
「影クマ治療は取り除く脂肪の量がポイントです」 形成外科学会認定専門医によるクマ治療のこだわり|ZiMA CLINIC:加藤 秀輝先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



ZiMA CLINICとはどのようなクリニックですか?

顔・体・肌のさまざまな施術を提供する女性専門のトータルビューティクリニックです。
当院は「ハイクラストータルビューティクリニック」とうたっているように、顔・体・肌の施術やアートメイクなどを総合的に提供するクリニックです。ライフステージとともに変わる悩みに応え続け、みなさまの美容のかかりつけ医になることを目指しています。
理想の美しさを実現することはもちろん、安全な施術法・機器・環境を整えることも徹底しています。また、ノーメイクでも気楽にお越しいただける女性専門のクリニックであることも当院の特徴です。

美容医療が初めてで、どんな施術を受ければいいかわからないのですが、初心者が行っても大丈夫ですか?

もちろんです!ビューティーコンシェルジュが患者さんの魅力を引き出す施術をご提案します。
インターネットで検索すれば、すぐに多くの美容情報にアクセスできる時代になりました。しかし、情報を見れば見るほど自分の理想にあてはまる施術がわからなくなる方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、ぜひ当院にご相談ください。豊富な美容知識とホスピタリティマインドをもつビューティーコンシェルジュが常駐しており、双方向の対話を通じて患者さんに適した施術を提案しています。
ビューティーコンシェルジュは、一人ひとりのお話を聞いたうえで、患者さんの個性を生かすためのアドバイスをお伝えします。画一した基準に則って話を進めるのではなく、患者さんの理想像を汲み取りながら無理のない施術プランを提案するため、美容医療が初めての方もご安心いただけるはずです。
ひとつの施術に対しては、カウンセリングからアフターフォローまで一貫して1人のビューティーコンシェルジュが対応します。医師に直接伝えづらい些細な不安や疑問なども気軽に相談してくださいね。
脂肪の再配置でクマとゴルゴラインを一度に改善


目の下のクマはどのような方法で改善できますか?

多くの場合、青クマは脂肪注入、茶クマはレーザー治療、影クマは外科手術で改善できます。
目の下のクマは主に、青クマ・茶クマ・影クマの3種類に分けられます。
皮膚の下の血管や筋肉が透けることで目の下が青みがかって見えるのは、青クマの症状です。青クマの場合は組織が透けないように血管や筋肉と皮膚の間に脂肪を注入すると改善できます。
シミや色素沈着によって目元が茶色く見えるのが、茶クマです。茶クマを改善する場合は、症状にあわせてIPL光治療やスポットで当てるレーザー治療を提案します。
影クマは、目の下でふくらんだ眼窩脂肪の影によって現れる症状です。眼窩脂肪は加齢によって前に押し出されてしまう傾向があり、改善する場合は脂肪を取り除く外科手術をおこなう必要があります。

影クマを改善する外科手術にはどのような種類がありますか?

目の下の脂肪を取り除く経結膜脱脂や、取り除いた脂肪を再配置する表ハムラ・裏ハムラ法があります。
経結膜脱脂はふくらんだ眼窩脂肪を取り除く手術です。若くて皮膚のたるみが少なく、目の下の膨らみ以外に目元のお悩みが見当たらない方は、こちらの手術だけで満足いただけると思います。
眼窩脂肪を取り除くだけでは目の下がへこんでしまいそうな方や、ゴルゴライン(目頭から頬にかけて伸びているくぼみ)が目立つ方には、表ハムラ・裏ハムラ法が適しています。
表ハムラ法は、皮膚の表面を切開して脂肪を取り除き、適切な場所に移動させる手法です。目の下の皮膚がたるんでいて、取り除いた方が若返りが見込める方にはこちらを提案します。
裏ハムラ法は、下まぶたの裏から切開して眼窩脂肪を再配置する施術です。表ハムラ法でも、目の形に沿った切開をすることで手術の跡が極力目立たないように工夫していますが、裏ハムラ法では表面の皮膚に傷跡がまったく残りません。ダウンタイムも短いため、皮膚のたるみが気にならない方にはこちらがおすすめです。

