hanaravi(ハナラビ)というサービスを作ったきっかけを教えてください。
通院不要&業界最安値クラス!手軽に始められるhanaravi(ハナラビ)のマウスピース矯正サービスとは? 各務康貴先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー
歯科矯正で見た目を綺麗にしながら、患者さんの将来の病気予防に繋げたいと思ったからです。
元救急病棟の医師である私は、糖尿病や認知症などの様々な基礎疾患を持つ患者が繰り返し入院する問題に直面した際、予防を通じて医療現場の負担を軽減したいという想いへと繋がりました。日本の救急医療が人手不足と予算不足に苦しむ中、私は政策への関与を考え始めましたが、ビジネスを通じて解決策を模索するべきだとのアドバイスを受け、医師として働きつつ事業会社に入社して必要な知識とスキルを身につけました。
その後、審美だけでなく病気予防にも繋がる領域である歯科矯正に注目し、マウスピース矯正サービスを立ち上げました。
歯科矯正から始めた理由を詳しくお聞きしたいです。
歯並びがよければ審美的に見た目がよくなるだけでなく、さまざまな病気や身体の不調の予防にもつながるためです。まずは美容からはじめていただき、最終的に予防に繋げられるようにしたいと考えています。
日本において予防医療への支出が控えめな一方で、見た目の改善には積極的に投資する傾向があり、美容をきっかけにすると関心を持ってお金と時間を使っていただけることがわかりました。そこから、見た目を整えながら病気の予防にもアプローチする歯科矯正に注目しました。
たとえば、歯並びがよければ審美的に見た目がよくなるだけでなく、一例として磨き残しが減り、結果的に歯周病予防になるなどの効果があります。歯周病は糖尿病・認知症・若い方でも低体重出産や早産などを引き起こす可能性があります。「見た目綺麗にする」ということは切り口の一つに過ぎず、結果的に予防につなげることが重要です。
同じような切り口の変化によって予防へ誘導している例としては、高齢者の場合、リハビリ目的での施設利用は消極的な傾向が見られる一方で、同じ施設でカジノや麻雀のようなコンテンツを変えることで積極的に参加されるように、頭を使ってもらって手を動かしてもらうという同じ目的でも、切り口を工夫することで比較にならないほどモチベーション高く予防へ誘導できるのです。我々もそういった切り口を多数用意しながらマウスピース矯正の他にもオンライン診療など他の医療分野も展開しています。
マウスピース矯正の治療期間はどのくらいですか?
平均8ヶ月、早いと2〜3ヶ月で終わります。ただし、装着時間をしっかり守ることが重要です。
マウスピース矯正は、平均8ヶ月ほどで終わる方が多い印象です。中には〜3ヶ月で終わるような方もいます。マウスピースはひとつ一つの歯の動きや角度を細かく設計できるのが強みで、意外と早く終わる方が多いです。
ただしマウスピースはきちんと装着しないと治療が進まないため、定期的な交換や装着時間の厳守が重要です。そのためズボラな人なら従来のワイヤー矯正の方が合っているかもしれませんね。ただ、われわれも細かな患者さんとのコミュニケーションを通して装着をつづけられるサポートの仕組みを作っているので、装着を続けられるか自信がない方でもマウスピース矯正に取り組んでいただけます。
また矯正が完了したら歯並びが元に戻らないよう、2年ほどは「リテーナー」という保定装置(マウスピース矯正に限らず全ての矯正で必須)を付けていただき、治療直後の不安定な歯列を固定し、元に戻るのを防いでもらいます。常につけるのではなく夜だけや外出しない日だけ装着するので、大きな負担にはなりませんよ。
オンラインのマウスピース矯正サービスの場合、経過観察はどのように行うのでしょうか?
1週間〜2週間に1回写真で経過観察をしていて、問題があれば通院していただいています。
基本的に通院はせず1〜2週間に1回、写真を送ってもらう形で高頻度に経過観察を進めています。歯科医院に行けない日が続くと途中で矯正を辞めてしまう方もいるので、通院なしの経過観察は患者さんの継続率向上にも繋がっていると感じています。
また、コミュニケーション方法は日常生活に溶け込んだLINEにしていて、定期的に連絡をすることでコミュニケーションを取っています。患者さんには経過写真をアップロードいただき、歯科医師が過去のものと比較しています。
ただし計画からずれきていると歯科医師が感じたときはすぐに来院してもらっています。これは患者さんにとっても安心につながりますし、我々もすぐ計画を立て直せることにメリットを感じています。
業界トップクラスの最安値にできる理由はなんでしょうか?
