インビザライン矯正症例数上位1％のドクターが語る、口元をトータルで美しく整える矯正とは？|A CLINIC デンタル:古居 憲 先生

当クリニックが目指しているのはホスピタリティの高いクリニックです。歯科医師主導で治療を進めるのではなく、患者さんの求めることに応えられるよう、真摯に向き合うことを心がけています。

そのためにも大切にしているのはカウンセリングです。カウンセリングの前には必要な検査を実施して、すべてのデータをご用意してからカウンセリングを行います。

費用や治療期間を明確に説明し、治療計画や治療内容について患者さんにしっかりとご理解いただくように努めています。

カウンセリングは1時間30分ほどかけて、丁寧にお話しします。カウンセリングの時間をしっかりと長く取っているのは、患者さんの質問や疑問にすべて答えられるようにするためです。

カウンセラーだけではなく、歯科医師である私もカウンセリングを担当します。質問しやすい環境づくりも心がけていますので、不安や疑問があれば何でも聞いていただければと思います。

また、完全予約制ですので、患者さんお一人おひとりにきちんと対応できるよう、治療時間もカウンセリングの時間も十分に取っています。すべての患者さんに満足して帰っていただくことを目指しています。

当クリニックは、カウンセリングから施術までをすべて個室で行う完全個室を採用していますので、待合室はご用意していません。

患者さんのプライバシーを守り、患者さん同士がお顔を合わせないで済むようにエレベーターは2つご用意しています。

豪華な内装にしているのもホスピタリティの高いクリニックを目指すためです。きれいで清潔感があるだけではなく、高級ホテルのようなしっかりとした接遇を心がけています。

やはり、痛い治療は皆さん嫌いですよね。

そこで、麻酔をかける際の痛みに配慮した治療を行うようにしています。麻酔を注入する痛みをできるだけ軽減できるように、導入しているのが電動麻酔器です。電動麻酔器を使うと、麻酔の注入速度を一定に保てるので、痛みの軽減につながるというメリットがあるのです。

また、麻酔を打つ際は歯科衛生士が患者さんのそばに寄り添って「頑張ってください」とお声がけしたり、トントンと肩をたたいて励ましたりしています。これだけでも精神的にだいぶ違うのではないかと思います。

当クリニックでは、歯の表側にワイヤーとブラケットを装着するブラケット矯正、歯の裏側にワイヤーを装着するリンガル矯正、マウスピース矯正などさまざまな矯正を行っています。

インビザライン矯正とは、透明の目立たないマウスピースを用いて行うマウスピース矯正の一種です。最近は、確かにインビザライン矯正を希望される患者さんが増えていますね。目立ちにくく、取り外しできるというところが、患者さんに選ばれるポイントではないかと思います。

ワイヤーを使った矯正は取り外しができません。また、食べ物が詰まりやすく、歯磨きもしづらかったり、硬い物を食べると矯正器具がはずれてしまったりする恐れがあります。

一方、マウスピース矯正は取り外しできるので、好きな物を食べられますし、歯磨きもしやすいというメリットがあります。

マウスピース矯正はしっかりとフィットしているかどうかが重要です。ご自分ではできているつもりでも、うまくはまっていない場合がありますので、きちんと装着できているかを確認するためにも、定期的な通院をお願いしています。

ただし、定期的に通院が必要といっても、インビザラインであればワイヤー矯正のように調整費用が発生するわけではありませんのでご安心ください。インビザラインフルのメニューをお選びいただければ、マウスピースを追加で作る場合でも追加の費用はかかりませんよ。

さらに、インビザラインはほかのマウスピース矯正と比べ症例数が多く、データの蓄積があるのでシミュレーション通りに矯正できる可能性が高いのもメリットのひとつです。これらの理由から、マウスピース矯正をするならインビザラインを選ぶのが妥当だと私も考えます。

治療計画を立てる際は、お一人おひとりのお悩みや希望に合わせ、患者さんと一緒にゴール地点を決めるようにしています。

インビザラインは、AIでシミュレーションを作ることもできますが、AIだけに任せるのではなく、これまでの知識と経験を活かして歯科医師がシミュレーションを手直しすることで結果が変わります。どの歯をどの順番で動かすかによって、ゴールも変わってくるのです。

患者さんごとに歯や歯茎、骨の状態は違います。iTeroによるスキャンのほか、レントゲン撮影や、場合によってはCT撮影も行って、その方に合わせたオーダーメイドの治療計画をご提案します。

検査の後、1週間以内にシミュレーションを数パターンお作りします。ご提示した中にご希望のシミュレーションがなければ、無料で作り直すこともできます。患者さんに後悔させないためには、複数の選択肢から、患者さん自身が選べることが重要なのです。

複数の選択肢の中で私がおすすめしたい方法があったとしても「この方法でやりましょう」と私が一方的に決めることはありません。あくまでも患者さんと一緒に考えるようにしています。

患者さんの歯の状態と希望の歯並びによっては抜歯とインビザライン矯正を組み合わせることも可能です。抜歯ができるマウスピース矯正は、今のところインビザラインだけです。抜歯した場合のシミュレーション、抜歯しないで矯正する場合のシミュレーション、それぞれの治療期間などもご説明します。

最近は、歯並びと一緒にEラインも整えたいという患者さんが増えていますね。出っ歯や八重歯がある方は、抜歯をすることで口元を下げ、Eラインも改善できるケースがあります。

