「薬物療法の次の選択肢を届けたい」最新の医療機器と再生医療を活用した新たなED・AGA治療とは？ グリアメンズクリニック東京 加藤 淳 先生

当院では、薬物療法、医療機器を利用した治療、再生医療などさまざまな治療を受けられます。東京都中央区にあり、アクセスもよいので通いやすいクリニックです。また、担当医師が変わることはなく、いつ来ても私が診療しているので、安心して受診いただけるかと思います。

AGA治療を受けた方は、自信を取り戻して明るい顔に変わります。実際、AGA治療を受けて自信を取り戻し、「結婚できました」とお礼に来られた方もいらっしゃいましたよ。

心因性EDは若い方に多く、ストレスなどが原因で交感神経が優位になることで発症するEDです。心因性EDには、コンドームを使用する際の緊張で発症するコンドームEDも含まれます。

器質性EDは、老化による動脈硬化やホルモン分泌量の低下が主な原因となり発症するEDです。また、血圧を下げる薬が原因で発症する薬剤性EDも、器質性EDの一種です。心因性EDと器質性EDが合わさった、混合性EDも多く見られます。

EDは、さまざまな要因が非常に複雑に絡み合って発症するのが特徴です。そのため診療では、患者さんのお話を伺ったうえで、考えられる原因を説明しています。中には、EDの原因が分かっただけで安心し、症状が改善する方もいますよ。

当院では、ED治療薬による薬物療法を基本としています。治療薬は、バイアグラ（シルデナフィル）、レビトラ（バルデナフィル）、シアリス（タダラフィル）の3種類です。

バイアグラは、最も基本的なED治療薬で、服用後30分～1時間で効果が現れ、4〜5時間程度持続します。食事の影響を受けやすい点がデメリットですが、EDの早期段階で有効性が高く、自然な勃起をサポートできる治療薬です。

レビトラは、即効性の高さが強みの治療薬です。服用後20〜30分程度で効果が現れ、4〜5時間ほど持続します。ただし、血中濃度の上昇が早く、血圧や心臓への負担があることから、循環器系の疾患のある方や65歳以上の方には処方できません。

シアリスは、効果の持続時間の長さが特徴です。服用後1時間で効果が現れ、3時間程度でピークとなり、最大36時間持続します。そのため、服用時間にかかわらず、自然なタイミングで性行為が可能です。また、食事の影響を受けにくい点もメリットと言えます。薬物療法でも効果が出ない場合は、医療機器を使用した治療に移ります。

低出力衝撃波モアノバは、陰茎に低出力の衝撃波を与えることで、新しい血管の形成を促す治療です。加齢などによって薬物療法の効果が低くなった方におすすめしています。元々は、腎臓結石を壊すためにつくられた機器ですが、出力を10分の1程度に抑えることでED治療に使用できます。11月には新しいバージョンの機器も入る予定です。

1回20分程度の治療を5回ほど受けることで、症状が改善し、ED治療薬が効きやすくなります。治療時には圧迫感がありますが、痛みはないので安心して受けていただけます。有効率が高く、5回治療を受けたあとED治療薬が必要なくなった方もいますよ。

今年の6月に開催された日本アンドロロジー学会で私が発表した資料ですが、年齢別に解析した有効性について、ほぼ各世代で施術後1ヶ月後、3ヶ月後で陰茎の硬さの改善が維持できていることがわかりました。

【低出力衝撃波モアノバの効果】

陰圧式勃起改善補助具VIGOR2020は、陰圧を利用して陰茎に血液を循環させるED改善のためのトレーニングキットです。自宅でのトレーニングに問題がない方におすすめしています。自宅で毎日5〜10分、2〜3ヶ月継続することで、ED改善の効果が期待できます。これらの医療機器でも効果が出ない場合は、エクソソームによる再生医療を打診します。

エクソソームとは、細胞の情報伝達を担っている物質で、細胞を活性化させる働きがあります。エクソソームが含まれている幹細胞（骨髄、歯髄、脂肪、臍帯など）培養上清液を陰茎に注射することで、陰茎海綿体の新生血管を促し血流を取り戻し、また加齢や酸化ストレスでダメージを受けた細胞の再生（パラクライン効果）、さらに抗炎症作用でED改善を目指します。基礎疾患（とくに糖尿病など）がある方でED薬の効果が減弱した方やそもそもED薬を服用できない方（禁忌）に朗報だと信じています。

