「あなたの希望が治療のゴールです」バレないヒアルロン酸注射・クマ取りと360°美しい鼻整形とは?| MIL CLINIC OSAKA:岩脇 槙佑 先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー
ヒアルロン酸注射では、どのようなご要望の患者さんが多くいらっしゃるのでしょうか?
周りにバレずに施術を受けたいというご相談が多いです。
ヒアルロン酸注射は腫れや内出血がほとんどないため、周囲にバレにくいです。また、万が一気に入らなくても、溶かして元に戻せるため、低リスクで悩みを改善したい方から多くのご相談をいただいています。当院には、関西だけでなく、遠方や海外からも患者さんが来院します。
人気のヒアルロン酸注入部位は目の下と頬下です。目の下への注入はクマ取りとしておこない、腫れが少なく、バレにくいのがメリットです。
頬下への注入は、加齢による頬のこけの改善に効果的です。頬がこけて疲れているように見えやすい方でも、顎下にヒアルロン酸注射を受けることで、輪郭がきれいになり、若々しい印象になります。
リフトアップしていないのにリフトアップしたかのような効果が得られるので、ヒアルロン酸注射は満足度の高い施術です。
また、加齢が進むと、顎の骨が減少して口周りに影ができやすいですが、ヒアルロン酸を口周りへ注入し影をなくすことで、若々しい印象になります。満足度が高く、「なぜもっと早くやらなかったのだろう」という声をいただきますよ。
ヒアルロン酸注射でのこだわりを教えてください。
自然な仕上がりと顔全体のバランスを考慮した注射を意識しています。
1番こだわっているのは、ヒアルロン酸が入っていると感じさせない自然な仕上がりです。そのためには、顔全体のバランスを考慮することが大切です。
ヒアルロン酸注射をすると、注入した部位の凹みは改善しますが、その周辺が凹んで見えやすくなります。そのため、注入箇所だけでなく顔全体の印象を考えながら、凹んでいる箇所だけでなく、その周りにもグラデーションになるよう注入します。
目の下へのヒアルロン酸注射は、非常に難易度が高いです。注入量が多すぎたり、注入箇所が浅すぎたりすると凹凸ができ、不自然な仕上がりになってしまいます。
そのため当院では、ヒアルロン酸の量を最小限に抑え、できるだけ深い層に注入することで、自然な仕上がりを実現しています。
また、頬下へのヒアルロン酸注射は、術後の変化を考慮しながら施術をおこないます。頬は地面に対して垂直な面なので、重力により施術後に注入箇所が少し下がります。施術では、どの程度下がるかを予測しながら、注入量を調整していますよ。
若返りのクマ治療。裏ハムラ法で明るい印象へ
クマ治療ではどのような治療をおこなうのでしょうか?
眼下脂肪を凹みに移動させる、裏ハムラ法を打診することが多いです。
クマ治療を受けると、顔の印象が大きく変わるため、「人相が悪く見える」「疲れて見える」「老けて見える」などとお悩みの方におすすめです。当院では、10代〜70代まで、年齢や性別に関わらず多くの方にクマ治療をおこなっています。
クマ治療の中でも、打診することが多いのが裏ハムラ法です。裏ハムラ法は、目の下にある眼下脂肪をクマの原因となっている凹みに移動させる施術です。
眼下脂肪は量が少なく、脱脂術のように脂肪を取り除いてしまうとシワの原因になってしまいます。一方、裏ハムラ法では、元々ある脂肪を移動させるだけなので、シワが生じる心配がほとんどありません。
さらに、異物や脂肪の注入、脂肪除去がなく、傷も目立たないため、比較的リスクが少ない施術と言えます。
ダウンタイムも短く、1週間ほどです。腫れや内出血は、マスクやメガネで十分に隠せる程度なので大きな問題にはなりません。また、強く擦るなどをしない限り、術後の痛みも基本的にありません。
ただし、眼下脂肪が十分にない場合には、裏ハムラ法を提供できません。そのような場合でも、脂肪を下からリフトアップするミッドフェイスリフトを併用することで、きれいなクマ治療が可能なので安心してくださいね。
先生がクマ治療でこだわっていることを教えてください。
麻酔をしっかり効かせることと、内出血や腫れを少なくすることです。
麻酔の効果には個人差があるため、安心して施術を受けられるよう、適切な麻酔薬を選ぶようにしています。そうすることで、ぐっすり眠っている間に施術が終わり、施術中の痛みはほとんどありませんのでご安心ください。
また、内出血や腫れを抑えるために、可能な限り短時間で施術を終わらせるようにしています。これにより、ダウンタイムの軽減だけでなく、手術中のトラブルリスクの軽減も可能です。
目指すのは360°どこから見てもきれいな鼻
鼻整形ではどのようなご相談が多いのでしょうか?
