
「患者さんに寄り添った、負担の少ない治療を」見た目も機能性も重視したインプラント・セラミック治療|柏KT歯科:早川 直輝先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



柏KT歯科とはどのようなクリニックですか?

痛みを軽減する治療と徹底した院内感染対策を両立し、保険診療から自費診療まで幅広く対応する歯科医院です。
当院では、むし歯治療や歯周病治療のような一般的な診療をはじめ、小児歯科(フッ素塗布、ブラッシング指導など)、親知らずの抜歯、ホワイトニング、入れ歯治療など、保険診療から自費診療まで幅広く対応しています。
どのような治療でも、使用する器具や麻酔、そして精度の高い技術にこだわり、心身的な負担を和らげるよう心がけています。小さなお子さんをはじめ、歯科治療が苦手な方でも気負わずに通っていただきたいです。
スタッフ全員で厳しい衛生基準を遵守している点も当院の特徴です。さまざまな種類の滅菌器や使い捨ての用品を積極的に活用し、徹底した院内感染防止対策を実施しています。

柏KT歯科の治療方針を教えてください。

できる限り歯の切削と抜歯を回避して、天然歯をできるだけ残すように努めています。
私たちが重視しているのは患者さんの大切な財産である天然歯です。発生した症状には適切に処置をしつつ、可能な限り大きな範囲の切削や抜歯を回避するように努めています。
できるだけ歯を削らない・抜かないためには、むし歯や歯周病の予防と早期発見が重要です。そのため、どのような患者さんにも定期検診を推奨しています。治療に来られた患者さんにも、むし歯感染歯質に反応して着色する、う蝕検知液を使用して、むし歯を見逃さないようにしていますよ。
むし歯が重症化すると抜歯が必要になるため、むし歯を発見した際には原因から断ち切る根本治療に取り組みます。すでに重症化したむし歯にも、菌に感染した神経の汚染物質を取り除くなどの処置をして、抜歯を防ぐために最善を尽くします。
もし削る必要がある場合は、肉眼の20倍の拡大視野をもつマイクロスコープを使用しながら、必要最小限の範囲を丁寧に削ります。

カウンセリングでこだわっている点はありますか?

患者さん一人に対する診療時間は長めに確保しています。
患者さんとじっくり向き合ってお話を聞かなければ、一人ひとりの希望に寄り添った治療は提供できません。とくに自費診療では、30分から1時間程度かけて丁寧に治療方針を決めています。1つの治療に確保する時間も、最低30分以上、処置内容によっては1〜2時間と長めに確保しています。
また、歯科衛生士の担当制も当院のこだわりです。患者さんと歯科衛生士で信頼関係を築くことで、二人三脚で治療に取り組めると考えています。同じ歯科衛生士が常に担当すると自覚のない症状にも気づきやすくなるため、むし歯の予防にも貢献できるはずです。
インプラントの持続率は10年で95%との報告も


インプラントとはどのような方におすすめの治療ですか?

失った歯を取り戻すうえで、健康な歯を削りたくない方や、硬いものを咀嚼できるようになりたい方におすすめです。
インプラントとは、天然の歯が根本から抜けてしまった箇所に人工歯を埋め込む治療です。失ってしまった歯を取り戻すうえで、健康な歯を削りたくない方や、硬いものをしっかり噛めるようになりたい方におすすめしています。
インプラントは骨に固定されるため、見た目の違和感が少なく、入れ歯よりも咀嚼がしやすいのが特徴です。また、ブリッジ治療のようにほかの歯を削る必要がないのも大きなメリットですね。
自費診療なのでほかの治療に比べて費用は高くなりますが、見た目の面でも機能面でもメリットは大きいはずです。患者さんの希望やお口の状態にもよりますが、私としては、歯を失った際のファーストチョイスはインプラントだと考えています。

インプラント治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

完成までは4~5ヵ月かかります。ただ仮歯を装着する2~3ヵ月目で通常どおり食事できるようになりますよ。
治療の際は、まずチタンという金属でできたネジを骨に埋め込みます。チタンは体に無害とされている金属で、人工股関節や骨折した際に固定するプレートにも使われていますよ。
このネジを人工歯の根本として、人工歯を装着します。最初は仮歯を装着して日常生活を過ごしていただき、問題がなければ完成品の歯を装着します。仮歯の装着までにかかる期間は約2〜3ヵ月、完成品の歯の装着までの期間は約4〜5ヵ月が目安です。ただ、仮歯を入れた時点から普通の歯と同様に食事をしていただけますよ。

インプラント治療には激しい痛みを伴いますか?

