
「治療の見える化で患者さんの不安をゼロに!」本音の悩みに応える治療&歯列矯正|与野歯科・矯正歯科:西 謙太郎先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



与野歯科・矯正歯科はどんな歯科医院ですか?

価格設定、雰囲気ともに“通いやすさ”を重視した歯科医院です。
与野歯科・矯正歯科は、むし歯や歯周病などの一般歯科に加え、矯正、インプラント、ホワイトニングなどの幅広い治療に対応している歯科医院です。
当院の目標は、地域の方に気軽に通い続けてもらうことです。リーズナブルな価格設定にしているのも、カジュアルな雰囲気をつくっているのも、通院のハードルを下げるための試みです。
少しでも身近な存在に感じてもらえるようにInstagramでは日常を発信しています。よかったらフォローして覗いてみてくださいね。

与野歯科・矯正歯科の特徴を教えてください。

プレゼンテーションのように丁寧で分かりやすい説明で「治療の見える化」を実現しています。
歯科治療への不安を払拭するためには、具体的な治療方法を理解してもらうことが大切だと考えています。そのためにも、当院がとくに注力しているのが治療の見える化です。
例えば、矯正治療を受ける患者さんへのカウンセリングの場合、まず初診では模型を用いて現在の歯並びの状態を説明します。2回目では実際に患者さんの歯型を撮影した画像を用いて、初回の内容をおさらいします。
そこでさらに抜歯が必要な箇所や歯の具体的な動かし方もお伝えすると、どのような仕組みで噛み合わせが治るのかを理解していただけます。
実際、多くの患者さんから「治療方法がこんなに理解できたのははじめて」という声を頂戴しています。患者さんは専門的な知識を一切もっていないことが当たり前なので、カウンセリングは常にプレゼンテーションをするような心持ちで臨んでいますよ。

カウンセリングで心がけていることはありますか?

丁寧にお悩みをヒアリングして本心からの悩みに応える治療を提案します。
医師の話からカウンセリングが始まると、気を使って話を合わせてしまいますよね。私は本音が知りたいので、カウンセリングでは最初に患者さんから「何が気になっているのか」「どこを改善したいのか」を話してもらっています。
また、仕事や趣味についても可能な範囲でお聞きしています。そうすることで、別の患者さんの事例と重ねて見落としていた懸念点を発見できたり、話しぶりや表情から無意識の悩みを汲み取れたりするのです。
口腔の状態だけでなく、性格やライフスタイルも把握できなければ、患者さんにとって本当に最適な治療は提案できません。本心からの悩みに応える治療ができるように、カウンセリングではたくさん話をお聞かせください。
歯科矯正は50代からでも遅くない


矯正治療を始めるとどのようなメリットがありますか?

見た目がよくなるうえに、むし歯リスクの低減や胃腸の働きの促進などの健康的なメリットもたくさんあります。
ご存知のとおり、見た目がよくなるというのは第一の大きなメリットですね。患者さんに矯正治療を始めたい理由を聞いても、95%くらいの割合で「見た目をよくしたいから」と返ってきます。
また、健康面にも大きなメリットがあることを皆さまにも知ってほしいです。歯並びがよくなると歯磨きがしやすくなり、磨き残しを減らせるため、むし歯や歯周病のリスクを下げられます。
噛み合わせがよくなり、食事の際にきちんと咀嚼できるようになると、胃腸の働きの促進や、脳の働きの活発化、肥満の防止などの効果も期待できます。頭痛や肩こりなど身体的なお悩みを改善できる場合もありますよ。

矯正治療を始める方にはどのような年齢層が多いのですか?

子どもから50代の方まで偏りなくさまざまな患者さんが来られます。
当院では、年齢層も男女比も偏りなくさまざまな患者さんが矯正治療を始めています。近頃は50代後半の方が来院されて、子どもが独立して金銭的な余裕ができたことを理由に矯正治療を始められました。
大人になってから歯列矯正を始める方はたくさんいらっしゃいます。歯並びにコンプレックスをお持ちの方は「今さら遅い」と考えずに、どなたでも相談に来てください。
ただし歯周病の症状がある方は、すぐに矯正治療を受けていただけない場合があります。歯周病によって顎の骨がゆるくなっていると、歯が想定外の動きをする可能性が高くなるため、歯周病の治療を済ませてから矯正治療に移ります。

小児矯正と大人の矯正にはどんな違いがありますか?