ですから、カウンセリングでは、抜歯をしてEラインを整えた矯正の症例写真を見せて、抜歯もご提案するようにしているのです。

もちろん、私の方から抜歯を無理強いすることはありません。

口元を下げたいけれど抜歯はしたくないという患者さんもいますので、その場合は抜歯をせずにできる範囲で口元を下げるような矯正治療をします。「抜歯をした方がきれいになりますよ」というご説明をし、ご納得いただいたうえで抜歯をする場合もあります。

また、Eラインを整えたいからといって、とにかく口元を下げればよいというわけではありません。下げすぎると、かえってほうれい線が目立ってしまう恐れがあります。

そこで、その方の骨格に合わせ何ミリ下げるとよいか、事前のシミュレーションで確認していきます。下げられる範囲は決まっているので、その範囲内で何ミリ下げるのがよいか、患者さんと一緒に決めてから治療を始めるのがポイントです。

できるだけ矯正を早く終わらせたい患者さんが多いので、 その方の状態に合わせた最短な期間で矯正する治療計画をご提案できるように努めています。

また、オプションにはなりますが、光加速矯正で矯正時間を早めることもできます。歯列矯正では、顎の骨にアプローチし、骨が新陳代謝する仕組みを利用して歯を動かしています。そこで、矯正治療中に赤外線を骨に当てると、骨と軟組織の再構築が活発になり動きが早くなるというのが光加速矯正の仕組みです。抗炎症作用もあるので、治療中の痛みの軽減にもなりますよ。

当クリニックでは、矯正治療だけではなく唇、顎、ほうれい線、エラなど口元周りへのボトックス注射やヒアルロン酸注射も行っています。これは、口元をトータルに美しくしたいと考えているためです。

たとえば、Eラインであれば、矯正で口元を下げるだけではなくヒアルロン酸を顎に入れることでもっと美しく整えることができます。唇にボトックスを打つことで、人中を短く見せるという施術も行っています。

患者さんの歯の状態に合わせて「口元を下げてから最後にこの注射をするとよいですよ」というように、矯正治療と合わせてトータルなご提案もできるのは、歯科クリニックならではの強みだと思います。

ですから、リピーターさんも多いですね。皆さんの笑顔が輝くお手伝いができれば幸いです。

また、歯ぎしりのご相談をされる方もいらっしゃるので、その改善のためにボトックス注射をすることもあります。美容に関するお悩みに限らず、歯やお口元のことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

物心つく前からすぐ近くで歯科医師である父の姿を見ていたので、自然に歯科医師を目指していましたね。父はいわゆる町の歯医者さんで、口数の少ない職人気質の人です。私は寡黙なタイプではない僕はお調子者なのでその辺りは、あまり父の影響は受けていないかもしれませんね。

ただし、麻酔のかけ方でいえば父の影響は大きいかと思います。昔、父に親知らずを抜いてもらったことがあるのですが、それが本当に痛くなかったんです。父は麻酔のかけ方が上手だったので、いろいろと聞いて学びましたね。

父の影響で自然と歯科医師を目指したものの、最初からどういう歯科医師になりたいか、はっきりと決めていたわけではありません。ただ、初めから矯正はできるようになりたいと思っていました。

歯科医師の臨床研修では、虫歯治療など保険診療から学ぶのが一般的だとは思いますが、私の場合、最初の3年はずっと矯正治療に従事していました。

最初の勤務先では、前の院長が辞められて、私がすぐに院長を務めなければならないという事情もあり、勉強会に通い矯正治療について一生懸命学びましたね。勉強したいという意識が、当時からとても高かったんです。

矯正治療専門医ではなく、歯科医師としてすべての治療をできるようになりたかったので、その後、保険診療も一通り学びました。普通とは逆の順番になりましたが、矯正も虫歯治療もインプラントもすべてできるようになったので、結果的によかったと思っています。

歯科医療は技術革新が早く、最近はデジタル化が進んでいます。新しい技術を取り入れることは、患者さんのメリットにつながりますので、情報には常に敏感でありたいと考えています。現在は、勉強会に行かなくても動画で学べる環境が整ってきています。

以前は手当たり次第、勉強会に参加していたものですが、今は学びやすくなりましたね。患者さんのためにできるだけよい治療を提供したいと考えて、今も日々、研鑽を重ねています。

「A CLINIC」は美容クリニックなので、美容外科の医師が複数在籍しています。美容外科の世界では、症例を動画やSNSで発信するのが一般的です。それを見て、歯科でも取り入れてみようと思い、私も動画やSNSでの情報発信を始めてみました。

動画を見て、新たにご来院くださるのはもちろん嬉しいことです。さらに、通っている方が動画を見て学んで、診察のときに質問してくださるというのもとても嬉しいですね。

矯正は歯科医師だけで行うものではなく患者さんと二人三脚で行う治療ですので、患者さんの知識が増えると、矯正の進みも早くなります。

動画やSNSを見て学んだ患者さんは、「マウスピースをできるだけ長くつけよう」と治療を頑張ってくれるんです。治療のモチベーション維持にもつながるのでプラスになりますね。

また、自宅に帰ってから疑問が浮かんでくることもありますよね。すぐに質問したいけれど聞けない、そういったときも動画を見れば復習できると思います。そういった面でもプラスになっていると感じます。

最近は、ありがたいことに東北や九州など遠くから通ってくださる方もいらっしゃるんです。

そういった遠くに住んでいる患者さんのために、私の方から出張できればよいのにと思っています。全国展開とまでいかずとも、東京以外にもうひとつぐらい拠点ができると嬉しいですよね。

しかし、私一人で診られる患者さんの数にはどうしても限界があるので、今は自分の分身となるような後輩の歯科医師の教育に力を入れています。