「患者さんを確実に綺麗にします！」皮膚科医出身の医療ならではの無駄のないシミ・シワ治療 | フォーエバースキンクリニック 洲鎌 紫乃美先生

昔から長く通ってくださっている方が非常に多く、患者さんの多くがリピーターです。また、当院は集約のための広告を打ったことがなく、新しい患者さんは既に来ていただいている患者さんのご紹介で来ていただくことがほとんどです。

当院にご相談に来られる方の多くは、土地柄もあってか既に肌が綺麗で、今よりもさらに美しくなりたい意識がとても高い方々です。希望される施術は、顔の造形を大きく変える外科手術ではなく、肌を完璧な状態を目指す肌治療をいただくことが多いです。

また、ありがたいことに大抵の患者さんがインターネットの情報よりも私の診断に信頼を置いてくださっているため、「YAGレーザーがやりたい」などといった手法のご要望はなく、「この薄いシミを取るために最適な治療をお願いします」といった形でお悩みに対する治療を自由に任せていただけるケースがほとんどです。

ジェネシスとは、ロングパルスYAGレーザーを用いたレーザー治療のことで、ダウンタイムのない施術になります。

真皮層の上層に熱を加えることで、肌の代謝が促進され、自然治癒力によって毛穴を閉じたりキメを整えたりする効果が期待できます。また、赤みの原因である毛細血管を壊すこともできるので、赤ら顔や酒さを落ち着かせられます。

それだけでなく、角質を破壊するピーリング効果や、脱毛の効果を期待できるのも嬉しいポイントです。

このジェネシスという機械には、シミを取る効果はなく、肌のベース力を強めるための施術です。見違える効果がすぐに出るわけではないので、元々肌が綺麗で、より一層綺麗な肌を目指す患者さんが多いクリニックでは非常に人気が出る機械です。一方で一般のクリニックさんではそこまで人気がなく、置いているクリニックは少ないです。

肝斑には「肝斑のゴールデンスタンダード」と呼ばれるトレチノイン・ハイドロキノン・トランサミンの3点外用で治療することが多いです。表皮は1ヶ月で生まれ変わると言われていますので、3ヶ月の間ゴールデンスタンダードの使用を続けることでシミは改善するでしょう。

また肝斑の場合、レーザートーニングも可能ですが、レーザーの出力が強すぎると白抜けしてしまうことがあります。適切な出力を見定めることは難しいため、外用剤だけで治療を行うクリニックが多いところ、当院では患者さんの状況に応じて判断し、適切な出力でレーザートーニングを行っています。

色素沈着によるシミはニキビ跡を指しますが、炎症性のもので、触ってはいけないシミです。このシミを解決できる治療はないため、そのまま触らずに放っておくことが最良です。

ニキビを触ると赤くなり、その赤みが1ヶ月かけて黒くなっていきます。3〜6ヶ月後には黒い色素沈着のシミは大方消えます。しかし、ニキビが出来やすい人はその間にまた新しいニキビができることが多いので、色素沈着をきたしやすい肌質の方はニキビの繰り返しによって顔中に黒いシミが増えていくというケースが大半です。

したがって、ニキビができてしまった時も、そのニキビが跡になってしまってからも、特別な施術を行わずにできる限り触らないことを心がけ、放っておくことが重要です。

他院では色素沈着にハイドロキノンやピーリングを勧められることが多くありますが、強い薬であるため刺激を与え逆にニキビ跡が悪化させてしまうケースもあるので注意が必要です。

肝斑と色素沈着性シミや、日焼けのシミなど別のタイプのシミが重なっていることを、重層タイプのシミと呼んでいます。重層タイプのシミに強いレーザーを使うことができません。なぜなら肝斑であれば強いレーザーは白抜けの原因になりますし、色素沈着性シミに強い出力でレーザーを当てると刺激になり、悪化する可能性があるためです。

そのため、まず始めに外用剤で薄くした上で出力を弱めたレーザーを当てるなど段階的な治療計画が必要になります。

過去に重層タイプのシミに悩んでいた患者さんには、まず肝斑治療と同じくゴールデンスタンダードの外用剤を使用しました。その後、弱目のレーザーでシミを焼き、最後にイオン導入で美白に有効な成分を真皮層に浸透させシミを取りました。

まず、治療方針を決めるためにシワができている要因を突き止める必要があります。表情の癖によるもの、脂肪の弛みによるものなど、考えられる多数の要因の中から突き止めた上で適切な治療を行います。

例えば、額のシワに悩まれている方は、眼瞼下垂であることが多く、外科手術が必要です。当院で処置は行えないですが、必要に応じてこのように他院をご紹介することもあります。

次に、マリオネットラインのシワは頬の脂肪が多い方に見られ、脂肪が垂れ下がることによって発生するため、頬の脂肪を溶かす提案をします。この場合、当院内での施術が可能です。

さらに、目尻や眉間のしわにはボトックス注射が標準的な治療であり効果も高いです。

上記に当てはまらない、小さな薄いシワについてはエレクトロポレーションを使用することが多いです。エレクトロポレーションは保湿のイメージが強いと思いますが、使用する薬剤によって効果が変わり、シワ対策にも有効な機械です。患者さんの年齢や表情筋の使い方、シワの場所によって、選んだ薬剤をエレクトロポレーションで導入することと顔の筋肉のコリが取れ、シワが改善されるのです。

エレクトロポレーションは美容クリニックだけではなくエステでも使うことができる機械です。重要なのは、機械自体ではなく導入する薬剤であり、当院では薬剤を調合することで確実に肌のトーンアップが期待できるような施術をご提供しています。

実際に施術を受けた患者さんは、施術後に手持ちのファンデーションと肌の色味が合わなくなるほど変化が見られたと喜んでいました。

ちなみに一般的に売られている薬剤や、エステで使用できる薬剤は効果が薄いものがほとんどと言われています。そのため、当院のように薬剤を調合できるような経験を積んだ医師が在籍するクリニックで施術を受けることをお勧めします。

当院に来られる患者さんのお悩みを早く確実に解消したいと思っているので、不要な治療や悩みの解消につながらない治療は絶対に提供しません。聞いたところによると一部のクリニックでは、ベストな治療があるとわかっていながらも、病院の都合で別の施術を行うケースや、やる必要のない施術を高額で勧めることもあるそうです。そもそも、当院は経営が安定しているため、信頼を失ってまでアップセルの提案をする必要はありません。

また、皮膚の疾患は皮膚だけではなく、他の部位に問題があって皮膚に異常を来しているケースもあります。悩みの原因が皮膚ではなく、臓器や血液など他の部位にあると判断した場合は専門の病院をご紹介しています。このように無理に当院内でできる施術を探して受けさせるようなことはしないため、信頼が積み重なっているのだと思っています。

東京の美容クリニックは、皮膚科医以外の医師が運営しているケースが多く散見されますが、皮膚科医以外が皮膚治療を担当すると、診断を見誤る可能性が高くあります。

例えば、肝斑は皮膚科出身の医師でも間違えることがあるほど難しく、他の科出身の医師ではなおさらです。肝斑を見誤って治療を行うと白抜けしたり数年後に黒くなるなどの影響が考えられます。

皮膚科出身だからこそ慎重に確実な診断ができるのは強みであると考えています。