ゼニカルとメトホルミンは併用できる?ダイエット効果について徹底解説
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ゼニカルとメトホルミンは併用できる?ダイエット効果について徹底解説

メディカルダイエットを検討している方にとって、ゼニカルとメトホルミンを併用しても問題ないかは事前に確認しておきたいポイントでしょう。 それぞれ異なる薬で、得られる効果も異なります。そのため、処方してもらう前に各薬の特徴や効能について理解することが重要です。 本記事では、ゼニカルとメトホルミンを併用していいかについて解説します。また、併用によるダイエット効果や飲み方、注意点なども解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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ゼニカルとメトホルミンは併用できる

ゼニカルとメトホルミンは併用可能です。併用した場合、脂質・糖質・食欲抑制効果を期待できます。

アメリカの「NIH(アメリカ国立衛生研究所)」に掲載された研究によると、ゼニカルだけを服用した人よりも、メトホルミンとゼニカルを併用した患者のほうが体重減少したと報告されました。

とはいえ、ゼニカルとメトホルミンの併用はまだ研究が進んでいない状態です。自己判断で併用するのではなく、事前に医師に相談したうえでの併用が重要です。

ゼニカルとメトホルミンの違い

ゼニカルとメトホルミンでは、主に働きと副作用が異なります。

どちらの薬でも体重減少の効果が期待できるものの、減量できるメカニズムが異なり、人により効果を感じない場合があるため注意が必要です。

基本的に、ゼニカルは脂肪吸収の抑制効果があり、メトホルミンは血糖値の低下と代謝を上げる効果があります。いずれも異なる作用を持ちますが、併用すれば両者の効果が期待でき、太りにくい身体づくりを目指せます。

ゼニカルとメトホルミンそれぞれのダイエット効果

ゼニカルとメトホルミンはそれぞれダイエット効果が異なります。服用中に効果を実感するためにも、服用前に各ダイエット効果を把握することが重要です。

下記では、ゼニカルとメトホルミンそれぞれのダイエット効果を解説します。

ゼニカルによるダイエット効果

ゼニカルのダイエット効果は、以下のとおりです。

・脂肪分解酵素の働きを妨げる
・脂肪が体内に吸収されるのを抑制する
・余分な油分は便と一緒に体外へ排出する

ゼニカルの有効成分であるオルリスタットは、脂肪を分解する酵素である胃パリーゼや膵パリーゼの働きを抑えます。その結果、食事で摂った脂肪が分解されず、そのまま便として排出されるため、体内に吸収されにくくなります。

脂肪は炭水化物やタンパク質と比べて1gあたりのカロリーが高いため、脂肪の吸収を抑えると、効率的に摂取カロリーを軽減させられます。そのため、オルリスタットはダイエットをサポートする成分として効果が期待されています。

30代女性
30代女性

施術以外は、私の場合リベルサスっていう内服薬とゼニカルっていう30%油をカットしてくれる内服薬を出されちゃんと飲むように言われました。
飲み始め、しばらくは薬の効果を感じれなかったんですが、徐々に感じ始め、食欲がなさすぎて1食、食べるのも億劫になるくらいでした。

メトホルミンによるダイエット効果

メトホルミンによるダイエット効果は、以下のとおりです。

・筋肉の糖利用を促す
・小腸の糖の吸収を抑制する
・脂肪酸の分解を促進する
・血液から便に糖を排出する
・食欲を抑える

メトホルミンの痩身効果はさまざまな研究結果によって示されています。

その1つに、治療を受ける前と後のBMIの変化を比べた結果、6ヶ月間 メトホルミンで治療を受けた患者のBMIが1.01減少したことが報告されています。

つまり、身長168cm、体重99kgの方の体重が96kgになった際の体重変化量と同等です。

このように、メトホルミンには体重減少の効果があることが研究により証明されており、ダイエットには向いている薬の1つと言えます。

参考:Effects of metformin in obesity treatment in different populations: a meta-analysis

ゼニカルとメトホルミンを併用した飲み方

ゼニカルとメトホルミンを併用して服用する場合、食後にゼニカルとメトホルミンを一緒に服用するか、食直前にメトホルミンを飲んで食後にゼニカルを飲むと効果が期待できます。

