「お口の健康と美を追求。歯科治療で患者さんを笑顔に」トータルビューティを目指す矯正&インプラント治療 |かねむらNAOKOデンタルクリニック:金村 直子先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー
かねむらNAOKOデンタルクリニックはどのような歯科医院ですか。
口内の健康を通じて体と心のトータルビューティーを目指す歯科医院です。
当院は「もっと美しくなりたい」「ずっと健康でいたい」と願うすべての方のための歯科医院です。
治療のコンセプトは“トータルビューティー”です。歯の治療を通じて全身の健康を保ち、明るい気持ちになることで心まできれいになれるような、本質的な美を患者さんに提供します。
保険診療はもちろん、見た目もきれいにできるような自由診療の治療も取り扱っています。歯軋りや食いしばりが強い方のためのボトックスや治癒促進に使う点滴で、美容的な副次効果が期待できる歯科治療もありますよ。
かねむらNAOKOデンタルクリニックが大切にしていることを教えてください。
患者さんもスタッフも笑顔でいられるようなホスピタリティです!
歯科医院が苦手な方は多いと思います。だからこそ当院が大切にしているのは、治療前も治療後も笑顔でいられるようなホスピタリティです。
受付から診療まで一人ひとりの患者さんと丁寧にコミュニケーションをとり、おもてなしの心で対応しています。
また、患者さんだけでなくスタッフが笑顔でいられる環境づくりにも取り組んでいます。そのため、医療機関では珍しくスタッフのヘアカラーとネイルを自由にしています。
明るい髪色のスタッフも複数いますが、容姿に対するクレームが入ったことは一度もありません。むしろスタッフがおしゃれを自由に楽しみながら生き生きと働いていると、患者さんも自然と明るい気持ちになれるため、再来の患者さんが増えるきっかけにもなっています。
矯正治療では完璧を“目指さない”!?
矯正歯科治療の種類を教えてください。
主にワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類があります。
ワイヤー矯正は、歯の前面に装置をつけてワイヤーを通し、歯に力を加える矯正方法です。装置が歯の表面に見えるので、皆さんも一度は目にしたことがある矯正方法だと思います。
一度装着したら基本的にはつけたままにするため、装着し忘れて治療が止まることがありません。ただし、むし歯や口内炎などの口のトラブルが発生しやすい懸念点もあります。
マウスピース矯正は、透明なマウスピースをはめて歯に力を加える方法です。よく見ない限りは矯正中だと気づかれないため、審美性を求める方におすすめしています。
マウスピースは自分で取り外し可能ですが、治療を成功させるには患者さんの自己管理が不可欠です。
しかし、その分歯磨きがしやすく、むし歯や歯周病になりにくいというメリットは大きいですね。歯にかかる負担が小さいため痛みも感じにくく、金属アレルギーの心配もありません。
マウスピース矯正治療はどのような流れで進みますか?
シミュレーション後にオリジナルのマウスピースを製作してお渡しします。治療中は定期的に来院いただき、メンテナンスを続けます。
マウスピース矯正が適応となった場合、はじめにむし歯・歯周病のチェックやレントゲン撮影をおこないます。また、光学スキャナーで型取りした口内を3Dモデルで再現し、矯正によって歯がどのように動くのかシミュレーションしながら説明します。
その後、口内のデータをもとにオリジナルのマウスピースを製作してお渡しします。当院で使用する装置は、マウスピースのなかでも世界シェアトップを誇るインビザラインです。
インビザラインのなかにも、比較的軽度の方向けの装置や、前歯を治療対象とする装置など複数の種類があります。当院では、前歯から奥歯まで全体を矯正できるインビザライン・コンプリヘンシブパッケージを勧めることが多いですね。
装置の効果を発揮するためには、定期的なメンテナンスが必要です。装着期間中は1カ月半から2カ月ごとに来院いただき、歯の動きの確認や、器具の損傷などの検査、クリーニングなどをおこないます。
マウスピース矯正治療にかかる期間を教えてください。
症例にもよりますが、通常は1年半程度です。
矯正治療にかかる期間は1年半程度です。そのあとはリテーナー(保定装置)を装着いただき、後戻りを防ぎます。
人体なので、矯正して必ずシミュレーションどおりの結果になるわけではありません。しかし、そこで治療計画を立て直すと、期間が延びて費用がかさみ、患者さんのモチベーションも低下してしまいます。
歯科医師の立場からするとシミュレーションとのズレは気になることもありますが、患者さんからすると大きな問題でない場合がほとんどです。そのため完璧を追求しすぎるのではなく、「最初に聞いたお悩みを解消できているか」に焦点を当てて判断します。
もちろん患者さんの希望があれば治療を継続しますが、負担を軽くするためにも矯正期間はできるだけ短く抑えるのが当院のこだわりです。
インプラント治療で失った歯を自然に再現
インプラント治療とはどのような治療ですか?
