ハイフは60代には効果がない?60代のたるみに適した美容医療を紹介
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ハイフは60代には効果がない?60代のたるみに適した美容医療を紹介

60代になると、たるみやシワが進行し、普段のスキンケアではカバーしきれなくなることもあります。ハイフのような美容医療に頼り、たるみを改善したいと考える人も多いでしょう。 そこで本記事では、たるみ改善の効果が期待できる施術「ハイフ」は、60代に効果がないのかどうかを解説します。ハイフ以外のたるみ改善治療についても紹介しているので、これからどのような施術を受けようか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

ハイフは60代には効果がない?

60代でハイフを受ける場合、期待通りの効果が得られないかもしれません。

60代以降になると、たるみがかなり進行してしまっているケースがあります。その場合だと、ハイフによって肌を引き締める治療を施しても、十分なリフトアップ効果を実感できない可能性があるのです。

また、新陳代謝の低下で、ハイフによる傷を修復する力が弱まっている場合もあります。修復機能が弱いと、コラーゲンやエラスチンといった美容成分の生成が十分に行われず、効果が実感しにくくなります。

60代のたるみに適した8つの美容医療

たるみ改善をするには、ハイフ以外にも方法があります。60代のたるみに適した美容医療は、以下の8つです。ハイフ以外の施術もチェックし、自分に適した方法を検討してみましょう。

1.糸リフト
2.切開リフト
3.ヒアルロン酸注射
4.コラーゲンブースター注射
5.ボトックス注射
6.脂肪注入
7.コラーゲンピール
8.眼瞼下垂(がんけんかすい)施術

1. 糸リフト

糸リフトとは、糸を皮膚の下に挿入することで、たるみをリフトアップさせる治療です。皮膚を切らないため、ダウンタイムが少ないのが特徴です。

引き上げて固定することで、シワやたるみの改善効果が期待できるほか、糸の刺激によってコラーゲンやエラスチンといった美容成分の生成を促す効果も期待できます。

リフトアップ効果は1〜1年半程度とされていますが、溶ける糸を使用した施術の場合も、周辺細胞のコラーゲン生成が促進されるため、将来的に皮膚がたるみにくくなる傾向があります。

以下の写真は、糸リフトによってたるみ改善効果を実感した人の症例です。

2. 切開リフト

切開リフトとは、皮膚を切開し、皮膚の下のSMAS筋膜を引き上げる治療です。「フェイスリフト」と呼ばれることもあります。

切開リフトはたるんでしまった部分の皮膚を切除し、顔全体のリフトアップ効果が期待できる治療です。深いシワやたるみきってしまった皮膚に悩んでいる場合には、有効な選択肢かもしれません。

ただし、切開リフトは外科手術となるため、腫れや内出血が生じたり、ダウンタイムが2週間程度続くというデメリットもあります。切開リフトの口コミもあわせてご確認ください。

3. ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射とは、シワやたるみの気になる部分の皮膚に、ヒアルロン酸を注入する治療のことです。メスを使わずにすぐに効果を実感しやすい施術のため、人気があります。

ヒアルロン酸は保水力が高いため、肌に注入することでボリュームを与え、シワのない肌を実現しやすくなるでしょう。注入剤によって異なるものの、ヒアルロン酸による効果は1〜2年程度と言われています。

ハイフのようにメスを入れない施術を希望している人は、ぜひヒアルロン酸注射も検討してみてください。

ヒアルロン酸の口コミは以下の通りです。

50代女性
50代女性

小鼻のサイドが明らかにスッキリして、ほうれい線が消えています。大満足です。写真を撮った時の印象も違います。
それ以来、鏡を見るたびに小鼻の両サイドがスッキリしているのでうれしいです。

4. コラーゲンブースター注射

コラーゲンブースターとは、ヒアルロン酸やアミノ酸を特殊な割合で配合した製剤です。ボリュームアップを図るヒアルロン酸に対して、コラーゲンブースターは「コラーゲン」や「エラスチン」を増産させる働きがあります。

細胞の土台を再構成することで、肌にハリやツヤを与える効果が期待できるでしょう。持続期間は製剤によって差がありますが、注入時の状態が数年持続することもあります。

5. ボトックス注射

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌を作り出す毒素を有効成分とする薬剤「ボツリヌストキシン」を用いた治療です。「ボツリヌストキシン」は筋肉をリラックスさせ、表情筋によるシワを軽減する効果が期待できる薬剤です。

顔のほとんどのシワに対応可能で、目の下のたるみに対しても効果が見込めるでしょう。治療は数分で終わり、注射後のダウンタイムがほとんどないのがメリットです。

ただし、持続期間は3〜4ヶ月と言われているため、比較的効果を感じられる期間が短いのはデメリットになります。

6. 脂肪注入

脂肪注入とは、自分の脂肪を施術箇所に注入し、皮膚を押し上げる治療です。年齢を重ねていくと、脂肪が徐々に下がっていきます。脂肪が下がるとほうれい線が目立ったり、頬の一部がこけて老けた印象になるケースがあります。

脂肪注入をすると、顔に丸みが出て、顔全体がリフトアップした印象になるでしょう。脂肪注入の効果は半永久的に持続するというメリットもあります。

7. コラーゲンピール

コラーゲンピールとは、マッサージしながら「PRX-T33」という薬剤を塗布する治療です。真皮の奥深くまで薬剤が浸透することにより、コラーゲンの生成を促進する効果があります。

