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ピコトーニングとフォトフェイシャルの6つの違い|併用できるのかについても解説!

シミを改善する代表的な施術に「ピコトーニング」と「フォトフェイシャル」があります。似たような効果があるため、どっちを選ぶべきか迷ってしまう人も多いでしょう。 そこで本記事では、ピコトーニングとフォトフェイシャルの6つの違いを比較します。 また、ピコトーニングとフォトフェイシャルは併用できるのかについてもこの記事で詳しく解説します。ぜひ最後までチェックしてみてください。

ピコトーニングとフォトフェイシャルの6つの違い

ピコトーニングとフォトフェイシャルの違いをまとめると、下表のとおりです。

ピコトーニングとフォトフェイシャルの違いに関する表

それぞれの違いについて、詳しく解説します。

1. 使用する機器と仕組み

ピコトーニングとフォトフェイシャルの一番の違いは、使用する機器です。ピコトーニングはレーザーで、フォトフェイシャルは光を使います。それぞれの仕組みについて解説します。

・ピコトーニングの仕組み
・フォトフェイシャルの仕組み

ピコトーニングの仕組み

ピコトーニングは「ピコレーザー」という機械で行う施術です。ピコレーザーには3つの照射モードがあり、そのうちの一つが「ピコトーニング」です。

ピコトーニングは照射スピードが速いのが特徴となります。メラニンに効果的な波長を使用し、エネルギーを一点に集中させることで深く作用し、シミにアプローチします。

シミだけでなく、そばかすや肝斑に対しても効果が期待できるでしょう。

フォトフェイシャルの仕組み

フォトフェイシャルは光による治療で、レーザーのように集中的ではなく、広範囲に照射できるのが特徴です。さまざまな波長の光が降り注ぎ、マイルドに肌全体を治療できます。

肌内部のシミを浮かび上がらせるほか、ニキビや赤みにも効果が期待できるでしょう。

IPLとM22では波長フィルターが異なり、M22であれば従来では難しかった肝斑のシミにも照射が可能な場合があります。

2. 効果

ピコトーニングとフォトフェイシャルは機械の特性が異なるため、治療後の効果にも違いがあります。

ピコトーニングはレーザー治療であり、シミやそばかすへ集中的に照射して改善する効果が期待できます。治したい部分が決まっているのであれば、ピコトーニングが適しているでしょう。

以下の写真は、ピコトーニングによって効果を実感した人の症例です。

一方、フォトフェイシャルは光治療であり、メラニン色素・血管・皮膚内部の水分にまで作用します。

シミが全体的に薄くなったり、肌にハリができたり、ニキビや赤みが軽減したりといった複数の効果が期待できます。ただし、フォトフェイシャルは低出力で照射するため、効果はマイルドになるでしょう。

以下の写真は、フォトフェイシャルによって効果を実感した人の症例です。

3. 施術時間や施術回数

ピコトーニングの施術時間は15〜20分程度、フォトフェイシャルの施術時間は30〜40分程度です。どちらも1時間以内で終わる短時間の施術なので、忙しい人でも通いやすいです。

また、施術回数はどちらも複数回行うことが推奨されています。ピコトーニングは5〜10回、2週間〜1ヶ月の間隔を空けてから受けるといいでしょう。フォトフェイシャルは3〜5回、1ヶ月〜1ヶ月半の間隔を空けてから受けるのが推奨されています。

4. 痛み

ピコトーニングは、ピリピリとした軽い痛みを感じる程度で、痛みはほとんど感じないとされています。

基本的に麻酔は不要ですが、痛みに弱い人であればクリーム麻酔を行うことも可能です。ただし、重い症状のニキビに当てる場合は、痛みを感じることがあります。

ピコトーニングの痛みに関する口コミは以下の通りです。

30代女性
30代女性

片側からピコトーニングのレーザーをバチバチ照射され、チリチリ、バチバチ想像よりも痛ーい!笑でも頑張った。
痛みは耐えられるぐらいで問題はなかったけど片方終わって、もう片方にいくのがまたか〜という気持ちに笑