小鼻縮小と団子鼻の解消のご相談が多いです。
小鼻縮小では、小鼻の丸みの解消だけでなく、鼻の穴の大きさのバランスを考慮した施術をおこなっています。そして、コンセント鼻と呼ばれる、不自然に細く直線的な鼻の穴にならないようにしています。
コンセント鼻は基本的に修正ができず、修正したとしてもきれいな仕上がりにはなりません。そのため、施術では、単純に外側から小鼻を削るだけでなく、内側から削る施術も組み合わせておこないます。
団子鼻の解消では、どの方向から見てもきれいな仕上がりを意識しています。鼻は立体的な形をしているので、正面だけを見て施術をおこなうと、横から見た時に不自然な形になってしまいます。
そういったことがないよう、施術前にシミュレーションしながら、患者さんとデザインの確認をおこないます。
治療方針を決める際には、鏡を見ながら本人の希望を伺い、患者さんが満足できる治療のゴールを設定します。美容整形は病気の治療ではないので、患者さんが満足できればそれが正解だと思っています。そのため、リスクへの許容範囲や予算、治したい箇所などをもとに、最適な治療を打診しています。
鼻整形のクリニック選びのポイントを教えてください。
症例写真と細菌感染への対処法を確認するようにしましょう。
鼻の形の好みは人それぞれで、実際、患者さん同士でも真逆の要望をもたれることもあります。そのため、クリニックを選ぶ際には、SNSで症例写真を見て、自分の好みの仕上がりかを確認するのがおすすめです。
さらに、細菌感染への対処も確認していただきたいです。鼻先の手術で細菌感染が起こると、場合によっては治療結果が台無しになってしまいます。そのため、細菌感染への対処は、迅速な判断と対応がとても重要です。
当院では、細菌感染が疑われたら様子見はせず、抗菌薬の点滴をおこないます。内服薬もありますが、吸収率が大きく下がるので、点滴での治療にこだわっています。
そのほかに、鼻先をつんとさせたい場合は異物ではなく軟骨を入れること、1種類の施術しか受けつけていないクリニックは選ばないことなども、鼻整形を検討する際の大切なポイントです。
治療方針は患者さんの希望が第一
先生のご経歴を教えてください。
一般病院で細菌感染や合併症への対処を学びました。
大学卒業後、大阪と京都の病院で研修を受け、同時期に救急病院の整形外科でも働いていました。日本整形外科学会の専門医を取ったあとは、大手美容クリニックで勤務し、その後MIL CLINIC OSAKAを開業して今に至ります。
一般病院では、手術後の細菌感染や合併症への対処を学びました。この頃の経験が、現在の安全な施術や、万が一トラブルが起きても対処できるという自信につながっています。
また、大手美容クリニックでの勤務時代に、細部までこだわる姿勢を学び、今の診療に生きていると感じています。
患者さんとのコミュニケーションで意識していることはありますか?
患者さんの希望を尊重しつつ、必要に応じて自分の意見も伝えることです。
意識しているのは自分の考えを押しつけないことです。実は、美容医療の正解は医学的・技術的な正しさとは異なることも多いです。たとえば、仕上がりの完成度よりも腫れの少なさのほうが大切な人もいるため、患者さんの意思を尊重して治療方針を決めています。
ただし、すべての選択を任せてしまうと不安を感じさせてしまうので、必要に応じて医師としての意見を伝えています。
なにか治療について気になることがあれば、気軽に聞いていただきたいです。疑問点や患者さんの希望を伝えてもらうことが1番大切だと思っていますので、まずはご相談いただければ嬉しいです。