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ダーマペンは痛すぎる?痛みを抑える方法とクリニック選びのコツを解説

ニキビ跡や色素沈着など肌の悩みにアプローチする美容施術のひとつとして「ダーマペン」が人気ですが、「ダーマペンは痛すぎる」という声も少なくありません。 本記事では、ダーマペンが痛すぎると言われている理由と痛みを軽減する方法、上手なクリニック選びについて解説します。 事前にダーマペンの痛みのリスクを理解し、安心して施術ができるクリニックを探してみましょう。

ダーマペンは肌に細かい穴をあけて肌トラブルを改善する施術

ダーマペンは、微細な針で皮膚に細かい穴をあけて肌の生まれ変わりを促進し、皮膚トラブルにアプローチする美容施術です。

ダーマペンによってできた細かい穴を修復するために、コラーゲンやヒアルロン酸などの潤い成分をつくる線維芽細胞の働きが活発になります。そのため、美肌効果が期待できるのです。

ダーマペンにより期待できるメリットとデメリットの一例には、以下があります。

ダーマペンのメリットとデメリットに関する表

メリットとデメリットの両方を理解したうえで、ダーマペンの施術を受けるかどうか決めることが大切です。

ダーマペンの痛みは施術中・施術後で異なる

施術中と施術後でダーマペンによる痛みの性質は変わります。

・施術中:「チクチク」した痛み
・施術後:「ヒリヒリ」した痛み

どのような痛みがあるかを事前に知ったうえで、施術に臨みましょう。

ダーマペンの施術中は「チクチク」した痛み

施術中は皮膚がダーマペンの針で刺されている状態のため、チクチクする痛みを感じやすいです。

美容クリニックの施術メニューによっては、ヒアルロン酸のような美肌成分の薬液を、皮膚にあけた穴に注入します。しかし、その薬液が傷に染みるとよりいっそう痛みを感じやすくなる場合もあります。

しかし、施術中の痛みの感じ方には個人差があるものの、耐えられないほど痛みが強いケースはまれです。もし痛みが我慢できない場合は、表面麻酔を併用すると緩和できる可能性があります。

ダーマペンの痛みに関する口コミは以下通りです。

30代女性
30代女性

ダーマペンの施術は肌がかなりヒリヒリして強い痛みを感じると聞いていたので少し心配していましたが、麻酔クリームを全体に丁寧に塗ってから行ってくれるのでちょっとしたチクチクとする刺激以外には大きな痛みを感じることがありませんでした

抜粋:ちいかなさんの口コミ

痛みに不安がある方は、施術前に麻酔が使えるかどうかクリニックに確認しておくと安心できるかもしれません。

ダーマペンの施術後は「ヒリヒリ」した痛み

ダーマペン施術後の肌は炎症が起こっている状態のため、ヒリヒリとした痛みを感じる場合が多いです。

また、麻酔を使用して施術を行った場合、麻酔の効果が切れたタイミングでヒリヒリ感が生じることも考えられます。

そのほか、以下の副作用が痛みと一緒にあらわれる可能性があります。

・内出血
・皮膚の赤み
・皮むけ
・かゆみ など

ダーマペンのダウンタイムは、1週間前後がほとんどです。2週間以上続く場合は肌トラブルが悪化している可能性があるため、クリニックに相談しましょう。

ダーマペンの施術後に関する口コミは以下の通りです。

20代女性
20代女性

施術後の痛みは少しヒリヒリ、あったかいくらいで、保湿剤を不安な人は持って行った方がいいかも
ダウンタイムは、2.3日赤みが強く出たけど、全然目立つこともなく、マスクで隠れるくらいの範囲でした。

ダーマペンが痛すぎると言われている理由3選

「ダーマペンは痛すぎる」と言われる主な原因として、以下3つが考えられます。

・麻酔の効果が薄い
・針が深い
・施術した場所が骨に近い

痛みの原因を知ったうえで口コミを参考にし、ダーマペンの施術を受けるかどうか決めましょう。

1:麻酔の効果が薄い

クリニックや施術を受ける方の希望によって、施術前に麻酔を使って施術中の痛みを軽減できます。しかし、麻酔の効果が薄い場合、痛みを強く感じる方も少なくありません。

たとえば麻酔クリームを使用する場合、クリームを施術部位に塗ってから数十分置いて浸透させ、ダーマペンによる施術を開始します。

しかし、麻酔クリームの塗りムラがあったり塗りにくい部位だったりすると、本来の効果が薄くなり、痛みを感じやすくなるのです。

不安な方は、麻酔がきちんと効いているのかを施術前に確認すると安心です。

2:針が深い

ダーマペンで使用する針が深いほど、痛みを感じやすい傾向があります。

以下のように、ダーマペン施術は目的に応じて針の深さを調整します。

改善したい症状に適しているダーマペンの針の深さについて

皮膚の深層部にある真皮には痛覚神経があるため、この層に針が届くと痛みを感じやすくなります。

表皮から真皮までの距離は2.0mm程度です。軽症のニキビ跡や小じわに対する施術の場合は、2.0mm以下の針を使用する可能性が高いため、針の深さによる痛みは感じにくい傾向があります。

