
「いびき、睡眠時無呼吸症候群のお悩みは、内科の睡眠専門医へご相談ください」二人三脚の治療で患者様が納得する治療を提供|千里中央メディカルクリニック:松島 勇介 先生


千里中央メディカルクリニックは、どのようなクリニックですか?

睡眠、甲状腺、循環器、糖尿病の各専門医が集結しているクリニックです。
当院は、専門分野に長けた専門医が集結しているのが特徴です。私のような睡眠専門医は全国的に見ても希少ですし、甲状腺、循環器、糖尿病など、その分野で研鑽を積んだ医師が集まっていますので、1人の患者様を、幅広い内科の守備範囲で診ることが可能です。近隣の方にとっては、大変利便性が高いクリニックだと思います。
また、保険診療から自由診療まで、その方の症状やお悩みに合わせた診療メニューを取り揃えていますので、患者様のご希望やライフスタイルなどを考慮したうえで、治療を進められます。
ご来院いただいた皆様に、このクリニックに出会えてよかったと思っていただけるよう、地域住民の方が安心してご来院いただけるクリニック作り、そして適切で的確な医療提供を目指しています。

先生が睡眠専門医になったきっかけを教えてください。

睡眠という未知の領域を、自分のなかで深めたいと思ったのがきっかけです。
なぜ人は眠るのか、なぜ夢を見るのかなど、睡眠にはまだ解明されていない謎がたくさんあります。未知の部分が多いことで興味を持ち、知見を深めていったことで、日本睡眠学会 専門医を取得するまでに至りました。
睡眠のお悩みでは、メンタルクリニックを受診する方も多いと思います。メンタルクリニックでは過眠や不眠の治療が主ですが、当院の睡眠外来では、いびきや睡眠時無呼吸症候群の診療もおこなっています。いびきや睡眠時無呼吸症候群にお困りの場合は、ぜひ内科の睡眠専門医を頼っていただければと思います。
命の危険もある、いびき・睡眠時無呼吸症候群には、専門医による治療を


睡眠外来へは、どのようなお悩みで来院される方が多いのでしょうか?

いびき、睡眠時無呼吸症候群、過眠症の方が大半です。
いろんな症状の方がいらっしゃいますが、最も多いのは、いびきと睡眠時無呼吸症候群の患者様です。睡眠時無呼吸症候群とは、何らかの原因で睡眠中に気道が狭まり、一時的に呼吸が止まる無呼吸状態を何度も繰り返す症状です。
実はいびきや無呼吸状態が重度でも、4割の方が気づいていないと言われています。そのため、パートナーに指摘される方や、旅行などで友人に指摘されて初めて知る方がほとんどです。無呼吸状態が続くと、睡眠の質が低下します。何度も中途覚醒をして不眠を疑っている方も、もしかしたら睡眠時無呼吸症候群が原因かもしれません。
次に多いのは、過眠症の患者様です。過眠は、不眠とは反対に過剰に眠ってしまう症状です。夜中にしっかり眠っているはずなのに、日中に眠気に襲われる方や、日中の倦怠感にお悩みの方が来院されます。

いびきや睡眠時無呼吸症候群を放置すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

高血圧などの身体的な障害や、気分が落ち込むなどの精神的な障害が現れます。
無呼吸状態が繰り返されることで、酸素不足に陥り、身体面や精神面に異常をきたすようになります。
身体面で危惧されるのは、高血圧や心不全などの合併症です。糖尿病、高脂血症、肥満などの生活習慣病を引き起こすこともあり、最悪の場合、脳梗塞や心筋梗塞により死に至ることもあります。
精神面では、とくに日中に大きな影響が生じます。睡眠の質が低下することで、日中に眠気や疲労感を覚え、家事や仕事がはかどらず、憂鬱な気分になるなど、心の健康状態が損なわれてしまいます。このように睡眠時無呼吸症候群は、心身ともに多大な影響を及ぼします。

睡眠時無呼吸症候群の原因は何なのでしょうか?

最も多い原因は肥満ですが、それだけではありません。
最も多い原因として、肥満があげられます。喉の周りについた脂肪が気道を圧迫し、呼吸を困難にさせることで、睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。原因は肥満だけだと思われがちですが、実はそれだけではありません。
鼻閉も、睡眠時無呼吸症候群の原因となります。鼻閉とはわかりやすくいうと鼻づまりのことで、空気のとおり道が狭くなることで呼吸しにくい状態となり、いびきや無呼吸を引き起こします。また、若い女性に多いのが、骨格の問題です。顎の骨格が小さいと、気道狭窄が起こりやすくなります。
さらに、扁桃腺や軟口蓋といわれる軟部組織に問題がある場合も、睡眠時の呼吸を困難にさせます。また、舌が大きめの方も注意が必要です。巨舌の方は舌根が落ちやすく、気道狭窄の原因となります。
いびき、睡眠時無呼吸症候群の原因は患者様によって異なりますので、原因を突き止めてからその原因を排除するための治療をおこなっていきます。たとえば肥満が原因の方は肥満を解消し、軟部組織に問題がある場合は外科的アプローチで切除します。

治療法にはCPAP(シーパップ)が有名ですよね。どのような場合に適用されるのでしょうか?