抜粋:ひなさんの口コミ

フォトフェイシャルは、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じる人がいます。ただし、施術前に冷却ジェルを塗ることで緩和され、麻酔をするほどではないでしょう。

フォトフェイシャルの痛みに関する口コミは以下の通りです。

20代女性
20代女性

施術中の痛みは、パチパチと輪ゴムで撃たれているような感覚で、シミの濃い部分だと痛みが強く出ますが、それ以外はほぼありませんでした。
施術直後は、ヒリヒリとした感覚がありますが、すぐにおさまります。

5. ダウンタイム

ピコトーニングは微弱なレーザーを照射するため、ダウンタイムがほとんどありません。照射直後から洗顔やメイクも可能です。

ピコトーニングのダウンタイムに関する口コミは以下の通りです。

40代女性
40代女性

ダウンタイムもほぼ無く、価格も安いので、継続して行うと肌質が改善され、他の美容治療の効果をより高めてくれると思います。

抜粋:ひまわりさんの口コミ

フォトフェイシャルも同様にダウンタイムが少なく、施術直後は副作用がほとんどないとされています。数日後にシミがあった箇所にかさぶたができることもありますが、1週間程度で自然に剥がれ落ちます。

フォトフェイシャルのダウンタイムに関する口コミは以下の通りです。

20代女性
20代女性

3日程過ぎたあたりから、シミがかさぶたのようになり、だんだんと剥がれてきました!

6. 費用

ピコトーニングの相場は、1回につき1.5万円〜4万円程度です。一方、フォトフェイシャルの相場は1回で1.5万円〜3万円程度とされています。1回では差がほとんどないものの、複数回受けることを考慮すると金額が変わってくるでしょう。

ピコトーニングの推奨回数は最大10回程度であり、1回4万円の施術であれば40万円かかります。フォトフェイシャルの推奨回数は最大5回程度であり、1回3万円の施術であれば15万円ほどです。

施術費用は、症状やクリニックによっても異なるため、以下の口コミもぜひ参考にしてみてください。

ピコトーニングとフォトフェイシャルはどっちがいい?

ピコトーニングとフォトフェイシャルでどっちを選ぶべきか、迷う人もいるでしょう。迷った時は以下2つの視点で選ぶのがおすすめです。

・肌悩みで選ぶ
・料金で選ぶ

肌悩みで選ぶ

ピコトーニングとフォトフェイシャルは、アプローチできる肌悩みが少し異なります。どのような箇所へどのような効果を求めているかによって、どっちを選ぶべきか検討してみましょう。

ピコトーニングとフォトフェイシャルでアプローチできる肌悩みは、以下のとおりです。

ピコトーニングとフォトフェイシャルでアプローチできる肌悩み

ピコトーニングは集中的にレーザーを照射するため、該当箇所への効果は高い傾向があります。ピコトーニングを受けた人の口コミも参考にしてみてください。

20代女性
20代女性

1日に受けて、完全に全てのかさぶたが落ち切ったのが9日と、結構ダウンタイムは長いので、マスクで過ごしながらでしたが、マスクとの擦れるのが怖かったので下に柔らかいティッシュなどを挟んで摩擦軽減してました。

自分でも分かるくらいシミそばかすが減って大満足です。

抜粋:はなちゃんさんの口コミ

一方、フォトフェイシャルは広範囲への照射になるため、幅広い症状への効果が期待できます。しかし、シミを完全に消し去るような大幅な改善は難しいことは把握しておきましょう。

フォトフェイシャルを受けた人の口コミも参考にしてみてください。

30代女性
30代女性

綺麗にソバカスが消える部分もあるし、薄くなる程度のソバカスもありました。フォトダブルを当てて一度薄くなっても、戻ってしまった場所もありました。全部で6回当てましたが、見た目で言うとかなり綺麗になりました。一度でも効果はあると思います。

料金で選ぶ

ピコトーニングもフォトフェイシャルも、複数回の施術によって効果が出てくるため、料金も考慮して選ぶといいでしょう。自由診療で保険も適用されないため、予算によっては全体でかかる金額によって選ぶべき施術が変わってくる可能性もあります。

ただし、得られる効果も違うため、料金で施術を選ぶ場合は要注意です。該当箇所に対して必要な施術回数や、クリニックによっても料金は異なるため、複数箇所へカウンセリングに行って比較するのがおすすめです。

ピコトーニングとフォトフェイシャルは併用できる?