影クマを改善する外科手術でのこだわりを教えてください。

取り除く脂肪の量を細かく調整し、リスクを防いで効果を出すことを意識しています。
眼窩脂肪は取りすぎると目の下がくぼんでしまいますが、残るともちろんクマが改善されません。取り除くのに最適な量は患者さんごとに見極めて微調整する必要があるため、影クマの施術は医師の技量がかなり問われます。
また、表ハムラ法で目の裏の赤い皮膚が見えた状態になったり、裏ハムラ法で逆さまつげになったりと、影クマの治療には新しいコンプレックスが生まれてしまうようなリスクもあります。
当院では他院修正の対応も受けていますが、何度も施術を受けるのは患者さんの体にも負担がかかるため、やはり1回で満足していただけるような施術を実現するのが医師の務めだと感じます。理想の仕上がりを実現しながらリスクを回避するために、取り除く脂肪の量の細かな調整や、施術完了後の確認作業など、一つひとつの基本的な作業を丁寧におこなうことが私のこだわりです。

影クマを改善する外科手術のあとにはどのくらいのダウンタイムがありますか?

経結膜脱脂は1週間程度、表ハムラ・裏ハムラ法は2週間程度のダウンタイムがあります。
経結膜脱脂の場合は1週間程度のダウンタイムを見込んでください。表ハムラ法と裏ハムラ法の場合は一般的に10日から2週間程度で腫れや内出血が落ち着き、3ヵ月程度経てば自然できれいな目元が完成します。
ダウンタイム中も日常生活に大きな制限はありません。ただ、体を動かして血流が良くなると目元が腫れやすくなるため、激しい運動はできるだけ避けていただきたいです。寝るときに枕を高くしたり、うつぶせや横向きで寝ないようにしたりすることも、腫れを防ぐためには大切です。また、お酒やタバコは傷のなおりが遅くなるため控えることをおすすめします。
大手クリニックの院長を経てZiMA CLINICへ


加藤先生はどうして美容外科医になられたのですか?

美容整形をテーマにしたテレビ番組をきっかけに、人の人生を変える美容医療の力に心を動かされたからです。
大学卒業後は整形外科を担当していました。美容の手術を担当する形成外科に転身したきっかけは、美容整形をテーマにしたテレビ番組です。患者さんの人生を好転させられるような美容医療の力に驚き、形成外科医になることを決めました。
名前が似ている整形外科と形成外科ですが、骨や筋肉などを治療して運動機能を改善する整形外科と、体の表面の疾患などを改善する形成外科では、役割や目的が大きく異なっています。ただし私は、整形外科医時代も繊細な作業を伴う手術を担当していたので、美容外科になってからもその経験を生かせました。
形成外科に転身した2008年からは、さまざまな病院で働いて研鑽を積みました。大手美容クリニックの院長を務めた経験もあります。美容外科医としてのキャリアも長くなってきましたが、進化し続ける技術に追いつくために、現在も学会や論文を通じた情報のキャッチアップは欠かさずおこなっています。

ZiMA CLINICへの来院を検討する方へメッセージをお願いします。

患者さんファーストをお約束します。理想像に近づくための方法を一緒に考えましょう。
当院の強みは、肌・顔・体のお悩みにトータルで対応できることです。私は日本形成外科学会 形成外科認定専門医、日本整形外科学会 整形外科専門医、日本美容外科学会専門医(JSAPS)、日本レーザー医学会 レーザー専門医などの資格を複数保有しているため、治療のクオリティに関してはご安心ください。
ビューティーコンシェルジュとともに、私も患者さんが本当に必要とする施術や目指したい理想を一緒に考えます。無理に不要な施術を勧めたりせず、患者さんファーストで診療することをお約束しますので、美容に関する悩みをお持ちの方はぜひ一度ご来院ください。