
メトホルミンの服用で血糖値はどのくらい下がる?最大限の効果を得るための適切な服用方法も徹底解説

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メトホルミンはヘモグロビンA1cを0.40〜0.98%程度改善できる

メトホルミンは2型糖尿病の治療薬で、主に肝臓での糖新生を抑え、血糖値を下げる働きがあります。
血糖値の指標として用いられるヘモグロビンA1c(HbA1c)は、血液中のブドウ糖がヘモグロビンと結合した割合をパーセントで表した値で、主に糖尿病の管理に重要です。
メトホルミン塩酸塩の製造元サイトによると、1日500〜2,000mgのメトホルミンを24週間投与した結果、ヘモグロビンA1cが0.40%〜0.98%低下したと報告されています。
効果には個人差があるため、医師の指示に従い、適切な用量でメトホルミンを服用することが重要です。
メトホルミンが肝臓での糖新生を抑制することによる血糖降下作用

メトホルミンは、血糖値を下げる作用がありますが、すべての仕組みは完全に解明されていません。
現時点で知られている主なメトホルミンの作用は、肝臓での糖新生を抑制し、血糖値の上昇の防止が可能であることです。
また、筋肉や脂肪細胞での糖の取り込みを促進し、細胞内での利用をサポートします。
さらに、小腸での糖吸収を阻害し、糖を便として排泄する作用もあります。神戸大学の研究では、メトホルミンが腸内で糖を便へ排出する効果が報告されました。
上記のようなメトホルミンの多様な働きにより、メトホルミンは血糖値の改善をサポートします。
メトホルミンの血糖値を下げる以外の効果

メトホルミンには、血糖値を下げる以外にも以下の効果が期待できます。
・GLP-1の分泌により食欲抑制効果を促す
・腸内細菌を変化させる
・がん抑制作用がある
下記では、メトホルミンの各作用について解説します。
①GLP-1の分泌により食欲抑制効果を促す
メトホルミンは、GLP-1の分泌を促す作用により、食欲抑制効果が期待できます。
GLP-1は小腸から分泌されるホルモンで、血糖値の上昇を抑えるとともに、インスリン分泌を促進する役割もあります。メトホルミンは、GLP-1の分泌を促進することにより、食欲抑制や胃排出※の抑制に効果的です。
※胃排出…胃の中にある食べ物を十二指腸へと送り出すこと。
GLP-1が増加すると視床下部に信号が伝わり、食欲が低下して、結果的に食事量の減少や満腹感の持続が得られます。
さらに、小腸のぜん動運動が抑えられ、食べ物がゆっくりと消化され、血糖値の急激な上昇を防止可能です。
上記のような作用は、血糖コントロールだけでなく、体重管理にも役立ちます。
②腸内細菌を変化させる
メトホルミンは、腸内細菌を変化させる効果があります。
腸内細菌叢とは、腸内に生息する多種多様な細菌が集まり、消化や免疫、代謝に影響を与える重要な役割を果たす微生物群集です。
メトホルミンを服用すると、ビフィズス菌のような細菌が増加する可能性があると報告されました。腸内細菌の変化は、メトホルミンによる血糖値の改善と関係していると考えられています。
メトホルミンは、腸内での糖の吸収や代謝にも影響を及ぼし、腸内細菌叢の変化にも影響している可能性があります。
しかし、上記のような腸内環境の変化により、下痢や腹痛などの消化器症状が現れる場合があるため注意が必要です。メトホルミンによる消化器症状は、多くの場合は投与初期や増量時に発症し、継続的に服用すると軽減されます。
③がん抑制作用がある
メトホルミンは、近年の研究でがん抑制効果があると注目されています。メトホルミンの研究では、メトホルミンを長期間服用した患者は、がんの発症率や死亡率が低下することが報告されています。
岡山大学の研究によると、メトホルミンは免疫系の制御性T細胞の機能を調節し、がんに対する免疫反応を強化する可能性があると報告されました。
また、岡山大学の研究グループががんを発症したマウスにメトホルミンを投与する実験を行ったところ、がん細胞の増殖を助ける制御性T細胞が自ら壊れる(アポトーシスが起こる)ことで、細胞の数が減少するという結果になりました。
制御性T細胞は、普段は脂肪をエネルギー源として働きますが、メトホルミンの作用により脂肪を使う力が弱まり、代わりに糖をエネルギー源として使用するようになります。結果、がんを助ける制御性T細胞がうまく働けなくなり、細胞が死に至る仕組みです。
さらに、メトホルミンはがん細胞を攻撃する免疫T細胞の機能を回復させ、がんへの攻撃力を高める作用も確認されています。
上記のような研究により、メトホルミンは血糖値を下げる効果だけでなく、がんの予防や治療においても有効である可能性が証明されました。
血糖値を下げる効果以外にもあらゆる効果が期待できるメトホルミンを処方してもらいたい場合は、医師に相談してみてください。
メトホルミンで血糖値が下がらない理由

