韓国の美容医療を日本でも！ オーダーメイドの水光注射と2種類の糸リフトとは｜E&N BEAUTY CLINIC：出口 由依 先生

水光注射は、数本の極細の針がついたスタンプ型の注射器を肌全体に刺し、真皮層まで高濃度の美容液を注入する施術です。極細の針で穴を開けることで肌の自然治癒力を引き出し、肌のハリやツヤをアップさせることができます。

アンチエイジングをされたい方や、肌の乾燥が気になる方、うるおいとツヤのある韓国人のような肌を目指したい方におすすめです。

白玉は特に医薬効果が高い薬剤です。肌にツヤを与え、美白効果のある成分が配合されています。赤ちゃんプラスは、肌の炎症を抑える鎮静効果が高い薬剤です。ニキビ肌、季節の変わり目に肌荒れしやすい方におすすめしています。

アンチエイジング用の薬剤には、ダーマヒールSR、エクソソーム、リジュランがあります。ダーマヒールSRは、シワを目立たなくさせて、肌の水分バランスを整えることが可能です。乾燥によって開いてしまった毛穴を引き締める効果が期待できます。エクソソームは、加齢によって肌全体に元気がない方に、肌の土台づくりとして使用します。

リジュランは、エイジングにとても効果的な薬剤です。肌を再生しツヤを与える成分が白玉の8倍含まれているため、ハリツヤの効果実感が一番高いと思います。

ただ、肌トラブルが起きている時にリジュランなどの美容効果の高い濃縮された薬剤を使用すると、逆に負担になってしまいます。そのような場合は、まず赤ちゃんプラスで肌トラブルを落ち着かせたり、エクソソームで肌を若返らせたりします。

ピーリングは酸で角質を溶かしてターンオーバーを促す治療です。毛穴が気になる場合は、ピーリングで毛穴を掃除してから水光注射をすることで、肌の引き締め効果を高めることができます。

また、ピーリングで一皮剥いてから水光注射をするため、肌の奥まで美容成分を届けられます。ピーリング自体にもツヤを与え、シミを改善する効果があるため、しっかりと肌質改善をしたい方におすすめです。

トーニングは、美白効果のあるレーザー治療です。似たような施術としてフォトフェイシャルがありますが、光の性質上、肝斑がある方には施術をおこなうことができません。

その点、トーニングは肝斑がある方でも施術可能で肌全体をトーンアップできます。水光注射とあわせておこなうことで、美白効果とツヤ感を得られますよ。

施術の痛みは多少ありますが、泣くほど痛いという方はいません。また、治療メニューには麻酔クリームが含まれており、麻酔を効かせた状態で注射します。

ダウンタイムとして、赤みが若干出ますが、ほとんどの場合お化粧で隠すことが可能です。針を刺すため、内出血の跡が残る方がいますが、3日〜1週間で徐々に消えていきます。コンシーラーやファンデーションで十分に隠せるため、お仕事がある方は施術の翌日から出社も可能です。

水光注射のダウンタイムについては、SNSなどで肌がボコボコになるという情報が出回っていますが、そのようになるのはリジュランをたっぷりと手打ちした場合です。当院の水光注射は機械で打つため、肌に目立つ凹凸が出ることはありません。また、機械で打つ水光注射はダウンタイムが短く、腫れや内出血が少ないのも特徴です。

糸リフトでは、コグと呼ばれるトゲが360度ついている特殊な糸を使用します。このトゲが皮下組織に引っかかったうえでお肌の引き上げ効果を発揮します。糸の種類は色々ありますが、当院で使用している針の太さは21ゲージで、ダウンタイムや痛みの減少のため、糸リフトの中では細いものを使用します。

また、当院では高いコラーゲン生成効果と美容効果があるショッピングリフトも扱っています。髪の毛よりも細い糸を皮下に挿入することで、糸を挿入する際の刺激と創傷治癒の力によってコラーゲンの生成が促されます。