一部適さない場合もありますが、多くの方に有効です。
CPAP(シーパップ)は、別名・持続陽圧呼吸療法ともいい、鼻に装着したマスクに空気を送り込むことで、気道を確保し、睡眠中の無呼吸を防ぐ治療法です。
CPAPは睡眠時無呼吸症候群の治療法として確立されたものであり、多くの方に有効です。ただし、鼻に強制的に風を送り込む治療であるため、鼻閉の方は適応できない場合もあります。
1時間のうち無呼吸状態の回数が5~15回の方は軽症、15~30回の方は中等症、30回以上は重症に分類されます。1時間あたり20回以上無呼吸症状がある方は、CPAPが保険適用となります。
顎が小さい方など、肥満以外の要因でCPAPを利用される方もたくさんいらっしゃいますが、肥満を解消する過程で利用される方が、やはり多いといえます。
理想の自分に近づける、メディカルダイエット

肥満を解消するための治療も、提供しているのですよね?

はい。BMIが25以上の方を対象に、メディカルダイエットを提供しています。
当院では、BMIが25以上の方を対象に、食事療法、運動療法、そして内服薬を使ったメディカルダイエットを提供しています。
肥満を解消するといっても、1人でのダイエットは難しいものですよね。誘惑が多くてなかなか続かない方もいらっしゃいますし、仕事や子育てなど、多忙な中でダイエットをするのは厳しいことでしょう。また、付き合いでの飲み会が多く、どうしたら痩せられるのかわからない、とのご相談を受けることもあります。
このように1人でのダイエットにお悩みの方には、当院のメディカルダイエットは大きな一助になっていると思います。

メディカルダイエットを受ける方は、どのような方が多いのでしょうか?

30~50代の男性が多いのですが、女性も増えています。
いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療のために、30~50代の男性がメディカルダイエットを利用されることが多いのですが、女性も増加傾向にあります。働く女性が増えた昨今、仕事と家庭を両立しながら、さらにダイエットを継続するのは大変難しいことです。そこで、1人で奮闘するのではなく、専門的な治療法で確実に効果を得たいという方に、大変喜んでいただいています。
目標の体重まで落ちると、皆さん笑顔になってくださいます。さらに、目に見えて減量に成功するのは、自信に繋がります。本来なりたかった自分に近づくことは、心にもいい影響を与えてくれますよね。
いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療の方以外でも、当院の診療を通して、理想のご自分に近づきたい方のお力になれると幸いです。

メディカルダイエットの治療の流れを教えてください。

検査をしてから、オーダーメイドで治療法をプランニングします。
まずは、問診からスタートします。それから身長や体重といった簡単な身体測定をし、肝臓や腎臓の機能を診るために血液検査を受けていただきます。また、腹部超音波により、肝臓、胆嚢、すい臓のメディカルチェックもおこないます。
患者様の体の状態を把握してから、オーダーメイドで治療法をプランニングしていきます。食事療法では、既往歴や使用中の薬、アレルギーなどをお聞きしたうえで、治療プランを一緒に立てていきます。運動療法では、減量に効果的な有酸素運動・無酸素運動をご紹介し、無理のない範囲から進めていきます。さらに、減量を補助する薬を、患者様の状況に応じて処方いたします。
このような治療を続けることで徐々に減量し、空腹を感じにくくなる、少なめの食事でも満足を得られる、食欲が抑えられてストレスが減る、といった効果が期待できます。
二人三脚の治療で、患者様に笑顔と幸せを届けたい


カウンセリング時に患者様とお話しをする際、心がけていることを教えてください。

患者様との認識を合致させることを、何より重視しています。
患者様の状況や、求めていることは一人ひとり違います。何にお悩みで、どうなりたいのか、そしてライフスタイルや、治療にかけられる時間・費用も千差万別です。
その細かな希望を、カウンセリングを通して汲み取り、患者様が今解決したい課題の認識を、しっかりと合致させることを何よりも重視しています。
患者様が納得いく治療をご提供し、笑顔になっていただくためには、患者様との二人三脚での治療が欠かせません。まずは認識を合致させることで、ようやくスタート地点に立てるのだと思っています。

これからクリニックを訪れる患者様に、メッセージをお願いします。

お悩みは1人で抱え込まず、専門医にお気軽にご相談ください。
当院では、近隣の方の健康をお守りするため、各専門医による診療を常により良いものにし続けてまいります。診療の質はもちろんのこと、予約の取りやすさ、待ち時間の短縮などの利便性もさらに高め、地域の方々に笑顔と幸せを提供できるようなクリニックであり続けたいと考えています。
睡眠でお悩みの方や、ダイエットに苦戦されている方は、1人で抱え込んでしまう前に、ぜひお気軽にご相談ください。