マウスピースを国内製造していることが大きいですね。あとはオペレーションを改善してコストを抑えています。
海外のマウスピースだと作り直しが発生する度に製造して配送という形になるため、実際に使う何倍ものマウスピースを作ることもあります。一方、国内だと配送スピードが早く、オンデマンドで作れるようになるため、無駄な製造が抑えられてコストカットに繋がるのです。
他にもコストを抑えるために、オペレーションの効率化を図っています。正直管理は大変ですが、きちんと仕組みを作ることで、効率的な運用が実現できていると考えています。
年々歯科矯正全体で相場が下がってきている印象がありますが、今後さらに費用が安くなることはありますか?
これ以上安くするのは難しいと思いますよ。むしろ少しずつ高くなっていく可能性が高いと思います。
おそらくhanaraviも最安値の水準で提供していると思うのですが、各社を含めてこれ以上安くするのは難しいと思います。やはり歯科医院を通して医師が治療していく責任を考慮すると、今後高くなっていく可能性の方が高いでしょう。
また、最近は「無料モニター募集」などの広告が増えすぎて、不信感を持たれる方も増えているのではないでしょうか。hanaraviでは、患者さんが安心して受けてもらえるよう、初診から専門性の高い医師が診ることを強みにしています。全体方針では、悩みやライフスタイルに寄り添って治療を促すことを定めています。
継続が重要なマウスピース矯正ですが、患者さんのモチベーション維持のためにどのような取り組みを行っていますか?
コーチングを通して矯正が完了するまでサポートしています。
患者さんに最後まで矯正を続けてもらうため、きちんと装着時間を守れてる方にはモチベーションをさらに高めるようなお声がけをしています。反対に、できていない時にはその原因を深掘りして「こうしたら、改善できるのでないでしょうか」とコーチングをしています。
患者さんからはどんな感想をいただくことが多いですか?
金額の安さや、ドクターの親身な対応に関して好評をいただくことが多いです。
「この金額で治ると思わなかった」「追加費用がないのが良かった」など料金面に関する感想をいただくことが多いですね。マウスピース矯正は、通院する度に数千円かかるクリニックもあるのですが、hanaraviは最初にご提示した金額しかかかりません。そこはかなり安心していただけるポイントだと感じていますね。
他にも「ドクターが親身になって相談に乗ってくれた」などの感想をいただくこともあります。普通のことなのですが、当たり前のところを丁寧にやることがそういった感謝の声に繋がるのかなと思っています。
最近オンラインのマウスピース矯正サービスが増えてきていますが、hanaraviならではの特徴はありますか?
創業者が医療者で、治療に対する責任を持ち、患者様にしっかりと寄り添ったポリシーを持つ点が強みです。
hanaraviは創業者が医師という点が強みです。マウスピース矯正サービスは創業者が医療関係者ではないパターンが多いのですが、医療者がサービス設計を行うかどうかでサービスの品質が大きく変わってくると思っています。
その点、hanaraviでは医療的なポイントを重視していて、ミスを減らすことや、治療成果を出すことを中心にサービスを提供しているので、その積み重ねが患者さんに安心や信頼感をもたらすと考えています。治療成果を達成するためには追加費用を一切頂かない姿勢は、患者様にも歯科医院さまにも好評です
また、こういったクリニックの方向性やサービス内容は、僕だけではなく提携医院にいる歯科矯正の認定資格を持つ医師などと一緒に進めています。提携医院すべてに歯科矯正の専門性が高い医師と提携している点もhanaraviの強みですね。
hanaraviの今後の展望を教えてください
多くの院でサービスを展開し、より多くの人に質の高い歯科矯正を提供するとともに、さらに多くの予防サービスを提供したいと思います。
今後はより多くの医院でサービスを提供できるように展開していきたいと思っています。グループ全体で治療計画や患者さんへのアプローチ方法をブラッシュアップして、より質の高い・期間の短い矯正を提供したいですね。
hanaraviの提携医院では信頼できる医師が多く在籍しているので、歯科矯正に関する相談先の第一選択として考えてもらえたら嬉しいです。マウスピースはもちろん、インビザライン、ワイヤーを含めて矯正に関する様々な相談ができるので、まずは気軽に無料カウンセリングへいらして欲しいなと思っています。