3:施術した場所が骨に近い

以下のような骨に近い部位は、痛みを感じやすい傾向があります。

毛髪の生え際

フェイスライン
額 など

骨の近くは皮膚が薄く脂肪が少ないです。そのため、他の部位よりも痛みを感じやすく、機械の振動が響く可能性もあります。

実際に「骨の近くの施術が痛みを感じた」との口コミも寄せられています。

30代女性
30代女性

麻酔をしてくれましたが、痛みはかなり強かったです。頬は皮膚が厚いのでなんとか頑張れましたが鼻や鼻下は皮膚も薄いし骨が近いので辛かったです。

抜粋:りささんの口コミ

ただし、骨の近くの施術においても痛みの程度には個人差があります。

30代女性
30代女性

施術は正直痛かったです笑。骨に近い部分が特に痛かったですが、なんとか我慢できる範囲でした。

ダーマペンで痛すぎる経験をしたくない!【施術中】の痛みを和らげる方法3選

ダーマペンによる施術中の「チクチク」した痛みを軽減するためには、以下の3つの方法があります。

・麻酔を使用する
・ダーマペン4で施術をする
・針の深さを調整する

ダーマペンで痛すぎる経験をしないよう、事前に上記のような対策をしてみましょう。

1:麻酔を使用する

多くの美容クリニックでは、ダーマペンの施術中に伴う痛み対策として麻酔を使用できます。

ダーマペンの施術中に使える麻酔は、主に以下の2つです。

ダーマペンには、麻酔クリームと笑気麻酔が使用可能

痛みについて不安なまま施術を受けるよりも、痛みのリスクを減らした状態で受けた方が安心です。施術中の痛みが気になる方は、麻酔の使用も検討してみてください。

また、麻酔の使用には追加料金が発生する場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

2:ダーマペン4で施術を行う

ダーマペンによる痛みを軽減させるためには、最新の医療機器の使用をおすすめします。2024年12月現在ではダーマペン4が最新です。

ダーマペン4は従来のダーマペンと比較し、以下のメリットがあります。

・皮膚に穴をあけるスピードが上がったため、施術時間が短い
・細かく針の長さを調整できるため、肌への負担が少ない

クリニックで採用しているダーマペンの種類は、公式ホームページやSNSに掲載している場合があります。事前に調べてダーマペン4を採用しているか確認しましょう。

ダーマペン4について詳しく知りたい方は、以下の症例をご覧ください。

施術前

施術後

3:針の深さを調整する

ダーマペンの針の深さを浅くすると、施術中の痛みが軽減できる可能性があります。

針が深いほどダーマペンの効果が得られやすいと言われているものの、その分痛みや傷が増えやすくなるリスクも考えられます。

真皮に到達しない1.0mm以下であれば、痛みを感じにくいことが多いです。痛みが気になる方は、針を浅くしてもらいましょう。

2024年12月現在の最新機器ダーマペン4は、施術の途中で針の深さの変更ができます。痛みの様子を見ながら針の深さを調整したい方は、ダーマペン4を使用できるか医師と相談してみてください。