当院では、画期的なジェット噴射で薬剤を注入する針なし注射器のComfort-inを使用しているため、従来の針を刺す注射器に比べ、痛みを抑えた治療が可能です。陰部に針を刺される恐怖感はかなり低減できると思います。またエクソソームの品質と安全性にもこだわっており、細胞フリーでアレルギーのリスクが低く安全性の高い各種エクソソームをご提供しています。どうか一度ご相談ください。

ジヒドロテストステロンは、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結合することで生成されます。ジヒドロテストステロンの生成が増えてしまう原因などは詳しくわかっていません。ただ、私の臨床的な経験上、遺伝がAGAの大きな要因だと思います。

また、精神的なストレスを抱えている方や、常にヘルメットや帽子を被っているような方は、AGAを発症しやすい印象です。AGAの症状は一目でわかってしまうため、とくに若い方ほど深く悩みやすい傾向があります。

薬物療法では、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルを使用します。フィナステリドやデュタステリドは、ジヒドロテストステロンを生成する5αリダクターゼを抑制し、AGAの進行を止める治療薬です。症状が進行してしまっている方には、5αリダクターゼの抑制効果がより高いデュタステリドを処方します。

ミノキシジルは、発毛効果のある治療薬で内服薬と外用薬があります。血圧を下げる作用があるため、高血圧症、低血圧症、心疾患、腎臓疾患、肝機能障害のある方は服用できません。

AGAの初期症状にはフィナステリドやデュタステリドを使用します。ある程度症状が進行している方には、フィナステリドやデュタステリドに合わせて、ミノキシジルを処方しています。これらの薬物療法で症状が改善しない場合は、エクソソームによるAGA治療を打診します。

エクソソームによるAGA治療は、頭皮にエクソソームを注入することで、髪の再生能力や成長サイクルを改善する治療です。当院では、注入機器としてメソガンを採用しています。
メソガンは、薬剤を注入する深さや量を一定に保ちながら、効率的に注入できる注入機器です。治療時には、32ゲージの髪の毛ほどの細さの針を使用しているため、痛みが少なく、麻酔なしで治療を受けられます。

フィナステリドとデュタステリドの主な副作用はEDや性欲減退です。また、精子量の減少や胎児に悪影響が出る可能があるため、妊活中はAGA治療をいったんやめるようにお伝えしています。ミノキシジルの副作用は、体毛の増加やむくみなどです。

薬物療法でのAGA治療は、やめてしまうと症状が再発してしまいます。そのため、継続してかかる費用や副作用を理由に、エクソソームによるAGA治療を選択する方も多くいらっしゃいます。

副作用がある場合でも、薬の用量を調整しながら薬物療法を続けることも可能です。ただ、長期的にみるとエクソソームによるAGA治療のほうが、薬物療法よりもコストパフォーマンスが高い場合があります。

医師としてのキャリアをスタートしたのは、内視鏡などを扱う消化器外科でした。日々の診療に取り組むなかで、次第に「日本の医療では、必要以上に薬を処方しているのではないか」と感じるようになりました。

そこで、オーストラリア移住を決意し、現地で一般開業医としての資格を取得しました。静脈麻酔を使用した内視鏡検査など、日本にはない医療を経験した6年半でした。

帰国後は、一般内科外科クリニックの院長を経験し、その後、製薬会社に就職しました。

製薬会社では、臨床医をしながら、薬の開発に携わりました。20年ほど勤務したあと、当院を開業して今に至ります。

ED・AGA治療薬だけでなく、最新の医療機器やエクソソームを使用した再生医療など、新たな治療の選択肢を提供したいと思い、クリニックを開院しました。従来までの40代を中心としたED・AGA治療を、高齢で従来の治療薬が使えない方や20～30代の若い世代まで広げていきたいと考えています。

EDやAGAについて、昔よりも話しやすい世の中になってきていますが、いまだにたくさんの方が悩んでいると思います。当院では、「男性を満喫する」ことをサポートしていきますので、まずは一度ご相談ください。