肌にハリや弾力を取り戻したり、シワ・たるみの改善にも効果が期待できます。メスや注射ではなく、薬剤を塗り込むだけなので気軽に受けられるのがメリットです。

ただし、1回の施術で得られる持続効果は10日程度です。クリニックにもよりますが、2〜3週間に1回、合計5回程度の施術で肌質が向上していくとされています。

コラーゲンピールでたるみ改善をしたい場合は、複数回の施術が必要なことを把握しておくといいでしょう。

8. 眼瞼下垂(がんけんかすい)施術

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、まぶたが下がってきて目が開きにくくなる症状のことです。目を開けようとすることで必要以上の負担が眉間やおでこにかかり、シワの原因となります。

眼瞼下垂の治療をすることで視界が良くなれば、眉間やおでこにシワを作る根本原因を改善できるでしょう。

60代も当てはまる?ハイフをやめたほうがいいと言われる顔の特徴

以下3つのうちのどれかに当てはまる場合は、ハイフをやめたほうがいい可能性があります。施術を検討している場合は、チェックしておきましょう。

・たるみがかなり進行している人
・顔の脂肪が少ない人
・肌トラブルを抱えている人

たるみがかなり進行している人

たるみが大きく進行してしまっている人は、ハイフでは効果が実感しにくいことがあります。ハイフを継続することによって効果を見込むより、糸リフトや切開リフトなど他の施術のほうが高い効果を発揮する可能性もあります。

おでこのシワや上まぶたのたるみを改善したい場合には、眼瞼下垂の施術を受けることも検討するといいでしょう。

顔の脂肪が少ない人

ハイフは脂肪細胞を減少させる効果が見込まれます。小顔効果は期待できるものの、元から顔の脂肪が少ない人が施術を受けると、頬がこけてしまいやすいです。

ハイフの施術による超音波が骨に直接届きやすいため、顔に脂肪がある人よりも、痛みを感じやすいというデメリットもあります。顔立ちによって向き不向きがあることを把握しておきましょう。

肌トラブルを抱えている人

過度な日焼けやアトピーなど、肌トラブルを抱えている場合はハイフ照射ができない可能性があります。ダメージを受けている肌状態で照射をすると、ダメージをさらに与えてしまい、症状が悪化するリスクがあるためです。

ハイフを受ける場合は、日焼け止めを塗って過ごし、肌にできるだけダメージを与えないようにしてみてください。また、炎症が起きている状態であれば、治療が完了してからハイフを検討しましょう。

60代の人ができるだけハイフの効果を高める3つの方法

60代でハイフを受ける場合は、できるだけ効果を高めるために、以下3つの方法を実践してみるといいでしょう。

1.照射出力が高い機種を選ぶ
2.アフターケアをしっかり行う
3.定期的に施術を受ける

1. 照射出力が高い機種を選ぶ

ハイフ用の機械にはいくつか種類がありますが、機械によって照射出力や温度が異なります。また、加熱温度が高い機種のほうがリフトアップ効果が高いとされています。

とくに出力が高い機種は、米国FDAに唯一リフトアップ効果を認められている「ウルセラ」という機種です。クリニック選びの際は「ウルセラ」を取り扱うクリニックを優先的に選ぶといいでしょう。

2. アフターケアをしっかり行う

ハイフを受けると、肌内部が熱によるダメージを受けるため、肌が乾燥して刺激を受けやすくなります。ダメージを受けるとコラーゲンやエラスチンが生成されにくくなり、効果が薄まるため、アフターケアで乾燥を防ぐのが大事です。

乾燥予防には、1日2Lほどの水分補給をするのがおすすめです。また、ハイフによって破壊された細胞は、白血球によって体外に排出されます。白血球の働きを良くするためにも、水分補給が重要となります。

3. 定期的に施術を受ける

ハイフは定期的に施術を受けることで、効果が持続しやすくなります。使用する機械によっても持続期間が異なり、早くて3ヶ月、長いと1年半です。選んだ機械に合わせて、医師と相談しながら繰り返し施術を受けるといいでしょう。

ハイフを受ける間隔については、以下の記事で詳しく解説しています。

ハイフを受ける間隔はどれくらいがベスト?部位別・機械別に解説

ハイフに関するよくある質問

最後に、ハイフに関するよくある質問を2つ紹介します。

・ハイフは何歳までできる?
・ハイフを受けると将来たるむ?

ハイフは何歳までできる?

ハイフに年齢制限はないものの、老化が進んでたるみが進行しすぎた状態の肌には、効果を感じにくいことがあります。また、施術箇所の脂肪が少ない場合には、逆にたるみを悪化させるリスクもあるので注意しましょう。

60代以降のハイフ治療では、他の施術を併用したり、医師に相談しながら施術を進めるのがおすすめです。

ハイフを受けると将来たるむ?

ハイフの施術を受けることで、将来たるむという医学的根拠はないためご安心ください。しかし、ハイフを頻繁に受けすぎたり、顔の脂肪がない人が行ったりすることで、たるみが悪化してしまうリスクはあります。

自分の顔がハイフの施術に向いているのかどうかは、事前に医師とのカウンセリングで確認しましょう。

ハイフは60歳を過ぎると効果がない可能性がある

ハイフは、たるみが進行しすぎている肌の場合だと、効果を実感できない可能性があります。60歳以上でたるみが気になっている人の場合は、ハイフでは十分なリフトアップ効果を発揮できないケースがあるため、他の施術も検討してみるといいでしょう。

メスを入れない施術であれば「ヒアルロン酸注射」や「コラーゲンブースター注射」、深いシワやたるみにアプローチするなら「糸リフト」や「切開リフト」が向いている可能性があります。

キレイレポでは、今回ご紹介した施術に対応している美容クリニックを予約できます。施術内容や地域に合わせて、あなたにぴったりな美容クリニックを探すことも可能です。

ぜひキレイレポで自分にあった美容クリニックを探して、お肌の悩みを解決しましょう。

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