ダーマペンで痛すぎる経験をしたくない!【施術後】の痛みを和らげる方法3選

ダーマペンによる施術後の「ヒリヒリ」した痛みを和らげる方法として、以下の2つがあげられます。

・冷やす
・体を温める行為を避ける

施術部位のヒリつきが気になる場合は、上記の方法を実践してみてください。

1:冷やす

施術部位にヒリヒリした痛みがある場合、以下の方法で冷やしてみてください。

1.保冷剤を布(タオルやガーゼなど)で巻く
2.20分ほど保冷剤を施術部位に当てる
3.当てていた保冷剤を皮膚から離す
4.1.~3.を1時間おきに繰り返す

施術部位の冷却は、血管を収縮させて炎症や痛みを軽減させる効果が期待できます。

ただし、冷やしすぎると皮膚への刺激となるため注意が必要です。保冷剤は直接患部に当てず、必ず布で巻いてから使用しましょう。

保冷剤が手元にない場合は、水を入れて凍らせたペットボトルや氷水を入れた袋などで代用可能です。

2:体を温める行為を避ける

ダーマペンのダウンタイム中は、以下のような体を温める行為は控えましょう。

激しい運動
長時間の入浴
飲酒
サウナ など

施術後の皮膚はいつもより血行が促進され、炎症が起こりやすい状態です。体を温めすぎてしまうと血行が促進され、痛みや炎症を増長させる可能性があります。

また、お風呂に入る際は高温のシャワーや湯船につかる行為は控え、ぬるめのシャワーにとどめておくと、皮膚への負担を低減できます。

また、突然の発熱などで体温が上がりすぎてしまい、痛みが我慢できない場合は医師に相談してください。

ダーマペンの施術で痛すぎないクリニックを選ぶポイント3選

ダーマペンで強い痛みを回避したい場合は、クリニック選びも大切です。以下のポイントを重視して、クリニックを選びましょう。

・実績や症例はあるか
・ダーマペン4を使用しているか
・事前のカウンセリングは丁寧か

本章を参考に、信頼できるクリニックを探してみてください。

1:実績や症例はあるか

実績が豊富なクリニックは施術に慣れている可能性が高く、痛みの軽減が期待できます。そのため、ダーマペンの施術の実績や症例が豊富なクリニックを選ぶと安心です。

ダーマペンによる施術は針を刺す角度や針の深さ、回数など細かいところまで的確に判断する必要があります。少しのミスで痛みが増してしまうリスクもあるため、医師の技量が重要です。

ホームページやSNSなどに症例写真や実績を掲載しているクリニックは技術力が高く、的確な施術をしてもらえることが期待できます。

また、美容施術ができる条件は医師免許所持のみですが、日本形成外科学会日本美容外科学会など美容医療専門の学会に所属している医師は、ダーマペンの施術に精通している可能性が高いです。

医師のプロフィールから経験や専門領域を確認してクリニックを選びましょう。

2:ダーマペン4を使用しているか

2024年12月現在で最新のダーマペン「ダーマペン4」を使用することで、痛みの低減が期待できます。施術するクリニックがダーマペン4を採用しているかを確認してみましょう。

先にご紹介したように、ダーマペン4は施術中でも針の深さを細かく調整できるため、痛みが出たときにすぐ対応できるメリットがあります。

クリニックで採用しているダーマペンの種類は、多くの場合公式ホームページの施術メニューから確認が可能です。取り扱っているダーマペンの種類を事前に確認しておきましょう。

3:事前のカウンセリングが丁寧か

施術前に行うカウンセリングの際に、医師の説明やヒアリングが丁寧かを確認しましょう。

ダーマペンの施術は定期的に通院する必要があります。そのため、メリットだけではなくデメリットやダウンタイムのリスクまで丁寧に説明してくれるクリニックを選ぶと安心です。

カウンセリングが丁寧だったため安心できた」との口コミもあります。

30代女性
30代女性

実際に、契約をする前に丁寧に私の肌を見てカウンセリングを行ってくれ、施術内容も詳しく教えてくださったため安心してお願いすることができました。
カウンセリング時の私の悩みや不安も寄り添って聞いてくださいました
また、私は深いクレーターもあったのですが、この深いのはもしかしたら施術をしても完全には良くならないかも、と事実も言っていただけたので信頼できました

抜粋:はなさんの口コミ

また、複数のクリニックでカウンセリングを受けてから契約することをおすすめします。それぞれのクリニックを比較することで、自分に合ったクリニックを選べるでしょう。

ダーマペンの痛みが不安なら信頼できるクリニックで施術をしよう

施術中と施術後でダーマペンの痛みの質や対策は変わります。ダーマペンによる痛みが不安な場合は、今回紹介した施術中・施術後の対策を行ってみてください。

また、ダーマペンによる施術は、高度なテクニックが必要です。ぜひ本記事で紹介したポイントを参考に、在籍している医師のスキルが高く、信頼できるクリニックを探してみてください。

『キレイレポ』では、さまざまな美容クリニックの検索や口コミの閲覧ができます。今回ご紹介した「ダーマペン」「ダーマペン4」を行うクリニックも多数取り扱っています。

また、お住まいの地域からも美容クリニックの検索も可能です。ダーマペンの施術ができる美容クリニックをお探しの方は、ぜひ『キレイレポ』をご活用ください

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