「地域の方が安心して通える歯科医院を目指して」チーム医療で幅広い症例に対応するインプラント治療｜ならしのコウノ歯科・矯正歯科：白井 朋之 先生

私たちは患者さま一人ひとりとの関係性を大切にしています。人とのつながりを第一に考え、的確な医療を適切な環境でご提供することを目指しています。

そのうえで、当院では「安心して通えるクリニックづくり」をコンセプトに掲げています。親子で遊べるキッズスペースや段差のないバリアフリー設計など、お子さまからご高齢の方まで通いやすい環境を整えています。

当院の強みは、歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士が連携する“チーム医療”にあります。各分野のプロフェッショナルが協力し合うことで、一人では難しい症例にも対応できる体制を整え、質の高い医療を提供しています。

特に口腔外科領域であるインプラントや矯正治療では、専門医と連携し安全性と技術力に配慮。さらに補綴物を制作する歯科技工士とも協力し、詰め物・被せ物・入れ歯まで、お口になじむ自然な仕上がりを目指しています。

インプラントは、歯を失った方で入れ歯やブリッジなどの治療が合わないと感じている方にご提案している治療法です。従来の入れ歯が合わずに痛みや違和感を抱えている方、ブリッジ治療の不具合でさらに歯を失ってしまった方にも、選択肢の一つとしておすすめしています。

インプラントは、自然な噛み心地と見た目の自然さから、人前での会話や笑顔になる際にも自信を持ちやすい治療でもあります。

自分の歯に近い感覚で噛めることに加えて、周りの歯に負担をかけにくい点がインプラント治療のメリットです。バネが必要な入れ歯は他の歯を支えにする必要があったり、ブリッジは歯を削らなければならなかったりしますが、インプラントは独立しているため1本で噛めるようになります。

一方、外科的な処置が必要な点や自由診療による比較的高額な治療費がデメリットとして挙げられます。加えて、インプラントと顎の骨を結合させる一定の期間が必要なことにより、入れ歯やブリッジと比べると治療期間が比較的長いことも留意しなければならない点です。

しかし、正しくメンテナンスをしていればインプラントは長期間使用できます。そのため、数年ごとに作り替えが必要になる入れ歯やブリッジと比べて、長い目で見れば経済的な負担を抑えられる場合も多いです。機能面と費用面の両方で持続性のある治療といえます。

患者さまによって治療期間には個人差がありますが、骨がしっかりしている方であれば、インプラントを埋入してから被せ物が入るまでの期間は概ね2〜3ヵ月が目安です。比較的短期間で機能を回復できるため、生活への影響を最小限に抑えられます。

一方で、顎の骨が不足している患者さまの場合は、人工の骨を用いるほか、骨の幅や高さを増やす治療を行ってからインプラントを埋入します。そのため治療のステップが増え、通常のケースよりも治療完了までの期間が長くなることがありますが、安全性を優先して丁寧に進めています。

また、健康状態やお口の環境が良好であれば、ご高齢の患者さまでもインプラント治療は十分にご検討いただけます。年齢だけで制限されるものではなく、むしろしっかり噛めることによって全身の健康維持にもつながります。まずはお気軽にご相談ください。

インプラント手術の痛みは、本数や患者さまの感じ方によって異なります。局所麻酔を行うため、手術中に強い痛みを訴える方は少なく、当日は痛み止めを服用いただくことで大半の方が我慢できないほどの痛みを感じることはないという印象を持っています。

術後は、痛みとあわせて腫れが生じる場合がありますが、いずれも2〜3日で落ち着く方が多く、長くても1週間以内には収まるケースがほとんどです。特別なトラブルがない限り、痛みや腫れが長期にわたり続くことはまれであり、日常生活に支障をきたすことは少ないと考えています。

インプラントの失敗例として一般的に考えられるのは、骨密度が少ないためにインプラント体がしっかり結合しない、ドリル使用時に骨を傷つけてしまう、近くの神経を損傷してしまうといったケースです。こうした事例はごく一部であり、事前の検査と計画でリスクを下げることが可能です。

当院では失敗を防ぐため、必ずCTを用いた精密検査を実施しています。レントゲンだけではわかりにくい神経の位置や骨の厚みを立体的に把握し、治療計画を立てています。さらに技術と経験を持つインプラント治療専任の歯科医師とも連携し、安全性に配慮した体制のもとで一つひとつの施術を丁寧に進めています。

患者さまご自身にとっても、安心できる歯科医院を選ぶことが大切です。事前説明が丁寧であること、保証制度があるかを確認すること、また価格だけで判断せず、症例数や体制を重視することがリスク低減につながります。納得できる歯科医院を選ぶことが、長期的に安心できる治療につながるでしょう。

幼い頃から、歯科医師として働く父の姿を間近で見てきました。父のもとには地元だけでなく遠方からも多くの患者さまが訪れており、診療を終えた後に感謝の言葉をかけられる父の姿がとても印象的でした。そんな光景を通して「人に必要とされ、信頼される仕事って素晴らしいな」と強く感じていました。

その経験がきっかけとなり、私自身も人から感謝されるような仕事に就きたいと考えるようになりました。将来を思い描いたとき、真っ先に浮かんだのが、最も身近で尊敬する父と同じ歯科医師でした。これからも、患者さま一人ひとりに寄り添いながらお口の健康をサポートしていきたいです。

患者さまの思いやニーズ、理想の姿を理解したうえで、歯科医師として現状とのギャップをどう埋めていくかを丁寧にすり合わせることを大切にしています。患者さまのご希望をそのまま反映するだけでは治療が必ず成功するとは限りません。そのため必要なことはしっかりご説明し、ご納得いただけるよう努めています。

また、治療内容がわからないまま進むことは不安につながるため、はじめに治療全体の方針やゴールを共有し、その上で当日行う処置を説明するようにしています。事前に見通しを持っていただくことで安心感が生まれ、患者さま自身が主体的に治療に取り組める環境づくりを心がけています。

私はこれまで口腔外科医として総合病院に勤務してきた経験があります。その経験を活かし、全身疾患をお持ちの患者さまや、三叉神経痛など他の病気が原因でお口に症状が出ている方にも、安心して通っていただけるような診療体制を整えていきたいと考えています。

また、重症度によって異なりますが、睡眠時無呼吸症候群など耳鼻科領域のお悩みに対応できるのも当院の特徴です。今後はさらに診療の幅を広げ、お口からお顔全体にかけて気になる症状について気軽にご相談いただけるクリニックを目指していきたいと考えています。