歯科と美容皮膚科がきれいをお届け。2人の安藤先生が提案する新しいクリニックの形とは？｜あんどう歯科・美容皮フ科：安藤 雄基先生　安藤かおり先生

大学卒業後は総合病院で研修をしました。そこでは、歯科だけでなく、麻酔科、外科、耳鼻科など全身の管理について学びました。その後、勤務した一般の歯科医院でセラミックなどの自費の治療や審美歯科に興味を持ち、自費診療についても学び始めました。こうした経緯から、当院では審美歯科と矯正治療に力を入れています。

こだわっている点としては、治療前に十分な説明をすることです。むし歯治療にはさまざまな方法があるので、その方に合った治療方法をご提案します。そのうえで、保険治療や自費治療、治療回数などについて、メリット・デメリットをしっかりと説明することが大切です。

治療時の痛み対策では、麻酔注入前に麻酔注入箇所に表面麻酔をかけて注入時の痛みを抑える、可能な限り刺激がないように注入するなどの工夫もしています。

ハイブリッドポリリンホワイトニングでは、ホワイトニング前に歯を強化する施術を行う方法です。通常のホワイトニングよりもしみることが少なく、高濃度のフッ素を浸透させるのでむし歯予防にもなります。また、歯のコーティングも行うので、ホワイトニング後に汚れがつきにくく、効果が長持ちするといったメリットがあります。

自然な範囲で歯を白くしたい方には3回程度、徹底的に白くしたい方や白さをキープしたい方には月に1回の継続的な治療がおすすめです。白さの持続期間については、その方の生活習慣によって異なりますが、はじめに短期間で5回ほどホワイトニングを受けていただくと長持ちしやすくなります。ホワイトニングの効果は個人差が大きいので、衛生士さんと相談をしながら、頻度や回数などを決めます。

当院では、マウスピース矯正とワイヤー矯正の2つを提供しています。マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて目立たないので、見た目を気にする方におすすめしています。ただ、2〜3年間、1日20時間以上つける必要があるので、管理する負担が大きいのがデメリットです。そのため、管理に手間をかけたくない方には、ワイヤー矯正を打診します。

単独の装置で治らない場合や、両方使ったほうが早く終わる場合には、2つの方法を併用することもできますよ。

治療で意識しているのは、患者さんが一番気にしているところを治すこと、しっかりと噛めるように矯正することです。矯正の専門医などと相談しながら、最適な治療計画を立てていきます。

矯正治療には自信がつく、ご飯が食べやすくなる、歯磨きがしやすくなる、歯周病やむし歯のリスクが抑えられるなどのメリットがありますよ。

最近は、顎が小さくて歯が大きい子が多い印象です。永久歯が生えるスペースが足りない場合には、顎の成長を促すような小児矯正を行います。

マウスピースやワイヤーなどを使って、永久歯が生える土台をつくり、大人になった時に歯がきれいに並ぶように治療をします。見た目は矯正器具によって異なりますが、あまり目立たないことが多いですよ。

研修時に、皮膚の状態から病気を診断ができる皮膚科に興味を持ちました。また、治療効果が目に見えてわかるので、患者さんにとても喜んでいただけるのが魅力的でしたね。その後、皮膚科専門医の資格を取りました。

美容皮膚科もやるようになった理由は、保険診療ではシワやシミの治療ができなかったからです。一般皮膚科と美容皮膚科の両方をやっているクリニックで勤務していたので、そこで美容皮膚科の勉強をし経験を積みました。その後、自身のクリニックを開院して今に至ります。

ボツリヌストキシンを主成分とした薬剤を注射することでシワやエラの解消、フェイスラインのリフトアップなどの効果が期待できます。3〜4カ月で効果が切れるので、継続的に通われている方が多いですね。カウンセリング時にその方の表情や癖を診ながら、ボトックスの濃度や量、注射する位置などを決めていきます。

施術時に意識しているのは、表情がこわばらない、自然な仕上がりです。注入量を記録し、仕上がりや患者さんからのフィードバックをもとに、次回以降の注入量や濃度を調整していきます。

ヒアルロン酸注入はボリュームロスを補う治療です。年齢とともに顔の骨が小さくなることで、骨の上にのっていた脂肪や筋肉などが下がってしまいます。それによりできたシワの溝や凹みにヒアルロン酸を注入することで、お悩みを解消していきます。

痩せ型のお顔の方や「昔はもっとふっくらしていた」「こんなシワはなかった」とお悩みの方におすすめですよ。

カウンセリングでトラブルの原因を説明し、その方の顔に合わせた治療をしていきます。ヒアルロン酸は1〜2年で減っていくので、1年おきの注入がおすすめです。注入量は3cc程度が多いです。ただ、10歳〜20歳若返りたい場合には、数回に分けて10cc注入することになります。

患者さんが一番どこを気にしているのかを把握し、そのお悩みを改善できるような提案をすることを心がけています。注入箇所や量を変えながら、その方が求めているものを再現するイメージですね。

おすすめの注入箇所は、こめかみからほお下までの高さの範囲です。そこから治療を始めることで、より大きなリフトアップ効果が期待できます。

また、若い方で「たるみは強くないが顔の印象を変えたい」場合には顎への注入がおすすめです。特に顎が小さい方は、ヒアルロン酸注入によって、フェイスラインや横顔のラインの改善が期待できますよ。

糸リフトは糸を使って脂肪を移動させる施術です。例えば、ほうれい線のっている脂肪を上に持ち上げることでほうれい線を解消するなど、たるみに特化した施術で治療の効果を実感しやすいのがメリットです。

一方、ショッピングリフトは複数の糸を使って肌質を改善する施術です。口の横などに糸を格子状に入れてたるみを押さえ込みます。糸の刺激によってコラーゲンの生成が促され、たるみにくい肌質に変わっていきますよ。

ダウンタイムは1週間が目安で、数日間、内出血や痛み、話しづらさが出ることがあります。効果の持続期間は1年程度です。

当院のコンセプトは関わる人たちが幸せになるクリニックです。歯科では安藤 雄基先生を中心にスタッフ一同工夫して、安心して治療を受けられるような環境を整えています。

美容皮膚科では安藤かおり先生が中心となって、患者さん1人ひとりに合った施術を提供していますよ。歯科と美容皮膚科で協力しながら、治療に取り組んで参りますので、気軽に相談しに来てくいただけたらと思います。