小児矯正は永久歯が生える時期に向けた準備、大人の矯正は歯並びや噛み合わせの改善というように、目的が異なります。
小児矯正は、口のなかに永久歯が生えるスペースをつくるためにおこないます。もしスペースが足りずに永久歯がねじれて生えると、噛み合わせが悪くなったりむし歯になりやすいポイントができたりしてしまいます。
ただし、小児矯正をしたからといって、永久歯が生えたあとに歯並びがきれいに揃うかはわかりません。小児矯正は、あくまでリスク回避が目的だと捉えてください。
一方で、大人の矯正治療は歯並びを整えることが目的です。見た目をよくして噛み合わせを改善できます。
生活スタイルに適した矯正治療を

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いを教えてください

ワイヤーは取り外しができず、マウスピースは取り外し可能なため、使い勝手が異なります。仕上がりや治療期間はそれほど変わりません。
大人の歯列矯正の手法は、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類です。
ワイヤー矯正もマウスピース矯正も、仕上がりに大きな差はありません。ただし、ワイヤー矯正の方が難しい症状にも柔軟に対応できる傾向にあります。
2つの矯正方法は治療期間もそれほど変わりません。あまりにも早く歯を移動させてしまうと、神経が死んだ失活歯という状態になってしまうため、一定期間で動かせる幅には限界があるからです。
当院で矯正する場合は、トータルでかかる費用にも大きな違いはありませんよ。抜歯の有無によっても異なりますが、どちらの治療法も70万円程度が平均的な予算です。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正の症例を見せてください。

1枚目は抜歯をしたワイヤー矯正の症例、2枚目はマウスピース矯正の症例写真です。

こちらは、前歯の突出をワイヤー矯正によって改善させた症例です。上の前歯と下の前歯の前後のズレは1mm程度が平均的ですが、beforeの状態では上の歯が5mm程度も前に出ていました。
奥歯の嚙み合わせもズレていたため、左右1本ずつ抜歯してから全体にワイヤーをつけて矯正しました。2年半程度かかりましたが、画像のとおり上下の前歯のズレが小さくなりました。

こちらは、マウスピース矯正を始めて1年半くらい経過した患者さんの写真です。
矯正前は上の前歯の横の歯が内側に入っていましたが、奥歯を移動させて上の前歯にスペースをつくり、きれいな横並びになるように整えました。
症例の2人のように、矯正にかかる期間は歯の状態によって異なります。平均は2~3年程度ですが、1年程度で完了する方もいらっしゃいますよ。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正はどのように選べばいいですか?

つけ外しが面倒だと感じる方にはワイヤー矯正、矯正中であることを極力気づかれたくない方にはマウスピース矯正がおすすめです。
昔と比べるとマウスピース矯正で対応できる症状は増えましたが、それでもオーソドックスな治療法として考えられているのはワイヤー矯正です。基本的にはワイヤー矯正の方が、難しい症状にも柔軟に対応できます。
ワイヤー矯正は、自分で取り外せないためケアが大変です。食べものが詰まりやすいため、食後の歯磨きが欠かせないうえに、長めに時間をかけて丁寧に磨く必要があります。
一方、マウスピースは取り外せるため、ワイヤー矯正ほど食事や歯磨きに気をつかう必要はありません。しかし、取り外したままの時間が増えてしまうと、治療が完了しない点には注意が必要です。
したがって、自分で意識して装着を続けられないようなサボり癖がある方には、取り外せないワイヤー矯正をおすすめします。装着を怠る心配よりも、矯正中であることが周りにバレたくないという気持ちが大きい方は、装置が目立ちづらいマウスピース矯正を選ぶといいでしょう。
日中に忙しい社会人の方、人前に立つ機会が多い方、スポーツをする方、楽器を吹く方など、患者さんの生活が十人十色であることは理解しています。ただ医学的な観点だけで考えるのではなく、患者さんの生活を想像しながら矯正方法を提案するのが当院の矯正歯科の特徴です。日常生活に支障を出さずに効果を得られる治療法で、噛み合わせを改善させましょう。