ショッピングリフトの糸は細く短いので、多くの糸を挿入できることから、コラーゲン生成効果と美容効果が高くなります。肌を引き締める効果もありますよ。

大きなたるみがなければ、ショッピングリフトの引き締め効果だけでも、リフトアップしたような効果が現れます。たるみが強い方は、糸リフトのほうがおすすめです。より効果を出すために、糸リフトとショッピングリフトを組み合わせる方もいますよ。

糸リフトは、糸を挿入する刺激と、糸に入っている成分によってコラーゲン生成による、リフトアップがメインの効果です。また、美肌効果もあるため、肌のハリ感もアップします。糸が吸収されるまでの期間は1年ほどです。効果の持続期間には個人差があるため、6カ月に1回程度のメンテナンスをおすすめしています。

また、糸リフトというと、アンチエイジングのイメージを持っている方も多いと思います。ですが、当院では20代の方からも「加齢によるたるみではなく、生まれつきのたるみを解消したい」というご相談をいただきます。20代でも効果をしっかりと実感される方が多いので、若い方にもおすすめの施術です。

糸リフトでは、現在のたるみの状態やどの程度リフトアップさせたいのかによって、適切な糸の本数が異なります。そのため、事前に確認を重ねて、十分な糸の本数を使用することが大切です。

治療方針を決める際には、1つの治療法にこだわらないようにしています。たとえば、糸リフトのみの治療だけでなく、エラボトックスと糸リフトの併用も選択肢になります。当院では幅広い治療方針を提供しているので、それらを合わせてお悩みを解決していきます。

施術で意識していることは、自然な角度で引き上げて、突っ張るような違和感が出ないようにすることです。そのため、糸を挿入する度に鏡を見ていただき、「もう1本入れますか」などと話し合いながら施術を進めていきます。

施術では、髪の生え際あたりに穴を開けて糸を挿入します。その際に局所麻酔をするため、麻酔の注射時に痛みが出ます。糸の挿入自体は麻酔が効いているので、痛みはほぼありません。ただ、糸が入っていく感触があるため、不安を感じる方もいます。

施術後に麻酔が切れてくると、糸を挿入した部位に鈍痛が出ます。しかし、痛み止めでかなり抑えられるので、過度に心配する必要はありません。また、口を開けにくい、食べにくいという方もいますが、日常生活に支障はない程度です。

ダウンタイムは1週間程度が目安になります。内出血が出ることがありますが、お化粧で隠せる程度です。また、稀に肌が柔らかい方だと、腫れによって顔が丸くなることがあります。こちらもマスクで隠すことができるので、大きな問題にはなりません。

初期研修を終えたあと、小児科で勤務を始めました。同時期に、美容にも興味があったので美容クリニックでも勉強をしていました。その後、さまざまな縁があって小児科ではなく美容をメインに診るようになり、現在に至ります。

前職の小児科は、子供を診る科のため、診療を進める際には、患者さんの不安感や痛みにしっかりと寄り添うことが常に求められます。現在でも、当時の経験を生かして、事前の説明から施術中まで、不安な気持ちに寄り添うようにしています。たとえば、「一旦休憩するので、安心してくださいね」「少し痛いですが、頑張りましょう」などと声をかけて、少しでも患者さんの不安を解消できるようにしています。

韓国は美容先進国として有名です。しかし、実際に治療のため韓国に通うのはハードルが高いと思います。当院では、日本にいながら韓国で人気の美容治療を受けられます。韓国の美容に詳しい当院のオーナーが、日々新しい治療を取り入れてくるので、毎日勉強して、患者さんに還元しています。

とはいえ、話題になっている治療を無闇に取り入れているわけではありません。オーナー、医師、看護師で話し合い、効果があるとされるものだけを採用しています。

今後は、現在おこなっている治療の経験値をもとに、AGA治療にも対応していきたいです。具体的には、肌再生効果のある幹細胞として知られているエクソソームを水光注射で頭皮に注入する施術を取り扱いたいと考えています。

当院では、これからも常に新しい治療を取り入れていきます。比較的予約が取りやすく待ち時間も短いので、ぜひ一度気軽に来ていただけたらと思います。