
顔全体のリフトアップ&肌質改善で若々しい肌に! 幅広い肌悩みに効くFotonaフラクショナルレーザーの魅力|医療法人社団 幸真会 皆川クリニック:皆川 真吾 先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー


皆川クリニックではどのようなレーザー治療をおこなっていますか?

顔全体のリフトアップと肌質改善が期待できるFotonaフラクショナルレーザー治療を提供しています。
当院では、Fotona社のレーザー機器を導入し、さまざまなお悩みに対して施術をおこなっています。顔のエイジングケアには、Fotonaフラクショナルレーザーで顔全体のリフトアップと肌質改善を目指します。ダウンタイムがありますが、肌質改善効果の高い施術です。
Fotonaフラクショナルレーザーは、Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザーにより皮膚へ微細な傷を付けることで毛穴の開き・シワ・たるみなど幅広い悩みにはたらきかけます。顔全体のハリや肌ツヤを改善し、総合的なエイジングケアが期待できるのがFotonaフラクショナルレーザーの特徴です。


Fotonaフラクショナルレーザーによる肌質改善の仕組みについて教えてください。

Er:YAGレーザーで肌に微細な穴を開け、傷の自己修復を促すことで肌質改善を目指します。
Er:YAGレーザーを照射し、皮膚に浅く細かい点状のパターンの穴を開けます。1回の照射で、9mm四方に径250μのごく小さな穴を81カ所に開けることが可能で、重ねて何度も照射し皮膚に複数の微細な穴を開けていきます。
針で物理的に皮膚に穴を開けるダーマペンと異なり、Fotonaフラクショナルレーザーは一定の深さに熱を伝えることで皮膚表面を引き締める効果が高いことが特長です。
傷ついた皮膚を修復しようとする過程において線維芽細胞を刺激し、コラーゲンとエラスチンの産生を促します。これにより、肌を引き締めるとともに毛穴を目立たなくさせる作用が期待できるのです。
また、Er:YAGレーザーのメリットは、ほかのレーザーと比べて、熱を加えても皮膚へのダメージが少ないことです。Fotna社のレーザーは出力を細かく調整できますので、肌の状態に合わせたセッティングが可能です。

どのようなお悩みのある方におすすめの施術でしょうか?

シワやシミ、毛穴の開きを軽減しながら全体的に肌質を改善したい方におすすめです。
肌を引き締めたい、開いた毛穴が目立つなど具体的なお悩みがある方のほか、全体的に肌質を改善したい方、エイジングケアをご希望される方にとくにおすすめしたい施術です。
Fotonaフラクショナルレーザーは、ニキビ跡やシミ、目元の小ジワなどのお悩み改善にももちろん使用できますが、シミだけが気になるのであればシミ専用のレーザー機器のほうが適している場合もあります。
シミや小ジワ、赤みなどを軽減しながら、全体的な肌質改善を得意とする機器ですので、シミもシワも気になり、総合的に肌をきれいにしたいとご希望の方におすすめの施術だと思います。
当院は、皮膚科と泌尿器科の保険診療をおこなっていますので、ご年配の患者さんも多く通院されています。レーザー治療を希望される方は30〜40代の方を中心に、60〜70代の方もいらっしゃいますね。治療を受けた方は肌ツヤが改善され、満足している方が多いと思います。

施術時の痛みに対してどのような工夫をおこなっていますか?

麻酔クリームを塗布してから施術をおこないます。
ほかのレーザーに比べ熱によるダメージは少ないものの、レーザーを照射するときには、やはり痛みが生じますので、表面麻酔をおこなってから施術します。
当院では麻酔クリームをしっかりと塗布し、30分〜1時間ほど置いてから施術を開始します。しかし、チクチクとした痛みを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
顔全体に照射すると、赤みとむくみが生じるほか、部分的に少し出血することもありますが、じわじわと血がにじむ程度です。また、血が出ることによって肌の修復が促進されます。

ダウンタイムはどれくらいでしょうか?

