「高品質な歯科治療は、全身の健康と長寿につながります」ジルコニアインプラント治療のパイオニアとして心と身体に優しい治療を提供|サウラデンタルクリニック青山:堀 滋 院長
今回取材させていただいた先生
インタビュアー
サウラデンタルクリニック青山のコンセプトを教えてください。
心と身体に優しい歯科治療をすることです。
当院では、心と身体に優しい歯科治療をコンセプトにしております。
衛生面のこだわりとして、可能な限り使い捨てできる医療器具を使用したり、院内に手術室用の大型換気システムを導入したりと、患者様が快適に治療できる環境を整備しています。
たとえば、歯を削る際に使用するバーや、多くのものはお一人ずつディスポーザブル(使い捨て)で使用します。また通常はアルコールによる清拭をおこなうだけということが多い器具類も、当院の場合は、患者様ごとに滅菌したものを用意し、常に清潔なものを使用しています。
また、化学物質を体内に取り込まないためにラバーダム(ゴム製のシート)を使用すること、発がん性のおそれがあるような消毒薬を使わないこと、消毒にオゾン水を使用することなど、治療に関連するものはとにかく身体に優しいものにこだわって選定しています。
さらに、患者様の不安がない状態で治療を開始することを目指しているため、患者様が十分に相談できる時間を確保し、1人につき90分の治療時間をとっています。
サウラデンタルクリニック青山の強みを教えてください。
金属を使わない治療・口腔内カメラを用いた型取り・成功率の高い精密根管治療が強みです。
一般的に保険治療で使われてるパラジウム合金は、口腔内で金属が溶け出してイオン化すると、アレルギーの原因となるほか、口腔内電流(ガルバニー電流)が発生するなど人体に影響を及ぼす可能性があります。そういったリスクを回避するために、当院では金属を使用せず、セラミックを使用した治療をおこなっています。
また、治療の際に型取りが必要な場合にはスキャンニングと呼ばれる口腔内カメラで撮影するセレックシステムを採用しています。従来の粘土状の型取りに比べて患者様への負担が少なく、院内でコンピューター設計して詰め物を制作し、すぐに装着までできるので、その日に一気に治療ができるといったメリットがあります。
日本の健康保険の根管治療は、使用可能な材料や時間コストの問題から、5年成功率50%前後と、世界的にみても成功率が低い手法でおこなわれています。当院ではマイクロスコープやMTAセメンを使用した、最新の精密根管治療といわれる手法でおこなうので、成功率の高い治療を受けることが可能です。20倍以上の拡大ができるので、より繊細な作業を的確に成功へ導きます。
患者様にとってより安全性の高いものを求めて
クリニックのインプラント治療の特徴を教えてください。
全身への影響を考慮し、ジルコニアインプラントによる治療を提供しています。
インプラント治療とは、顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込み、人工の歯を装着する治療方法です。一般的にチタンを埋め込んだ治療が主流とされていますが、近年チタンによるインプラント周囲炎のリスクが問題視されています。
そのため当院は、インプラント周囲炎や金属アレルギーのリスクが低く、審美性・耐久性に優れたジルコニアインプラントによる治療を提供しています。ジルコニアを取り入れたきっかけは、患者様にとってより安全性の高いものを求めていた際に、海外での症例を知ったことです。
当院は最先端のスイス製Zシステムジルコニアインプラントを採用しています。組織学的にも生体親和性が高くプラークの付着が少ないため、お手入れしやすいのが特徴です。また、ジルコニアはセラミックの一種であり、電気を帯びないことから、汚れが溜まりにくいこともメリットといえます。
海外では、チタンのインプラント治療後4〜5年で20%の方がトラブルを起こしているという研究データもありますが、ジルコニアは10年後でもほぼトラブルがないと考えられています。
インプラント周囲炎の原因は何でしょうか?
チタンの経年劣化です。口腔内に入れたチタンが年月を経て二酸化チタンに変化し、周囲に炎症を及ぼすと考えられています。
インプラント周囲炎とは、時間の経過とともにインプラントと骨の結合部分が劣化し、炎症が起きる疾患です。40年前に世界的にインプラント治療が開始された当初、チタンは非常に安全な金属だといわれていました。しかし近年は、長期間チタンのインプラントが口腔内にあることで、金属が腐食してくることがわかってきました。
これがインプラント周囲炎の原因で、長い年月を経てチタンが二酸化チタンに変わり、周囲に炎症を及ぼすようになると考えられています。また何本かインプラントが入っている場合は、そのうちの1本にインプラント周囲炎が起こると、他の歯にも生じやすくなるといわれています。
現段階では、インプラント周囲炎の治療法が世界的に確立していません。そのため、インプラント周囲炎が起こった場合、インプラントごと取り除くことが一般的となっています。
ジルコニアインプラント治療のパイオニアとして真摯に向き合う
サウラデンタルクリニック青山が患者様に選ばれるのはどのような理由だと思いますか?
ジルコニアインプラント治療のパイオニアとして成功に導く技術力があること、患者様にしっかりと向き合う時間をとっていることだと思います。
日本国内では珍しいジルコニアインプラント治療を受けられる数少ないクリニックであることと、しっかりと患者様と向き合う時間をとっていることが、患者様に選んでいただける理由だと思います。当院では、質問しやすい雰囲気作りや、患者様が納得してから治療に入ることを大切にしています。長く通院してくださる患者様も多いので、信頼関係が築けているのではないでしょうか。
また、当院はジルコニアインプラント治療における保証制度が充実しています。ジルコニアインプラントの治療は繊細なテクニックと知見が必要であり、稀にうまく結合できない場合もあります。そのため、インプラントが定着するまで万が一のときは再手術を保証しております。
当院は、高品質な歯科治療を提供することが、全身の健康と長寿につながると考えています。歯科治療で健康を害する材料がが口腔内に入ることや、体に悪影響のある薬剤等を使用することを徹底的に避け、安全性へのこだわりを持った治療をしていきたいと思っています。
堀 滋院長のご経歴を教えてください。
江戸時代から数えて五代目の医師の家系に育ちました。歯科口腔外科へ入局後、白血球や免疫の研究に励み、自由診療専門として当院を開院しました。
日本大学松戸歯学部卒業後は、大学病院の歯科口腔外科へ入局しました。父方が医師、母方が歯科医師という家で育ったため、医師は身近な職業でした。しかし、医師と歯科医師の間柄は決して良いと思えるものではなかったため、両者の架け橋になろうと考えて、口腔外科に進みました。
大学病院で口腔外科医として従事していた頃、白血球・免疫の研究に携わりました。そこで口内環境と全身の関係や、免疫と白血球の重要性を学んだことは、今の診療にも役立っています。この経験があったからこそ、全身の健康にこだわった診療ができていると思うのです。
サウラデンタルクリニック青山を自由診療に特化させた理由をお聞かせください。
制限の多い保険診療よりも、自由診療で納得できる確かな治療を患者様に提供したいと思ったからです。
若手の頃から、歯を長持ちさせる治療や健康維持のための治療を提供したいと考えていたため、開業するなら自由診療に特化したクリニックにしたいと思っていました。患者様自身も自分自身も満足できる治療を提供するために、自由診療専門クリニックを開院しました。
ご来院された方からは、「こんなに丁寧に治療してもらえたのははじめてです」「治療を受ける前と比べて快適さが増しました」といった声をいただきます。当院では、あらゆる悩みに対して、さまざまな角度から治療法を検討することが可能です。ぜひ一度ご来院いただき、当院の治療によってご自身の歯の健康長寿に繋がれば嬉しく思います。