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メトホルミンで痩せないのはなぜ?メトホルミンの適切な服用方法と副作用について徹底解説
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メトホルミンを服用しているのに、体重が減らないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。メトホルミンを服用していても効果が得られないのには、2つの原因が考えられます。
・体質的に効果が出にくい
・ストレスを感じている
メトホルミンの効果が実感できない場合は、まずは原因を確認してみましょう。以下では、各原因を解説します。
①体質的に効果が出にくい
メトホルミンの効果が十分に得られない場合、体質的な要因が関係している可能性があります。
メトホルミンは、主に肝臓に作用して血糖値を下げる2型糖尿病の治療薬です。血糖値低下の作用が間接的に食欲抑制や脂肪燃焼を促す効果が期待できます。
しかし、1型糖尿病の方のようにインスリン分泌量が少ない人は、メトホルミンの効果を十分に得られない可能性があるため注意が必要です。
これは、メトホルミンが主に肝臓での糖新生を抑制し、インスリンの働きを補助する作用があるためです。インスリンそのものが少ないと、体重減少や血糖値改善の効果が限定的となる場合があります。
そのため、インスリン分泌量が少ない体質の場合は、メトホルミンによる効果は少ないと考えられています。
②ストレスを感じている
ストレスを感じている場合、メトホルミンの効果が実感できない可能性が高まります。
ストレスを感じると、体内でコルチゾールというホルモンが分泌されます。
コルチゾールとは、副腎皮質で分泌されるホルモンです。ストレスから身を守ろうとすると過剰に分泌され、血糖値を上昇させます。過剰に分泌されると、糖や脂肪の代謝に影響を与える可能性があります。
さらに、コルチゾールは食欲を抑制する神経伝達物質「セロトニン」の分泌を抑制し、結果的に食欲が増加する可能性があります。結果、メトホルミンの効果が実感できない可能性が高まります。
また、ストレスだけでなく睡眠不足も食欲を増進させるため、注意が必要です。
睡眠不足は、食欲増進ホルモンのグレリンを増加させ、糖分やカロリーの摂取過多を招きます。すると、睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌が遅れ、さらに睡眠不足を進行させて悪循環となります。
ストレスと睡眠不足が重なると、血糖コントロールがさらに難しくなるため、メトホルミンを服用している間、ストレス管理や十分な睡眠を確保することが重要です。
メトホルミンの効果が実感できない場合、まずは医師に相談してみましょう。
メトホルミンで痩せないときの5つの対処法
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メトホルミンを服用していても、理想の体型に近づいている実感がない場合は以下の5つの対処法を確認してみてください。
・服用を継続する
・医師と相談して服用量を増やす
・食生活を見直す
・適度に運動する
・他のメディカルダイエットと併用する
メトホルミンを服用していても、効果が実感できない場合は原因があります。そのため、原因に応じて適切な対処法をとりましょう。
①服用を継続する
メトホルミンは継続して服用することが重要です。
メトホルミンは、最低でも6ヶ月以上の服用で効果が期待できます。「アメリカ国立衛生研究所(NIH)」の研究では、メトホルミンを服用開始してから6ヶ月で体重減少が最も大きく現れ、徐々に鈍化していくと報告されています。
そのため、服用を開始した段階で効果がないと自己判断で服用を中止してしまうと、期待通りの効果は得られません。
メトホルミンを服用する際は、医師の指示に従って適切に服用しましょう。
②医師と相談して服用量を増やす
メトホルミンを服用していても効果が実感できない場合は、医師と相談して服用量を増やしてみましょう。
メトホルミンは服用量を増加すると、人により効果が実感しやすくなるケースがあります。ただし、効果の感じ方は個人差があるため、少量で効果が現れる場合もあります。
メトホルミンの1日の最高投与量の目安は2,250mgです。そのため、効果を観察しながら医師と相談しながら、必要に応じて増量していきましょう。メトホルミンの投与量を変更する場合は、自己判断ではなく、医師の指示に従うことが重要です。
③食生活を見直す
メトホルミンを服用するだけでなく、食生活も見直してみましょう。
メトホルミンは直接体重を減少させる効果はなく、食欲抑制効果があるとされ、ダイエットのサポートに役立つと言われています。
そのため、メトホルミンを服用していても、1日の食事量の摂取カロリーが消費カロリーを上回っている場合は、メトホルミンを服用しても痩せられない可能性があります。