ゼニカルとメトホルミンを併用した研究では、同時の服用か順番に服用して実験することが一般的です。

同時に服用するか、順番に服用するかは、明確に決まっているわけではありません。そのため、事前に医師に相談して服用方法を決定するといいでしょう。

ゼニカル単体の飲み方

ゼニカル単体での飲み方は、1回1錠(120mg)を食事中または食後1時間以内に服用します。

ゼニカルは1日3錠までの服用で、朝・昼・晩での服用が一般的です。万が一、服用を忘れた場合でも、2回分を1回で服用するのは避けてください。通常より多い用量での服用は副作用のリスクを高めます。

そのため、もしゼニカルを飲み忘れた場合は、次の服用タイミングで1回分を服用してください。

また、ゼニカルは食事内容に合わせて服用を調整することが可能です。脂質が少ない食事の場合には、服用しなくても問題ありません。

メトホルミン単体の飲み方

メトホルミン単体での飲み方は、1回1錠(250mg)を1日2回朝夕の食直前か食後の服用が一般的です。服用から1ヶ月以降は、必要に応じて500mgに増量させることもあります。

食後に服用すると吸収スピードが遅くなるため、副作用が出にくいことが特徴です。一方、食前に服用すると、空腹時は血糖値が低い状態であるため、さらに血糖値が下がり副作用が現れる可能性が高くなります。

そのため、医師の指示に従って、適切な用法・用量での服用が重要です。

万が一、メトホルミンを飲み忘れた場合は1回分をスキップし、次の服用時間に1回分を服用してください。1度に2回分を服用すると副作用が起こるリスクが高まるため、注意が必要です。

ゼニカルとメトホルミンを併用する際の3つの注意点

ゼニカルとメトホルミンを併用する際は、注意点が3つあります。

・1日の最大量以上の服用
・油漏れの副作用
・ビタミンの不足

注意点を知らずに服用すると、副作用が出た場合の処置が遅れたり、うまく効果が出なかったりする可能性があります。

下記では、ゼニカルとメトホルミンを併用する際の注意点を解説します。

①1日の最大量以上の服用

ゼニカルとメトホルミンを服用する際は、1日の最大量以上の服用は避けてください。

1日の最大量を超えた服用は、副作用が強く出る恐れがあります。

ゼニカルは1日最大3錠、メトホルミンは1日2,250mgまでの服用とされています。服用量を増やしたとしても、効果が追加で得られるわけではありません。

2010年に「FDA(アメリカ食品医薬品局)」が発表したデータによると、ゼニカルの副作用により生じた肝機能障害を発症した13件のうち、2件は死亡に至り、3件は肝移植が必要なほど深刻な状態だと報告されています。

そのため、ゼニカルとメトホルミンを服用する際は、必ず医師の指示に従って服用してください。

②油漏れの副作用

ゼニカルには、油漏れの副作用があります。

油漏れとは、摂取した食事に含まれる油分が肛門から漏れ出てしまう副作用です。

実際にゼニカルによる油漏れを体験した人の口コミは、以下のとおりです。

40代女性
40代女性

脂っこいものがどうしても食べたくなったときに食直前に利用すると、汚い話ですが本当に便と一緒にごま油のような茶色い油がそのまま出てきます。
効果がありすぎて少し腹圧がかかったくらいで、油が出てくるため、生理用ナプキンが必須なほどでした・・・

ゼニカルの主成分のオルリスタットには、食事中の脂肪吸収を阻害する効果があり、吸収されなかった脂肪は体外に排出されます。吸収されなかった脂肪には油分が多いため、腹部への圧力やおならにより、油が漏れ出てしまうのです。

ゼニカルの油漏れは、服用して翌日から起こることが一般的です。脂肪吸収抑制効果はすぐに見られますが、食事が胃腸を通過して体外に排出されるまで、12~72時間程度かかります。

そのため、ゼニカルを服用した翌日は油漏れの副作用に注意が必要です。

③ビタミンの欠乏

ゼニカルを服用すると、脂溶性ビタミンが欠乏する可能性があるため注意が必要です。

脂溶性ビタミンは、ビタミンAやビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの油に溶けやすいビタミンです。

欠乏するビタミンによりあらわれる症状は異なり、たとえば
・ビタミンAが欠乏すると暗いところで目が見えにくくなる夜盲症や、皮膚・粘膜の乾燥などの症状
・ビタミンDが欠乏するとカルシウムの吸収量が低下し骨が脆弱化するくる病(骨軟化症)
・ビタミンEの欠乏では貧血や脱毛など
といったリスクがあります。

