
性感染症の不安に寄り添い、安心を届ける医療を。プライバシーに配慮し、安心して相談できる環境づくりを大切に|ふくちクリニック新橋:福地 裕三 院長
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



なぜ性病専門クリニックで「即日検査・即日治療」を始められたのですか?

症状がある方は「すぐにでも治したい」と強く願っており、どの診療科へ行くべきか迷われる方も多いため、迅速な治療に繋げる必要性を感じたからです。
性感染症は、皮膚科、泌尿器科、婦人科など関連する診療科が多く、患者さんがどこを受診すべきか迷ってしまうケースが少なくありません。「性感染症」という専門性を明確に打ち出すことで、悩んでいる方がアクセスしやすいようにしたいと考えました。
また、症状が出ている方は一刻も早く治療を受けたいというニーズが非常に高いです。そのため、保険診療では通常取り揃えのない検査キットも導入し、できる限り早く結果をお伝えして治療に結びつける流れを構築しました。

日々の診療で、福地先生が最も大切にされていることは何ですか?

病気の症状だけでなく、患者さんがそこに至るまでの経緯や、パートナーへの伝え方といった、医療とは違う悩みにも真摯に耳を傾けることです。
性感染症の診療では、単に症状を診るだけでは不十分です。患者さんは、「パートナーとのこと」「お店での出来事」「全く心当たりがない」など、それぞれが複雑な背景やエピソードを抱えて来院されます。
また、「この病気のことをパートナーにどう伝えればいいか」といった、病気そのものとは異なる悩みを打ち明けられることも少なくありません。そうした声にしっかりと耳を傾け、少しでも心の負担を軽くできるよう努めています。

プライバシーについて、どのような配慮がされていますか?

ご希望の方には匿名での診療を行い、保険証の提示も不要です。診療の記録が残らない形で受診できます。
性感染症という非常にデケートな問題を扱う上で、プライバシーへの配慮は最も重要視していることの一つです。自費診療であるため、保険証を提示いただく必要がなく、ご希望に応じて匿名で診療を受けていただけます。
ご住所などを詳しくお伺いすることもないため、「記録を残さずに治療を受けたい」という方のニーズにもお応えできています。

遠方からでも患者さんが来院されるのはなぜでしょうか?

地元には相談できる専門クリニックがない、周囲の目を気にして地元の病院は受診したくないという方が、一度で完結する利便性を求めて来院されることが多いです。
都内には性感染症を専門とするクリニックがいくつかありますが、地方ではまだ少ないのが現状です。そのため、「地元では受けられない検査や治療を受けたい」「知人がいるかもしれない地元の病院は避けたい」といった理由で、新幹線や飛行機を使って遠方からお越しになる方もいらっしゃいます。
そうした方々にとって、何度も通院する必要がなく、一度の来院で検査から治療まで終えられる点は、大きなメリットだと感じていただいています。
プライバシーが守られる清潔感のある院内


一度の来院で検査から治療まで行えるのはなぜですか?

自費診療は、診療の流れを柔軟に設計できるため、症状やご希望に応じて、検査と治療を同日に実施することも可能です。
保険診療では、検査の結果を確認した上で治療方針を決定する流れが一般的です。
一方、自費診療では診療の流れを柔軟に設計できるため、症状やご希望に応じて、検査と治療を同日に行うことも可能です。当院では、事前にリスクや治療方針を丁寧にご説明し、ご理解をいただいた上で進めることを大切にしています。
また、検査結果はWeb上で確認できるため、再来院の手間を減らすことができます。忙しい方でもスムーズに受診できるよう、効率的な診療体制を整えています。
検査結果は後日Webで確認いただけるため、結果を聞くためだけに再度来院する負担もありません。

自費診療では、どのような検査が受けられるのでしょうか?

症状の有無にかかわらず、幅広い項目を一度に確認することができます。無症状の潜在的な感染症の発見に繋がります。
保険診療では、基本的に「現れている症状」に対して、その原因を特定するための検査を行い、診断後に治療を進めていきます。
一方、自費診療では、検診や人間ドックのように、症状の有無にかかわらず幅広い項目を確認することが可能です。
例えば、「新しいパートナーができたので一度しっかり調べておきたい」といったご希望にも対応できます。
こうした検査を通じて、症状が出る前の段階で感染症などのリスクを把握できる場合もあり、健康管理の一環として選ばれる方が増えています。

時間がない中でも受診は可能なのでしょうか?

Webで問診まで済ませておくと、時間がないときでもスムーズに受診いただけます。
まず、ホームページからWeb予約とWeb問診を済ませていただくと、ご来院後のご案内が非常にスムーズです。来院後はWeb問診の内容に沿って診察を進め、必要な検査や治療方針を決定します。
検査も院内で行い、お薬も院内処方で直接お渡しできます。そのため、処方箋を持って薬局へ移動する手間や時間がかからず、受付からお会計までスムーズに完結するのが特徴です。

他の患者さんと顔を合わせたくない方も多いかと思いますが、待合室などでの工夫はありますか?

待合室の椅子は全員が壁側を向くように配置し、パーテーションも設置しています。お呼び出しも番号札で行うため、お名前を読み上げることはありません。
患者さん同士の視線が合わないよう、待合室の椅子は壁側を向くコの字型に配置し、さらにパーテーションを設けています。お呼びする際も、お名前ではなく受付時にお渡しする番号札の番号でお呼びしますので、プライバシーが保たれます。少しでも安心して過ごしていただけるよう、院内の動線やレイアウトにも配慮しています。

院内が非常に清潔であるとの評判ですが、どのような取り組みをされていますか?

開院4年目という新しさに加え、感染症を扱うクリニックとして、使用ごとの消毒や清掃を徹底しています。
当院はまだ新しく清潔感があることに加え、感染症を専門に扱うクリニックとして、衛生管理には特に気を配っています。例えば、待合室の椅子や診察室は患者さんが使用するたびに消毒し、トイレも使用ごとに清掃スタッフが入り「清掃済み」であることが分かるようにしています。こうした日々の積み重ねが、患者さんの安心感に繋がればと考えています。
予防医療への参入で、病気にならないための医療を推進


今後、クリニックとしてどのような医療を目指していきたいですか?

これまでの即日検査・治療に加え、ワクチンや予防薬の選択肢を増やすことで、「病気になる前の予防医療」にも力を入れていきたいと考えています。
当院の強みである即日検査・即日治療は今後も継続していきますが、それに加えて、これからは予防医療の領域にもより一層力を入れていきたいです。近年、性感染症にも予防薬が登場し、ワクチンの種類も増えています。特に子宮頸がんを予防するHPVワクチンなどは、国も接種を推進しているものです。こうした情報提供を積極的に行い、皆さんが病気にならないための医療を提供できる存在でありたいと考えています。

ふくちクリニック新橋に来院を考えている患者さまへのメッセージをお願いします。

何か気になっていることや心配なことがある方、特に心当たりはなくても「新しいパートナーができたので、今までの過去が心配だ」と感じている方まで、ぜひご相談ください。
検査は、必ずしも全ての項目を一度に受ける必要はございません。気になる部分だけに絞って検査を受けていただくことも、もちろん一通りすべてを検査していただくことも可能です。
それぞれの患者さんのニーズに合わせて検査をご提供できますので、安心してご来院いただければと思います。