ダウンタイムは4~7日程度です。
ダウンタイムは、ほとんどの方は4日ほどで落ち着きます。ただし、個人差がありますので7日ほどかかる方もいらっしゃいます。
1~2カ月も経てばきれいな状態となり、当院で施術を受けられた皆さんは、施術後1週間ほどで毛穴や肌が引き締まるのを実感されているようです。
顔全体に照射する場合は、ダウンタイム中はお休みを取られたほうがよいと思いますが、頬から下のみや口周りのみのメニューもご用意していますので、マスクで隠しながらお仕事をされている方もいらっしゃいますね。痛みが軽ければダウンタイム中もメイクをしていただいてかまいません。

施術後の注意点があれば教えてください。

ステロイド軟膏を塗布するとともに、日焼け止めで紫外線対策をおこなってください。
色素沈着を起こす恐れがあるため、施術後は、患者さん自身がしっかりケアをおこなうことが大切です。
色素沈着予防のためにステロイド軟膏を処方しますので、5~7日間、塗布していただきます。
また、紫外線の影響で色素沈着が起きやすくなります。ダウンタイム中で痛みがあり、メイクができないときでも、日焼け止めを塗って紫外線対策をおこなってください。ステロイド軟膏の塗布をやめた後、8日目以降も紫外線には気をつけていただく必要があります。
これらのケアや保湿をしっかりおこなっていただくことで、色素沈着の予防につながるとともに、より施術の効果を高めることが期待できます。

施術はどれくらいの頻度で受けるのがおすすめですか?

1回目の施術後は、2カ月ほど間隔を空けて2回目の照射をおこなうことを推奨しています。
Fotonaフラクショナルレーザーは、6カ月かけて施術の効果が現れると言われています。施術から1〜2カ月経過した時点で、毛穴が引き締まりもちもちした肌になったと実感される方が多くいらっしゃいます。さらに、その後もゆっくりと作用が持続するのです。
また、6〜8週間の間隔を空けて2回の施術をすることで、よりエイジングケアの作用が期待できると報告されています。そこで当院では、色素沈着や肌トラブルなどの影響を考慮し、2カ月程度の間隔を開け、2回目の照射をおこなうことを推奨しています。
2回の照射で肌質がかなり改善されることが多いため、短期間のスパンで3回目の照射をおこなう必要性はあまりないと考えます。1年以上経過してから3回目の照射を希望される方はいらっしゃいますが、当院から3回目の照射を積極的にご提案することはありません。
保険診療中心のクリニックだから美容初診も相談しやすい!


クリニックの特徴や先生が診療で心がけていることを教えてください。

皮膚科と美容皮膚科の領域を分けずにご相談に乗ることです。
当院は、医療を通じて笑顔のある人生をサポートすることを目指し、地域の皆さんのかかりつけとして泌尿器科・皮膚科を中心に診療しているクリニックです。
皮膚科も基本的には保険診療をおこなっています。しかし、肌トラブルを抱えていらっしゃる患者さんの場合、診察してみると、そのお悩みが自由診療の美容皮膚科の領域にまたがっていることもあります。
そこで、当院は皮膚科と美容皮膚科を厳密に分けた診療はおこないません。お悩みを伺ったうえで、保険診療で対応できるのであれば保険適用で治療を進めますし、保険診療だけでは改善が難しい場合には、自由診療のご提案をする場合もあります。相談に乗りながら臨機応変に対応することを心がけています。また、当院で対応出来ない症状であれば他院への紹介も行います。

カウンセリングで心がけている点について教えてください。

患者さんの不安を解消するよう、リスクも含めご理解いただけるまで説明することです。
患者さんが不安を抱くことなく、自ら治療を選択していただくことが大事なので、治療のリスクやデメリットについてもご理解いただけるまでしっかりと説明することを心がけています。患者さんの不安を解消できるような説明を目指しています。
また、私は美容外科や美容皮膚科を専門としているわけではありません。美容を専門に掲げるクリニックも多いなか、美容クリニックと当院との違いをご理解したうえで施術を受けていただけるように、私が専門とする治療についてもお話しするようにしています。

受診を検討されている方へメッセージをお願いします。

受診のハードルが高いと躊躇せず気軽にいろいろとご相談ください。
泌尿器科も美容皮膚科も、どちらも受診のハードルが高く、気になる悩みがあってもなかなか相談できないと感じている方も多いのではないでしょうか。皆さんのお悩みを解消できるように、私のできる範囲でていねいにご説明いたしますので、ためらうことなくいらしてください。
現在は保険診療を中心におこなっていますが、患者さんのお悩みやご要望に応えられるよう美容のメニューも増やしていきたいと思います。最近は、ケアシス(クライオエレクトロポレーション)も導入しました。
美容クリニックに行くのはハードルが高いと躊躇される方も、気軽にご来院ください。気兼ねなく、いろいろとご相談いただきたいと思います。