先進の歯科設備で確実な診断と痛みが少ない治療を提供。難易度の高い親知らずの抜歯やむし歯治療に定評あり|千賀デンタルクリニック 町田東急ツインズ医院:稲谷 竜馬 先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー
クリニックのコンセプトを教えてください。
患者様の不安を取り除き、一人ひとりに合った良質な医療を提供することです。
思いやりを持ち一人ひとりに合った医療を提供することと、患者様の不安を取り除けるような優しさに溢れた医院であることが、当院のコンセプトです。
歯科医院というものに、恐怖心や不安を感じる方は多いのではないでしょうか。当院では、恐怖や不安を取り除くために丁寧なカウンセリングを実施しています。治療内容の説明、治療期間、費用の概算の説明をし、患者様と確認し合いながら治療を進めていきます。
不安を取り除く方法の一つとして大切にしているのは、患者様にまずご自身の歯の状態について知っていただくことです。口腔内カメラで撮影した写真を患者様と見ながらどこをどう治療するべきかを説明し、相談する時間をしっかり取るようにしています。
そして医師の独断ではなく、患者様と一緒に治療のゴールを決めることを徹底しています。
クリニックの特徴を教えてください。
新しく開院したこともあり、先進的な歯科設備が揃っています。
当院は新しくできたクリニックということもあり、先進的な歯科設備が揃っています。CT、マイクロスコープ、電動の麻酔などの最新の設備で、確実な診断と痛みが少ない治療を徹底しています。
また、年中無休で土日診療をおこなっているのも当院の特徴です。急な痛みが出てしまった時や、平日お越しいただくのが難しい場合にも足を運びやすいと思います。
もし難症例と判断した場合も、千賀グループ内で専門医を紹介できます。また、大掛かりな外科処置が必要な場合は、提携先の大学病院をご紹介させていただきます。どのような症例にも対応可能ですので、歯のことでお悩みの方にはぜひご相談いただきたいです。当院には親知らず抜歯の専門家である日本口腔外科学会専門医・認定医・会員が在籍しており、とくに親知らず抜歯を得意としています。
丁寧かつスピーディな、専門医による親知らず抜歯
そもそも、親知らずは抜いた方が良いのでしょうか?
隣の歯のむし歯の原因になることもあるため、抜歯した方が良いケースが多くなります。
親知らずは一番奥に生えているため磨きにくく、むし歯や歯周病の原因になることがあります。生え方によってベストな選択肢は変わってくるものの、炎症を繰り返したり磨きにくさを感じたりしている場合は抜歯した方が良いことが多いです。
また、親知らずの手前の歯を守るという意味でも抜歯するメリットは大きいです。親知らずが磨きにくいことで、健康な隣の歯もむし歯や歯周病のリスクが高くなります。
ただし、親知らずは全て抜けば良いというわけでもありません。正常に生えて機能している場合や、ブリッジなどの土台として利用できる場合は、残しておいた方が良いこともあります。
親知らず抜歯にリスクはあるのでしょうか?
抜歯後の痛みと腫れや、後遺症などが挙げられます。
抜歯後は麻酔が切れた後から痛みが発生し、3日~1週間ほど腫れが続くことがあります。リスクとしては、下顎の親知らず近くに通っている神経の損傷や圧迫によって、顎や舌が痺れる後遺症が残るケースが挙げられます。
リスクを軽減するためにも、まずは歯や骨の奥行きや幅などを詳細に把握できる歯科用CTで、神経と歯根の位置を確認することが必要不可欠です。さらに、細菌感染により術後の腫れや痛みが悪化することがあるため、使用する器具を適切に滅菌することも重要です。
当日でも、親知らず抜歯は可能でしょうか?
症状によっても変わりますが、当日抜歯も可能です。
難易度の低いものでは、診察当日に15分〜30分程度で抜歯することが可能です。
炎症が起きて腫れている場合や、難易度の高い生え方をしている場合などは、初回は応急処置で痛みを抑え、1~2週間後に抜歯となるケースが多いです。
抜歯にかかる時間は生え方によりさまざまで、上顎は比較的簡単に抜けますが、下顎は骨が硬く神経が近いことで難易度の高い抜歯となります。さらに、下顎は横に生えていたり歯茎に埋まっていたりすることも多いため、歯や骨を削ったり砕いたりする処置が増えることで、一般的には下顎の方が時間を要します。
親知らず抜歯のこだわりについて教えてください。
滅菌を徹底した器具を使用し、痛みを極力抑えた治療をしています。
CTを使って安全に抜歯することはもちろん、痛みや腫れの悪化を防ぐため、全ての器具を使用直前まで滅菌袋に入れ、綺麗な状態で使うことを徹底しています。
また、痛みを極力取り除くことが当院の方針であり、麻酔にもこだわりがあります。患者様がご希望の場合は、麻酔前に表面麻酔を塗布することで、注射の痛みを和らげます。麻酔注入時には最も細い注射針と、注射スピードが一定の電動注射器を使用し、痛みが出ないよう十分配慮しています。
痛みを極力取り除いたむし歯治療
むし歯治療へのこだわりを教えてください。
痛みが極力出ないよう配慮した治療をおこなっています。
むし歯治療では、歯を削る際に水をかけながらなるべく熱が出ないように冷やし、ゆっくりと削っていくことによって、より痛みが出にくい処置を心がけています。この丁寧な工程が、痛みが出にくいポイントです。
また、むし歯を取り残すことなく、かつ削る箇所を最小限に抑えられるよう、むし歯のみ染まる薬剤(う蝕検知液)を使用しながら適切に削っていきます。
親知らず抜歯と同じように、麻酔は表面麻酔や電動麻酔を使用し、痛みを極力感じさせない治療を徹底しています。場合によっては、うたた寝をしているような状態で治療を受けられる静脈内鎮静法をご提案させていただくことも可能です。痛みが気になる方はぜひ、ご相談ください。
詰め物にはどういった種類があるのでしょうか?