メトホルミンを服用していても、血糖値が下がらないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。血糖値が下がらない場合は、以下の3つの可能性が考えられます。
・炭水化物を多く摂取している
・間食が多い
・ジュースをよく飲んでいる
血糖値が下がらない場合は、原因の理解と適切な対処が重要です。以下では、メトホルミンで血糖値が下がらない理由を解説します。
①炭水化物を多く摂取している
メトホルミンの服用中に炭水化物を多く摂取していると、血糖値が下がらない可能性があります。
ご飯やパン、麺類などの炭水化物を多く摂取すると、血糖値が急上昇し、膵臓から大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げるホルモンです。しかし、インスリンには余分なブドウ糖を脂肪として蓄積させる作用があります。そのため、大量の糖質を摂取してインスリンを過剰に分泌させると、脂肪の蓄積を促し、体重増加や肥満の原因となります。
さらに、継続的な高インスリン状態は、インスリン抵抗性を引き起こし、細胞がインスリンに反応しにくくなるのです。
インスリンが反応しにくくなると血糖値のコントロールが難しくなり、メトホルミンの効果が現れにくくなることがあります。
したがって、メトホルミンの効果を最大限に引き出すためには、炭水化物の摂取量を管理し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
②間食が多い
間食が多いと、メトホルミンを服用していても血糖値を下げる効果がうまく現れない可能性があります。
食事バランスに気をつけていたとしても、間食に気を遣っていなければ血糖値は下がりません。間食は、食品の種類や量、タイミングなどにより血糖値への影響が異なります。
間食が必ずしも血糖値へ悪影響を与えるわけではありませんが、食べ物によっては高血糖になる可能性があるため注意が必要です。
一般的に、間食のカロリーは男性が200kcal、女性は180kcalあたりを目安に摂取することが重要です。また、カロリーだけでなく糖質も10g以下に抑えることが望ましいとされています。
そのため、どうしても間食を摂取したい場合はカロリーや糖質、タイミングに気をつけて摂取してください。
③ジュースをよく飲んでいる
ジュースをよく飲んでいると、メトホルミンによる血糖値を下げる効果が薄れる可能性があります。
基本的にジュースには大量の砂糖が含まれています。野菜や果物を効果的に摂取できる野菜ジュースでも糖質は多く含まれており、血糖値を急激に上昇させる可能性があるため注意が必要です。
また、健康に良いと思ってフルーツジュースを摂取している方も多いですが、毎日摂取すると体重増加にもつながります。
ハーバード公衆衛生大学院で18万7,382人を対象にした実験では、フルーツジュースを毎日飲む人は糖尿病リスクが21%上昇していたことが報告されました。
野菜ジュースでも同様の結果が出ており、健康に良いと考えられている食品でもジュースに加工されていると効果が減少するとされています。
そのため、野菜や果物を効果的に摂取したい場合は、ジュースではなく野菜や果実そのものの摂取が推奨されています。
メトホルミンの服用方法

メトホルミンは、1日2〜3回、朝昼晩に分けて食直前または食後に服用します。
1回の服用量は人により異なるため、医師と相談しながら適切な用量を服用することが重要です。いきなり多い用量を服用してしまうと、副作用が強まる可能性があります。
副作用を避けるためには、最初の1ヶ月は1日2回250mgの服用から開始し、投与開始から1ヶ月経過した頃に医師と相談して500mgに増量するといいでしょう。
いきなり増量するのではなく、副作用を確認しながら徐々に増量することで、メトホルミンの成分が体に慣れ、効果も高まります。
メトホルミンの1日の最大量は2,250mgであるため、医師と相談しながら適切な用量と用法を守って服用してください。
メトホルミンの効果時間

メトホルミンの効果時間は、6時間程度とされています。
一般財団法人日本医薬情報センター(JAPIC)によると、成人が空腹時にメトホルミンを250mg服用した場合、血液中の薬の濃度は約2.4時間でピークに達し、その後3.6時間で半分になります。
たとえば、朝にメトホルミンを服用すれば、昼過ぎまで効果が続くことになり、血糖コントロールにも重要です。
そのため、メトホルミンは約6時間効果が持続し、食事の影響を受けにくい安定した効果を持つ薬です。
メトホルミンの代表的な3つの副作用