ダイエット中の理想的な摂取カロリーは、1日の消費カロリーから500〜1,000kcal引いた量が目安です。たとえば、消費カロリーが2,000kcalの場合、摂取カロリーは1,000〜1,500kcalが理想的です。
そのため、メトホルミンを服用しているからと安心せず、食生活もあわせて見直しておくと、より効果を実感できるでしょう。
④適度に運動する
メトホルミン服用中は、適度な運動も心がけてください。
メトホルミン単体では、十分なエネルギー消費が見込めません。たとえば、デスクワークが中心で座りがちな生活の場合、日常的な消費カロリーは少なく、脂肪燃焼しにくい傾向にあります。
そこで、適度な運動を取り入れると、メトホルミンの効果を引き出すためにも有効です。
効果的な運動は、ラジオ体操やウォーキングなど、息が弾み、汗をかく程度の運動を週合計60分程度行うことが推奨されています。
ただし、激しい運動はメトホルミンによる重大な副作用を引き起こす可能性があるため、メトホルミン服用中は軽い運動を心がけてください。
⑤他のメディカルダイエットと併用する
メトホルミンだけで効果を実感できない場合は、他のメディカルダイエットとの併用も検討してみてください。
メトホルミンと併用すると、ダイエット効果が大きく現れる場合があります。メトホルミンと併用すると高い効果が期待できるのは、リベルサスやゼニカル、フォシーガなどです。
たとえば、ゼニカルとメトホルミンを服用すると、皮下脂肪の原因である糖質と脂質をカットできます。ゼニカルとメトホルミンの相乗効果を発揮するため、効果をより実感しやすいといえます。
ゼニカルとメトホルミンの併用については、下記記事で詳しく解説しているためあわせてご覧ください。
メトホルミンと他のメディカルダイエットを併用する際は、必ず医師に相談してください。自己判断での服用は副作用を招く可能性があるため注意が必要です。
メトホルミンの適切な服用方法
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メトホルミンを服用する際は、適切な用量と用法を守ることが重要です。
糖尿病治療の場合は、1回250mg〜750mgを1日2〜3回服用します。
一方、ダイエットの場合は最初の1ヶ月は250mgを1回1錠、朝と夜に服用します。
投与開始から1ヶ月経過したら、1回の服用量を500mgに増量するか医師と相談し、患者の状態に応じて用量を変更することが一般的です。
メトホルミンの服用方法については、下記記事をご覧ください。
医師の指導なしに自己判断で服用すると、副作用や健康リスクがあるため、必ず医療専門家の指示に従って服用してください。
メトホルミンの代表的な3つの副作用
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メトホルミンには、代表的な副作用が3つあります。
・下痢や嘔吐などの消化器症状が起こる場合がある
・低血糖になることがある
・乳酸アシドーシスの可能性がある
万が一、副作用が出た場合でも冷静に対応できるように、下記では各副作用について解説します。
①下痢や嘔吐などの消化器症状が起こる場合がある
メトホルミンは、服用開始時や増量時に消化器症状が現れることがあります。
消化器症状の主な症状は、下痢(40.5%)や吐き気(15.4%)、食欲不振(11.8%)、腹痛(11.5%)、嘔吐(1〜5%未満)などです。
メトホルミンによる消化器症状の口コミは下記のとおりです。
![30代女性](https://kireireport.imgix.net/images/store/7b6d7f30900a11e5b5628259bb6f3cda.png?auto=format)
ただ、最初は少し副作用があって、胃のムカムカや、たまに下痢っぽくなることがありました。それが心配でしたが、食後に飲むようにしたところ、だいぶ楽になり、その後は体が慣れてきて問題なく続けられるようになりました。
抜粋:かみさんの口コミ
上記のような症状は、メトホルミンの作用により腸内フローラの変化や小腸での糖代謝の変化が原因と考えられています。対処法としては、低用量から服用を開始し、徐々に増量する方法が有効です。
また、症状が軽度の場合は、継続すると体が成分に慣れ、次第に改善することもあります。
しかし、症状がひどくなる場合や持続する場合は、脱水症状や重大な副作用である乳酸アシドーシスの初期症状の可能性もあるため、服用を中止して医師に相談することが重要です。
②低血糖になることがある
メトホルミンは、まれに低血糖を起こすことがある薬剤です。
低血糖とは、血糖値が正常範囲を下回った状態で、初期症状として脱力感や強い空腹感、発汗などが現れることがあります。上記のような症状を発症した場合、すぐに砂糖やブドウ糖を摂取する必要があります。
