
「自分が受けてよかった治療だけを提供します」ヒアルロン酸注入が実現する若々しい輪郭とたるみを改善する3つの施術とは?|ライネビューティークリニック:高柳 純 先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



ヒアルロン酸注入とはどのような施術でしょうか?

骨格のボリュームロスをヒアルロン酸で補うことで、顔の印象を若々しくしていく施術です。
年齢を重ねると、次第に骨が小さくなる骨萎縮が起こります。骨萎縮が進むと、皮膚や脂肪が落ちてくるため、たるみやシワが発生します。とくに、こめかみや口周りは、骨萎縮の影響を受けやすい部位です。
施術では、こめかみや頬、あご周り、ほうれい線、頬骨の下などにヒアルロン酸を注入します。骨萎縮によって失われたボリュームを補い、元の骨格に戻していくことで、たるみやシワの改善・予防が期待できます。
またヒアルロン酸注入は、加齢によって出てきた輪郭の凹凸の改善にも効果的です。輪郭が丸く滑らかになるように注入することで、若々しい印象にできます。

ヒアルロン酸注入へのこだわりを教えてください。

顔の一部分だけでなく、顔全体の印象が美しくなるような注入を意識しています。
顔の組織は、それぞれがつながっています。そのため、注入部位だけでなく、顔全体の印象を意識しながら注入することを大切にしています。また、施術を担当する部位は、事前に自分自身に注入して、痛みや効果を検証するようにしています。
患者さんの年齢層は、40代前半から50代前半の方が多いですが、20代の方からのご相談もあります。若い患者さんでも、こめかみなどのへこみを改善することで、輪郭をきれいにすることが可能です。治療は大変好評で、県外の方もいらっしゃいますよ。

注入量と予算の目安を教えてください。

しっかりと治療するのであれば10cc〜13ccの注入が必要となるため、予算の目安は100万円前後となります。
アンチエイジング目的で、額を含めしっかり治療する場合、10cc〜13ccの注入が必要です。予算の目安は100万円前後となります。効果の持続期間は、アラガン社のジュビダームシリーズの場合、1年半〜2年程度です。その後、メンテナンスとして1年に1回程度、初回よりも少ない量を注入します。
初期費用は高いですが、メンテナンスは少ない注入量で済むため、長期的に見るとコストパフォーマンスは高いと思います。実際、多くの方が「最初はお金がかかったが、治療を受けてよかった」とおっしゃいます。
3つの施術の合わせ技。オーダーメイド治療でたるみ改善


たるみ治療の施術内容を教えてください。

ヒアルロン酸注入や糸リフト、HIFUを組み合わせて、リフトアップさせます。
治療では、症状に合わせて適切な施術を選択しながらたるみを改善していきます。具体的には、ボリュームを出したい場合はヒアルロン酸注入、たるんでいる部位を固定させたい場合は糸リフト、皮膚の緩みを引き締めたい場合はHIFUというように使い分けています。
また、脂肪のつき方も、施術を選択する際の重要な判断材料になります。たとえば、顔の脂肪が多い場合は、まずHIFUで引き締めてから、こめかみや頬骨の下にヒアルロン酸を注入します。
一方で、痩せ型で顔の脂肪が少ない方は、リフトアップさせるようにヒアルロン酸注入をおこなうと輪郭がきれいになります。
基本的にすべての施術が必要になることが多いので、最も顕著に現れている症状から治療します。1つの症状が改善したら、次の症状を治療するというイメージです。また場合によっては、ヒアルロン酸注入とHIFUなど、2つの施術を同時におこなうこともあります。

糸リフトのメリットを教えてください。

コラーゲン生成が促され、たるみの予防につながる点です。
糸を皮膚に入れると皮下組織に刺激が加わり、コラーゲン生成が促されます。そのため糸リフトでは、たるみを防止し、フェイスラインをきれいに保つ効果が期待できます。実際、年に1〜2回程度の頻度で定期的に糸リフトを受けている方は、フェイスラインがきれいな方が多い印象です。
糸リフトの効果は、ヒアルロン酸注入やHIFUではアプローチできない肌の下の浅い層に現れます。そのため、ほかの施術との相性がよいのがメリットです。
たとえば、あらかじめヒアルロン酸注入でボリュームを出しておくことで、固定力を高められます。このように当院では、効果が最大限発揮されるような施術の組み合わせで治療をおこなっています。
幅広い治療メニューが強み。美肌治療について


美肌治療の施術内容を教えてください。

幅広い治療メニューの中から必要最低限の施術を提案しています。
美肌治療として、IPL、CO2フラクショナルレーザー、ニードルRF、シミ取り治療、水光注射、内服薬など、さまざまなメニューを用意しています。新しい施術を導入する際には、エビデンスがあり、効果が保証されているものを選ぶことを大切にしています。
相談件数が多いのはシミ・肝斑です。シミの治療では、特殊な光を当てて治療するIPLをおこないます。肝斑には、トーニング、ピーリング、ニードルRF、内服薬などが効果的です。
治療計画を立てる際には、必要最低限のものだけを提案するようにしています。そのため、内服薬やサプリメントだけで治療をおこなうこともあります。当院では、自分が実際に受けてよかった治療だけを提供していきますので、安心して受けに来ていただけたらと思います。
学生時代からクリニックに通うほど、美容医療に興味がありました


先生のご経歴を教えてください。

医学部卒業後、大手美容クリニックなどで経験を積み、当院を開業しました。
私はほかの方よりも遅く医学部に入ったため、大学を卒業したのは35歳のときでした。初期研修を終えた段階では、内科や眼科も選択肢にあり進路を迷っていました。ただ、「美容医療をやりたい」と思って医師を目指していたことや、美肌治療に興味があったことを理由に、美容の道に進むことを決めました。
その後、大手美容クリニックや美容皮膚科、注入治療の専門クリニックなどで経験を積み、ライネビューティークリニックを開院して今に至ります。
現在の診療に生きている経験は、学生時代から毎月美肌治療を受けていたことです。いくつかのクリニックを周りましたが、施術前のカウンセリングを担当するのは、医師ではなくカウンセラーや看護師というところばかりでした。
当時「患者さんの話を直接聞く医師になりたい」と思ったのを覚えています。この経験が、現在の患者さんに親身に寄り添う診療スタイルにつながっていると思います。

患者さんとのコミュニケーションで意識していることはありますか?

親身になって話を聞きながら、その方のお悩みを言語化していくことです。
患者さんの多くが、その方にしかわからないお悩みを持っています。そのため、まずは親身になって患者さんのお話を聞くようにしています。その後、医師としての見解をお伝えし、患者さんの症状や要望に合わせていくつかの施術を組み合わせながら、治療計画を立てていきます。
「予算に限りがある」「ダウンタイムをあまり出したくない」などのご要望にも対応可能です。

今後についてはどのようにお考えでしょうか?

最新の治療法も含め、現時点でできる最善の治療を提供していきます。
今後は、治療の質をさらに高めていきたいです。常に新しい情報をキャッチしながら、現時点で患者さんにとって最善の治療を提供していきます。また、現在診ている患者さんを大切にしていきたいので、分院の設立は考えていません。
美容医療について「怖い」「大金を取られるのではないか」など、不安感がある方も多いと思います。
ですが当院では、患者さんの事情を考慮したうえで、必要最低限の治療を提案しています。今後役立つような美容の知識もお伝えしますので、お気軽にご来院ください。