ピコトーニングとフォトフェイシャルは、残念ながら併用はできません。ただし、適切な間隔を空けて、交互に施術を受けるのは可能です。以下では、ピコトーニングとフォトフェイシャルを両方受ける場合の順番と、間隔について解説します。

・ピコトーニングとフォトフェイシャルの順番
・ピコトーニングとフォトフェイシャルの間隔

ピコトーニングとフォトフェイシャルの順番

ピコトーニングとフォトフェイシャルの両方を受けるのであれば、先にピコトーニングを受けるのが推奨されています

ピコトーニングで気になるシミやそばかすを集中的にケアし、その後フォトフェイシャルで肌全体の質感を改善していくのがいいでしょう。

ピコトーニングとフォトフェイシャルの間隔

肌への負担を考慮すると、ピコトーニングを受けてから、最低でも2〜3週間は間隔を空けてフォトフェイシャルを受けるのが推奨されています

ただし、肌質によって必要な間隔が異なるため、併用する場合は医師に相談してみてください。

ピコトーニングやフォトフェイシャルを受ける際の4つの注意点

ピコトーニングやフォトフェイシャルを受ける際は、以下4点に注意しましょう。

1.かさぶたができても剥がさない
2.患部に刺激を与えるようなことはしない
3.紫外線対策をする
4.入念な保湿をする

1. かさぶたができても剥がさない

フォトフェイシャルでは、施術をしてから数日後にかさぶたができることがあります。かさぶたがあると気になって剥がしたくなる場合もありますが、跡が残ってしまうため、無理に剥がさないようにしましょう。

かさぶたは1週間もすれば自然に剥がれ落ちるため、放っておくのがいいでしょう。

フォトフェイシャルによるかさぶたの口コミも参考にしてみてください。

40代女性
40代女性

ある時、洗顔中に指が触れたらシミ部分がズルッと動き、思っていたより薄いけれどカサブタになっていたことにようやく気づきました。
でもまだ一部繋がっていたので無理に取らず様子を見て数日後、ついに剥がれました

2. 患部に刺激を与えるようなことはしない

施術後の肌には、できるだけ刺激を与えないように注意しましょう。洗顔はできるものの、ゴシゴシこすったり、スクラブ入りの洗顔料で負担がかかったりする洗い方は避けてください。

施術を受けた後は、いつも以上に肌を優しく扱うのが大切です。

3. 紫外線対策をする

施術後の肌は敏感な状態になっているため、ダメージを受けやすいです。日焼け止めをこまめに塗ったり、日傘をして太陽の光をできるだけ浴びないようにしたり、いつも以上に紫外線対策をしてください。

室内にも紫外線は入ってくるため、外に出ない日でも気を抜かないよう、注意しましょう。

4. 入念な保湿をする

レーザーや光を照射した後の肌は、乾燥しやすいです。乾燥は肌にダメージを与え、さまざまな肌トラブルを引き起こしやすくなります。

化粧水で肌に水分を入れて、乳液やクリームで蓋をして保湿しましょう。また、乾燥予防には水を飲むことも大切です。1日2Lほどの水分補給をするといいでしょう。

ピコトーニングとフォトフェイシャルの違いを理解して施術を選ぼう

ピコトーニングとフォトフェイシャルは、似たような施術に思われるかもしれませんが、施術の仕組みや効果など、さまざまな違いがあります。きちんと違いを理解し、目的に合った施術を選べるようにしましょう。

また、選ぶ際は肌悩みや料金で選ぶのもいいでしょう。推奨されている施術回数や頻度も異なるため、複数クリニックでカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。

キレイレポでは、ピコトーニングやフォトフェイシャルの施術に対応している美容クリニックを探せます

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