕上がりと、安全性にこだわる
鼻整形へのこだわりについて教えてください。
整形したとわからないような、自然な仕上がりにすることです。
決して周りからは整形したとは思われないような、自然な仕上がりを徹底しています。たとえば、カウンセリングをする中でお客様が要望している理想の鼻が少し高すぎると思う場合はきちんとお伝えしています。
近年美人の条件とも言われるようになったのが、忘れ鼻です。例えば、だんご鼻や極端なわし鼻や上向きの鼻だった場合、目元や口元よりも鼻の印象が強く残ります。理想は、鼻の印象が残らない小さく綺麗な形をした鼻です。
とはいえその方のお顔の印象に合う鼻の形はありますので、整形後の明確なイメージがない方には、その方に似合う忘れ鼻をこちらからご提案しています。
自然な仕上がりにするためのコツは何なのでしょうか?
やりすぎないための美的センスと、それを再現する能力です。
一般的にバレる整形というのは、高くしすぎたり小さくしすぎたりと、やりすぎているケースが多いように思います。
やりすぎないために必要なのは、美しい鼻の形をデザインする美的センスと、そのイメージを再現する技術力です。
私は美的センスを磨くため、一般的に美しいと言われている人達の顔をたくさん観察してきました。やはり美しいと言われる人の鼻には、共通点があるのです。その共通点を見つけ出し、そして症例を重ね、自然に美しくするための技術を磨いています。
いろんな施術を組み合わせると、金額はその分アップしてしまいますよね?
「定額鼻整形」を利用すれば、低額かつ安全に手術を受けることができます。
綺麗な形の鼻を実現するためには、いくつかの外科施術を組み合わせる必要があります。そこで当院では、複数の外科施術をいくつ組み合わせても50万円でご提供する、定額鼻整形を取り入れています。
これは、お客様にお得に満足していただきたいという気持ちももちろんあるのですが、一番は安全面を考慮してのことです。
というのも、鼻先には動脈が集まっており、手術をすることで血流は減少します。これを何度も繰り返すことにより血流障害のリスクが高まり、最悪の場合鼻が壊死してしまう恐れがあるのです。そのため当院ではこのような定額制度をご用意し、鼻の整形手術はできる限り一度で済ませることをおすすめしています。
鼻整形のダウンタイムは3日間がピーク
術後は、腫れや日常生活への支障は出ますか?
術後3日間がピークで、それ以降は楽になります。
鼻ギプスをするような手術の場合、腫れのピークは術後3日間で、一週間後に行う抜糸時には8割の方は腫れが引いています。ただ、抜糸までは患部を濡らすことは避けなければならないため、日常生活には多少なりとも支障が出るというのは知っておいていただきたいです。
その間、内側から圧迫するために鼻にレティナと呼ばれる詰め物をしていただくのですが、これが苦しくて辛いという方がよくいらっしゃったため、当院では穴の開いた形状のレティナを採用し、鼻呼吸できるようにしました。そのため、呼吸にはそれほど支障はないと思います。
なお、ダウンタイムのピークは3日間ですが、外科手術を行っているため、1~3か月ほどは違和感が残ると思っていただいた方がいいでしょう。
鼻の整形手術のリスクや、痛みはありますか?
リスクはゼロとは言い切れませんが、万が一のことがあっても適切に処置ができるよう万全な体制を整えています。
痛みについて、当院では術後に耐えられないほどの痛みを感じる方はほとんどいません。手術は静脈麻酔をして眠って行うことが多いため、術中は無痛です。また、術後も痛み止めをお渡ししているので、それで十分しのげることが大半です。
リスクについては、先ほどもお話した血流障害があり、鼻整形を繰り返すことでリスクは上がります。また、縫い方や切開する箇所で極力目立たないようにはしていますが、傷跡が残るリスクもゼロではありません。また、どの手術でも認知されているリスクとして細菌感染が挙げられます。
とはいえ、予防できることは全て取り入れていますし、万が一感染が起きた時にも適切な処置を徹底していますので、リスク回避についてはお任せいただければと思います。
鼻整形は、もっと気軽に受けられるものだということを広めていきたい
開業されるまでの、先生のご経歴について教えてください。
まずは、心臓血管外科で手術と麻酔のテクニックを鍛えました。
医師になってすぐに入職したのは、心臓血管外科でした。心臓血管外科は縫ったり切ったりという手技があらゆる外科の中で一番多いとされている診療科目で、細かい手技は徹底的に叩きこまれました。
また、2009年に入職した麻酔科では全身麻酔を200症例以上担当しました。全身管理は、大掛かりな美容整形をする上では必要不可欠なので、麻酔科で得た知識と経験は大いに活きています。
その後、美容外科医になったのが2011年です。当時は開業しようという気はなかったのですが、ちょうどその頃に経営者の知人と知り合う機会が増えたことで刺激を受け、私も理想を全て詰め込んだクリニックを作りたいと考え、開業しました。
なぜ、鼻整形を極めようと思ったのですか?
鼻整形に抵抗がある方に、本当はナチュラルかつ安全にできることを知ってもらいたかったからです。
開業を考え始めた当初は、鼻整形は医師にもお客様にも敬遠されていました。難しく、満足してもらいにくいジャンルだと言われていましたし、お客様側からしたら鼻整形はバレやすいというイメージが強かったのではないでしょうか。
しかし、鼻は顔の中央にある部位であり、顔整形では大変重要な要素です。あらゆる症例を見ながら、もっとできるはずだと思い鼻整形の研究を始めました。
そして研究するほどに、整形だとバレない自然な仕上がりを実現できるようになりました。それが本当にお客様が求めているものだという確信もありましたので、「鼻整形はこんなに自然に仕上がる素晴らしいもの」ということをより多くの方に知ってもらいたいと思ったのです。
来院を検討されている方にメッセージをお願いします。
鼻整形に先入観があって尻込みしている方には、是非相談だけでも足を運んでもらいたいです。
当院では、ナチュラルかつお客様が求める理想的な仕上がりをより極めるため日々研究を重ね、常に高い技術力を保っております。わかりにくいことがないよう、カウンセリングでは絵をかいて説明をするなど、一方通行にならない伝わりやすさも大事にしています。
「お客様を世界一大切にするクリニック」を理念に掲げ、本当にその方に役立つ効果の高い治療を、受けやすい価格で受けていただくのがモットーです。それで満足いただけることがまた、鼻整形の偏見を変えていくことに繋がるのではと考えています。
鼻にコンプレックスがあるもののなかなか一歩を踏み出せないという方は是非、まずはお気軽に相談だけでも足を運んでみてください。