義歯によって失った歯を取り戻す治療です。
インプラントは、失った自分の歯と同じような機能を回復できる義歯です。治療では、歯を失った箇所の顎の骨に人工歯根を埋め込み、人工歯根を骨と結合させてから人工歯を被せて、歯を再建します。
当院では、国際口腔インプラント学会の認定医の私が治療を担当しています。入れ歯が合わなくてしっかりと噛めない方や、どこを治療したかわからないようにしたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
インプラント治療の長所を教えてください。
天然の歯と同じような見た目と噛み心地を再現できるところです。
インプラントは、失った歯を補填する治療として、よく入れ歯と比較されますが、入れ歯の噛む力はインプラントの4割程度しかありません。
ブリッジという両隣の歯を土台にして人工歯を入れる治療もありますが、両隣の健康な歯を削らなければならないデメリットを抱えています。その点インプラントは、歯を失った部位のみが治療範囲です。
インプラントは見た目も本物の歯のように自然で、食べる・話すに関する不自由がなくなるほどに高い機能性をもちます。
インプラント治療をした80代の患者さんは、噛む力を取り戻したことでお孫さんと楽しく食事できるようになったと喜んでいました。外科手術が可能な状態であれば、インプラント治療は何歳になってからでも遅くありません。
また、食いしばりが強い方は、あわせてボトックスを打つことをおすすめします。噛む力が和らいで、インプラントを長持ちさせられますよ。
インプラント治療は高額ですか?
自由診療になるため費用はかかります。しかし、ほかの治療にはないクオリティを実現できますよ。
インプラント治療は自由診療のため、ほかの治療と比べると治療費が高額です。
ただし、保険適用の治療は、自由診療に比べると使用素材などのクオリティが下がってしまいます。被せ物や詰め物が歯にフィットしないことで隙間からむし歯になったり、プラークがつきやすく歯周病になったりと新たなトラブルの種になるので、一概に安ければいいとは言えません。
もちろん、高額なインプラント治療を無理に勧めることはしません。保険診療と自由診療のなかから複数の選択肢を提案するので、コストと効果のバランスを考慮して、自分に合った治療をお選びください。
歯科クリニックを「美を追求できる場所」へ
先生の経歴を教えてください。
文学部から歯学部に編入し、国内外でクリニックの院長・副院長を経験後、かねむらNAOKOデンタルクリニックを開院しました。
高校卒業後は大学の文学部に進学しましたが、これからの時代を生き抜くために国家資格を手にしたいと感じて、2年生から他大学の歯学部に編入しました。大学卒業後は大学院に進み、歯学の博士号も取得しています。
その後、国内外の2つのクリニックで歯科治療の経験を積みました。ベトナムの日本人向けのクリニックでは院長を務め、受付から治療、患者さんのお見送りまですべてを担当していました。自由診療だけを取り扱うクリニックにもかかわらず、たくさんの患者さんに通っていただいたのはうれしい思い出ですね。
現在のクリニックでもホスピタリティを重視しているのは、ベトナムで患者さんにクリニックを好きになってもらうことの大切さを実感したからです。
これからかねむらNAOKOデンタルクリニックをどのような場所にしたいですか?
デンタルエステのメニューを導入し、さらに美を追求できる場所を目指します!
“トータルビューティー”のコンセプトを掲げているため、今後も患者さんをさらに美しく輝かせられるメニューを増やしたいと考えています。
現在考えている取り組みの1つはデンタルエステです。口内には小顔効果などを発揮するツボがたくさんありますが、口内は歯科医師と歯科衛生士しか触れない場所であるため、デンタルエステは歯科医院でしか実施できません。
美を重視したクリニックだからこそ、当院が先陣を切って取り組みたいと考えています。
また、当院は女性の患者さんが多いので、クリニックの2階にネイルサロンを併設しており、性別問わず沢山の方にご利用頂いております。同じ建物内で歯も爪もきれいにできれば便利ですよね。
歯科治療に対してネガティブなイメージをもつ方が多いからこそ、当院は患者さんが笑顔になれる幸せな場所でありたいです。歯科医院のイメージを変えるためにSNSでもさまざまな情報を発信しているため、ぜひご覧ください。