ビタミンを補うため、野菜や果物を多めに摂ったり、サプリメントを活用したりするなどを積極的に行うことが重要です。

ゼニカルによるダイエットが向いている人

ゼニカルは、脂質が原因で肥満になっている方に向いています。

たとえば
・脂っこい食事が好き
・食事量を減らしたくない
・食べすぎてしまう
・食生活を変えられない
といった方に向いています。

ゼニカルは体重管理をしながらも、食事を楽しみたい方に最適です。

きつい食事制限をすると精神的にもつらく、かえってストレスを溜めてしまう可能性があります。

ゼニカルを服用すれば、食事量を変えなくても体重変化を期待できるため、ストレスを感じずにダイエットが可能です。

ゼニカルによる減量効果は、2~3週間程度以降に実感できることが一般的です。

メトホルミンによるダイエットが向いている人

メトホルミンによるダイエットが向いている方の特徴は、以下のとおりです。

・食べすぎてしまう方
・食欲を自然に抑えたい方
・他のダイエットで失敗した方

メトホルミンを服用すると、満腹中枢を刺激して食欲を低下させる働きがあるため、食べすぎてしまう方や食欲を自然に抑えたい方に最適です。

また、メトホルミンによりGLP-1ホルモンの分泌量が増加し、消化管の動きを抑制する働きにより、食べ物を胃の中に残しやすくします。消化をゆるやかにするため、食後の満腹感が持続し、自然と食欲が抑えられます。

実際にメトホルミンを飲んで食欲が抑えられた人の口コミはこちらです。

20代男性
20代男性

実際にメトホルミンを服用してみると、数日で食欲が抑えられるのを感じました。無理な食事制限をしなくても、自然に食べる量が減り、過食への不安も軽減しました。その結果、体重も少しずつ減少していき、身体全体のバランスが整い始めたように感じます。また、体重の変化だけでなく、肌の状態も改善され、周囲からも「健康的になったね」と言われることが増えました。

他のダイエットで効果を実感できなかった方は、一度メトホルミンの服用を検討してみてはいかがでしょうか。

ゼニカルとメトホルミンの併用に関するよくある質問

最後に、ゼニカルとメトホルミンの併用に関するよくある質問をまとめます。

・ゼニカルとメトホルミンに併用禁忌の薬はありますか?
・ゼニカルだけで痩せないときはどうすればいいですか?
・ゼニカルとメトホルミンの服用で何キロ痩せる?

下記では、各質問を解説します。

Q1. ゼニカルとメトホルミンに併用禁忌の薬はありますか?

ゼニカルとメトホルミンには併用禁忌の薬はありませんが、併用に注意が必要な薬があります。

メトホルミンと併用注意な薬の一覧

また、メトホルミンの併用禁忌は、アルコールです。アルコールを過度に摂取すると、乳酸アシドーシスを起こす可能性があります。肝臓での乳酸の代謝機能が低下し、さらに脱水症状につながる可能性もあります。そのため、メトホルミン服用中はアルコールの摂取は避けてください。

次に、ゼニカルとの併用に注意が必要な薬剤は以下の通りです。

ゼニカルと併用注意な薬の一覧

ゼニカルに併用禁忌はありませんが、上記のような薬を服用している場合は、医師に事前に伝えてください。

Q2. ゼニカルだけで痩せないときはどうすればいいですか?

ゼニカルだけで痩せない場合は、メトホルミンとの併用がおすすめです。

ゼニカルは脂質の吸収を阻害できますが、薬を服用しているからといって脂質の摂取量が増えると、吸収される脂質も増加してダイエット効果が薄れる可能性があります。

一方で、メトホルミンを併用するとGLP-1ホルモンの分泌が促進され、食べ物が胃にとどまりやすくなるため満腹感が持続し、脂質の摂取量を抑えることが期待できます。このように、併用することでダイエット効果が高まるといえるでしょう。

必要に応じてゼニカルとメトホルミンを併用してみよう

ゼニカルとメトホルミンは併用して服用できます。

ゼニカルとメトホルミンの併用に関してはまだ研究が進んでいませんが、併用した方のほうが体重を減少したことが報告されています。

しかし、メトホルミンは医薬品であるため医師による処方が必要です。

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