手術当日と翌日に痛みが生じる可能性はありますが、痛み止めを飲めば対応できるレベルだと思います。
骨に埋め込むネジは4~5mmで長さは1cm前後なので、それほど大きな穴を開ける必要はありません。局所麻酔をするため、治療中は基本的に痛みがない状態です。手術はおよそ20分~30分程で終わります。
個人差はありますが、治療後の当日と翌日に痛みが生じる可能性があります。必要に応じて痛み止めなどで対応しています。

インプラント治療で手に入れた歯はどのくらい長持ちしますか?

10年後の残存率が95%という報告もあります。
骨との定着相性が悪くてインプラントが持続しない方も稀にいらっしゃいますが、インプラントの10年後の残存率は約95%とされる報告もあります。
インプラントには特別なメンテナンスが不要です。天然歯と同じく丁寧に歯磨きをして、歯科医院で定期的なクリーニングをしていれば、基本的にはトラブルが生じる心配がありません。
昔のインプラント治療では金属の上にセラミックを焼きつけた構造の被せものが主流でしたが、近頃はセラミック100%の被せものがほとんどです。セラミックは歯垢がつきづらく衛生的なため、インプラントの周囲が炎症を起こしてしまう、インプラント周囲炎の発生も全体的に減少しています。
セラミックで天然の歯に近づく治療を


歯の詰めものや被せものとしてセラミックを使用するメリットは何ですか?

審美性が高く、衛生的で、機能性の高い歯が手に入ります。
従来のむし歯治療で使われてきた銀歯には、審美性が低いだけでなく、金属が溶け出してイオン化することで金属アレルギーを引き起こすリスクがありました。また、経年劣化による変形で土台となる歯との間に隙間が生じると、二次的なむし歯が起きやすくなり、抜歯につながる可能性も高まります。
セラミックは本物の歯のように見た目が自然なだけでなく、生体親和性が高くて体に無害な素材です。銀歯や保険適用の白い詰め物(CR)は歯垢がつきやすい傾向にありますが、セラミックは菌が付着しても停滞しにくいため衛生的です。
自費診療のため費用は高くなりますが、セラミックの歯は歯科技工士がオーダーメイドで作り、天然の歯と隙間なく接着させるため、保険適用の治療よりも機能性や適合性を高められます。当院では、むし歯の治療にセラミックを選択される患者さんが多く、さまざまな症例に対応しています。

セラミックの治療におけるこだわりを教えてください。

歯科技工士との連携と、土台となる歯茎のマネジメントにこだわっています。
セラミックの歯を作るのは歯科技工士なので、治療の完成度を高めるためには彼らとの密な連携が重要です。仕上がりの違和感をなくすためにも、患者さんの口腔内の特徴はデータを用いて正確かつ詳細に伝えています。
とくに前歯の被せものは見た目に与える影響が大きいため、色合いや形は慎重に検討します。仕上がりを微調整するために、ときには歯科技工士が自ら患者さんの治療に立ち会うこともあります。
また、セラミックの歯を長持ちさせるためには、土台となる歯茎のマネジメントも欠かせません。もし炎症などのトラブルが生じている場合は、歯茎が引き締まった状態になるまで治療してからセラミック治療へと移ります。

セラミックで治療した歯には特別なメンテナンスが必要ですか?

普通の歯と同様に扱っていだければ問題ありません。
インプラントと同様に、セラミックの歯だからといって特別に注意すべきことはありません。毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期検診を続けていただければ長持ちするはずです。
インプラントもセラミックも比較的高額な治療ではありますが、手入れの簡単さや、将来的なお口の健康を考えると、メリットは充分だと考えます。精密かつ丁寧な技術によって「受けてよかった」と思っていただけるような治療を提供しますので、お悩みがある方はぜひ一度ご来院ください。