とくに、α-グルコシダーゼ阻害薬(アカルボースやボグリボースなど)を併用している場合は、砂糖の吸収が遅れる可能性があるため、必ずブドウ糖を摂取してください。
また、低血糖が疑われる場合は、簡易血糖測定器により血糖を測定し、適切に対応することが重要です。
③乳酸アシドーシスの可能性がある
メトホルミンは、まれに乳酸アシドーシスという重篤な副作用を引き起こすことがあります。
乳酸アシドーシスは、血液中の乳酸が異常に増加する状態で、放置すると症状が悪化して昏睡や死亡に至る場合もあります。乳酸アシドーシスの初期症状は、吐き気、嘔吐、倦怠感、呼吸困難、筋肉痛などです。
乳酸アシドーシスのリスクを避けるためには、腎臓や肝臓、心臓、肺に病気のある方、透析を受けている方、脱水状態が疑われる場合は、メトホルミンの服用を避けましょう。
乳酸アシドーシスの可能性がある症状が見られたら、すぐにメトホルミンの服用を中止し、主治医に連絡してください。
メトホルミンを服用する際の4つの注意点
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メトホルミンを服用する際は、以下の4つの注意点に気をつけましょう。
・服用してはいけない人がいる
・併用できない薬がある
・造影剤検査前後は服用しない
・空腹時には服用しない
リスクを避けるためにも、メトホルミンを服用する前にまずは注意点を確認してください。
①服用してはいけない人がいる
メトホルミンは、すべての人が服用できる薬ではありません。
メトホルミンの服用を避けるべき人は下記のとおりです。
・過去に乳酸アシドーシスを引き起こした方
・腎臓の働きが悪い方
・肝臓の働きが悪い方
・心臓や肺の病気が重い方
・体が脱水状態の方
・お酒を多く飲む方
・糖尿病が悪化して昏睡状態になっている方
・重い感染症にかかっている方や手術の前後、ケガがひどい方
・栄養が足りていない方や体力が落ちている方
・脳や副腎の働きが低下している方
・妊娠している方、または妊娠の可能性がある方
・メトホルミンや似た成分の薬でアレルギーを起こしたことがある方
メトホルミンは、上記のように特定の健康状態を保つ方は服用が禁忌とされています。
万が一、上記のような方がメトホルミンを服用する乳酸アシドーシスなどの重篤な副作用のリスクが高まるため、注意が必要です。
②併用できない薬がある
メトホルミンには、併用できない薬があるため注意が必要です。
![メトホルミンと併用注意な薬_表](https://kireireport.imgix.net/images/store/cc51ed373534b3e8c3989892253da644.png?auto=format)
メトホルミンを服用中は、上記のような薬の併用は避けてください。薬によっては副作用を高める可能性があるため、医師に相談しながら服用することが重要です。
また、メトホルミンの服用中は過度なアルコールの摂取も避けてください。アルコールの大量摂取は、肝臓での乳酸代謝を妨げ、乳酸アシドーシスのリスクを高める可能性があります。
また、アルコールは脱水状態を引き起こすことがあり、乳酸アシドーシスの発症を促す可能性があります。そのため、メトホルミンの服用中は、アルコールの摂取を控えてください。
③造影剤検査前後は服用しない
メトホルミン服用中にCT検査のような造影剤検査を受ける際は、服薬を中止してください。
造影剤は一時的に腎機能を低下させることがあり、メトホルミンの排泄が遅れ、乳酸アシドーシスのリスクが増加する可能性があります。
そのため、検査の48時間前からメトホルミンの服用を中止し、検査後48時間経過後に腎機能が正常に戻ったことを確認してから、再度服用を開始してください。
具体的な対応はクリニックにより異なる場合があるため、主治医や担当医と事前に相談して適切な指示を受けましょう。
④空腹時には服用しない
メトホルミンは、空腹時に服用しないように注意が必要です。
空腹時はすでに血糖値が低下している状態のため、メトホルミンの作用によりさらに血糖値が下がり、低血糖を引き起こす可能性があります。
また、空腹時の服用は、メトホルミンの吸収速度を速め、下痢や吐き気などの消化器系の副作用が出やすくなります。
そのため、食事をしないときや体調が優れず食事が取れない場合は、メトホルミンの服用を控えることが重要です。
とくに、ダイエット目的であっても食事を抜いての服用は避け、体に異変がある場合は医師に相談してください。
メトホルミンを正しく服用して最大限の効果を得よう
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メトホルミンを服用していても痩せないとお悩みの方は、一度現在の服用方法や生活習慣を見直すことが重要です。それでも痩せないと感じる場合は、医師に相談して服用方法を再確認するか、用量を変更するとお悩みの解消につながります。
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