メトホルミンを服用すると、下記の3つの副作用が出る可能性があります。
・下痢や嘔吐などの消化器症状の可能性がある
・低血糖を発症する可能性がある
・乳酸アシドーシスが起こる可能性がある
メトホルミンを服用する前に、まずは副作用を確認しておきましょう。
①下痢や嘔吐などの消化器症状の可能性がある
メトホルミンを服用すると、下痢や嘔吐などの消化器症状が現れることがあります。
代表的な消化器症状は、下痢・吐き気・嘔吐・食欲不振・腹痛などです。とくに、空腹時は胃酸が多く分泌されているため、メトホルミンが直接胃を刺激し、吐き気や腹痛が起こりやすくなります。
さらに、胃酸の影響で薬の吸収が早まり、胃腸への負担が増すことも消化器症状の原因です。
消化器症状に関する口コミは以下の通りです。

ただ、最初は少し副作用があって、胃のムカムカや、たまに下痢っぽくなることがありました。それが心配でしたが、食後に飲むようにしたところ、だいぶ楽になり、その後は体が慣れてきて問題なく続けられるようになりました。
抜粋:かみさんの口コミ
メトホルミンによる消化器症状を防ぐためには、食後にメトホルミンを服用することが重要です。メトホルミンを適切に服用すると、消化器症状を軽減し、安心して服用できます。
②低血糖を発症する可能性がある
メトホルミンの服用により、低血糖を発症する可能性があります。
低血糖の初期症状には、脱力感や発汗、動悸、腹痛、めまいなどがあり、進行すると意識がもうろうとする場合もあります。
メトホルミン自体は低血糖を直接引き起こすわけではありませんが、空腹時に服用すると、もともと低い血糖値をさらに下げてしまうこともあるため注意が必要です。
特に、食事量が少ない方や低血糖になりやすい体質の方は、医師に相談し、服用後は安静に過ごしましょう。
低血糖を感じた場合は、すぐにブドウ糖や糖分を含む飲食物を摂取し、速やかに血糖値を回復させることが重要です。適切なタイミングでメトホルミンを服用することで、低血糖リスクを避けられます。
③乳酸アシドーシスが起こる可能性がある
メトホルミンの服用により、重篤な副作用である乳酸アシドーシスを引き起こす可能性があります。
乳酸アシドーシスは、血液中に乳酸が蓄積して酸性に傾く重篤な副作用です。とくに、腎機能が低下している方は注意が必要です。
メトホルミンは腎臓を通して排泄されるため、腎機能が低下していると薬の排泄が遅れ、血中濃度が高まりやすくなります。
メトホルミンの血中濃度が高くなると、乳酸アシドーシスが引き起こされるリスクが増します。さらに、脱水状態でも同様のリスクが高まるため、利尿作用がある薬を服用している方も注意が必要です。
乳酸アシドーシスを避けるためには、定期的に腎機能を確認し、適切な水分補給を心がけるようにしてください。
万が一、体に異変を感じたらすぐに医師に相談しましょう。
メトホルミンの服用が禁忌の方

メトホルミンの服用が禁忌な方もいるため、事前に確認してください。
・過去に乳酸アシドーシスを起こしたことがある方
・腎臓や肝臓の働きが非常に悪い方
・心臓や肺に問題があり、酸素不足になりやすい方
・脱水状態の方、または脱水が心配される方
・お酒を多く飲む方やアルコール依存症の方
・1型糖尿病や糖尿病がひどくなっている方(昏睡や重度のケトーシスなど)
・重い感染症がある方、手術の前後、大きなけがをしている方
・栄養不足や体力が低下している方
・妊娠中または妊娠の可能性がある方
・メトホルミンにアレルギーがある方
上記のように、腎臓や肝臓に問題がある方や高齢の方は、定期的に検査を受けて状態を確認し、慎重に服用する必要があります。
まずは、メトホルミンを服用する前に、服用しても問題ないかを医師に相談してください。
メトホルミンと併用注意の薬

メトホルミンには併用注意の薬があることも覚えておきましょう。

メトホルミンを服用する場合、上記のような薬をすでに服用している際は注意が必要です。薬の種類によっては副作用を引き起こしやすくしたり、持病を悪化させたりする可能性もあります。
そのため、メトホルミンを服用する際は、事前に医師に確認して服用しても問題ないかを確認しておきましょう。
オンラインクリニックでメトホルミンを処方してもらおう

メトホルミンを服用すると、血糖値が下がる作用があります。
研究によると、メトホルミンは血糖値に関係するヘモグロビンA1cを0.40%〜0.98%改善できることが報告されています。しかし、正しく効果を得るためには、メトホルミンの正しい服用が重要です。
メトホルミンを適切に服用するためには、医師による指導を受けることが推奨されています。
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