大きく分けて、セラミック、樹脂、銀歯の3種類です。
むし歯で歯を失ってしまった箇所は詰め物を使用し形を回復していきます。むし歯の範囲が小さければ樹脂を用いて1回で治療できますが、むし歯の範囲が大きくなるとセラミックや銀歯を使用する必要があります。
銀歯は保険適用ですので費用を抑えられますが、見た目やむし歯の再発リスクなどのデメリットがあります。セラミック治療では、見た目がきれいになるのはもちろんですが、むし歯の再発のリスクを最小限に抑えることができます。
セラミックとは陶器のことで、歯科以外だと食器や洗面台など汚れが付きやすい箇所に使用されています。これは、セラミックは変形が少なく、かつ表面が滑らかで汚れが落ちやすい為です。この性質のおかげで、お口の中でも銀歯やプラスチックよりもセラミックは汚れが付きにくいです。また、セラミックは銀歯の場合と型取りや接着に使用できる材料が異なるため、より精度が高いものを作成できます。
精度の高さはとても重要で、接着剤や銀歯の劣化によって自分の歯との間に隙間が空いてしまうと、その隙間からむし歯の細菌がかぶせ物の下に入り込んでしまいむし歯が再発してしまうことに繋がります。何度もむし歯治療を繰り返していくとその度に自分の歯が減っていってしまいますので、一度治療した歯はなるべくむし歯を再発させないことが将来に渡って自分の歯を残していくうえで非常に大切です。
セラミック治療をすることによって自分の歯を長く使っていけるというメリットがあります。どの治療法が適応かは歯の状態によって変わりますので、患者様と相談しながら最適なものをご提案していきます。
むし歯を予防するためには、どのようなことが大切なのでしょうか?
毎日の歯磨きと、定期的なメンテナンスです。
一番大切にしていただきたいのは、毎日の歯磨きです。歯と歯茎の境目や歯と歯の隙間は特に汚れがたまりやすく虫歯や歯周病が進行しやすいため、フッ素が入った歯磨き粉や歯間ブラシ、フロスなど補助的な器具を使うことが歯の健康を保つうえで非常に重要です。
また、定期的なクリーニングも綺麗な歯を保つためには欠かせません。3か月から半年に1回程度のメンテナンスをすることによって自分では除去できない歯石の除去や、普段からお手入れが難しいところの確認、効果的な磨き方などお伝えすることができます。
むし歯を繰り返さない診療を大切にしたい
院長に就任される前は、どういった経験を積まれてきたのでしょうか?
被せ物やインプラント治療をメインにおこなってきました。
長崎大学を卒業後、神奈川や東京にある医療法人で臨床の経験を積み、補綴治療やインプラント治療をメインに取り組んできました。
当院のグループにはかぶせ物を作る技工所が併設されているため、被せ物や入れ歯を作製するスタッフと連携が取りやすく、より精度の高い被せ物の作成ができます。
被せ物の精度が低いと自分の歯との間が開きやすくなり、その隙間からむし歯が広がってしまうことがあります。そのため、なるべく自分の歯との隙間が生じないようぴったりと合った被せ物を作製することが重要です。当院でご提供する被せ物の精度には、私のこれまでの経験が大変活きていると自負しております。
診療で大切にされていることは何でしょうか?
むし歯を繰り返さないような診療をおこなうことです。
歯の状態をご自身で確認することは大変難しいことですが、重要なことでもあります。歯の状態を正確に把握していただくことで、歯を守る重要性をご理解いただくことを目指しています。
また、むし歯を繰り返さないためにメンテナンスにもぜひお越しいただければと思います。むし歯治療を繰り返すとどんどん歯は削れてしまいます。定期的にメンテナンスすることで、むし歯を食い止めるお手伝いをさせていただきます。
同じ歯の悩みであっても、その歯をどう治していきたいかは患者様によって考え方が異なるものです。まずは患者様の考え方についてお話を伺い、その方に合ったオーダーメイドの治療を一緒に模索していけたらと思っています。歯についてのお悩みならどんなことでも対応可能ですので、お気軽にお越しください。