独占取材

「薬に頼らない処方箋」で生活をアップグレードするアフロードクリニック:本庄作蔵ウィリアム先生

「人生100年時代」という言葉が叫ばれるようになるなか、生活習慣病を防いで健康を保つ予防医療の重要性が増しています。キレイレポート編集部は、運動や食事を改善する「生活処方箋」や、美容医療も含めたオーダーメイドの診療に取り組むアフロードクリニックの本庄作蔵ウィリアム先生にインタビューを実施。注力する独自の予防医療や当院に参画した背景などについて語っていただきました。
取材先: アフロードクリニック(AFRODE CLINIC) 本庄 作蔵ウィリアム 先生

今回取材させていただいた先生

〈聞き手=ゆめみ大福🤍(キレイレポートアンバサダー)〉

当院は投薬だけに頼らず、生活習慣に起因する症状を日々の生活の改善で解消していくことを目指します。

予防医療というと、多くの人が健康診断や人間ドックを想像すると思います。ただ、人間ドックは病気を早期に発見し、治療を始めるタイミングを早める意味では重要ですが、病気を予防する訳ではありません。人間ドックに行ったから健康になるわけではないのです。

当院では、米国の現代医療で提唱されている「生活処方箋(Life Style Medicine)」を治療に取り入れています。「生活処方箋」では、生活習慣病のリスクを下げることを目的に、具体的な食事内容や運動方法、メンタルケアなど患者様それぞれのライフスタイルを踏まえた効果的な健康促進方法を提案します。日本では同治療法に力を入れるクリニックはほとんどありません。

基本的に紹介制、完全予約制で診療しており、カウンセリングに十分な時間を取ることができるのも強みです。患者様の症状の分析や原因の特定のために、必要な場合は人間ドックでは足りていない追加検査も実施します。健康診断や人間ドックをして終えるのではなく、本来の意味での予防医療や美容治療などを通して、患者様と人生を伴走するクリニックです。

患者様は40代から60代の経営者層やスポーツ選手などが多く、美容だけではなく健康促進や生活習慣改善など、活動のパフォーマンスを高めようとするかたが多くいらっしゃいます。当院では、医療を軸に食事、運動、美容など総合的な診療にこだわっています。

多くの患者様が、当院の入口の扉を開けて入った瞬間に「ここは本当にクリニックなのか?」と驚かれます。まるで画廊のような当院の空間は、実際にギャラリーとしても活用されています。

本当の意味で健康を追求するためには、「肉体的な健康」だけではなく、「情緒的な健康」にも目を向けなくてはなりません。実際に医学的な研究において、情緒的健康維持にアートが有用であると示唆されており。欧州ではアートの処方箋を出す取り組みも開始されています。

私自身もアートが大好きで、自宅に絵を飾って日常的に触れています。行き詰まったときやストレスを感じた時に、何気なくアートが目に入ると気分転換できますよね。そうしたメンタルに好影響を与えるアートの力を予防医学に組み入れることで、患者様により包括的な医療サービスを提供できると考えています。

来院いただければ、非常に沢山のアート作品に触れることができますし、「生活処方箋」の付帯サービスとして「アート箋」を提供しています。興味を持たれた方は、是非カウンセリングの際に担当者にお申し付けください。

生活習慣の改善を促す上で、当院の医療チームが信頼できる最新のエビデンスを集めることは極めて重要だと考えています。

今の時代、情報が溢れています。例えば枕は睡眠の質に影響を与えますが、情報が多すぎるあまり結局どんな枕が良いのかと混乱する人は多いはずです。他にも、適切な睡眠時間やお風呂に入ると良い時間帯など生活習慣の改善を指南する情報は数えきれないほど世の中に転がっています。

当院の医療チームは、海外の最新の論文やデータなど信頼できるエビデンスをもとに、患者様の生活に沿ったオーダーメイドの選択肢を提供します。膨大な情報から本当に効果的な方法を厳選して提案するには、常に最新の情報を集め続ける必要があります。

私は元々「人体」に興味があり、「医者になる」というより「医学を学ぶ」ために医学部を志望していました。ただ、臨床医の育成に力を入れている東京慈恵医科大学で学んでいく中で、医者が患者とどう向き合うべきなのかを考える機会が多くありました。研修医時代には、生死に関わる場面で「人を助ける」ことのやりがいを実感し、臨床医の道に進むことにしました。

私は放射線や血管内治療が専門で、**これまで膵臓癌や神経癌などで亡くなる方を間近で見てきました。**40代半ばの経営者でこれから会社が軌道に乗るというタイミングの方、子どもが生まれたばかりのお母さんなど…。刻一刻と死が迫る日々は患者様、ご家族ともに心では受け入れられないものがあります。

そんな研修医時代に当院の代表である道下将太郎から聞いた言葉を今でも鮮明に覚えています。「医者は人生で目の前の患者を100人や200人救うことはできるけれど、数百万人の命を救うことはできない」。日々人の死を目の当たりにする中、医者人生で限られた人数しか救えないことにもどかしさを感じました。

「多くの人の病気を未然に防ぎたい」「楽しく生きた上で死を迎えられるようなお手伝いがしたい」との思いのもと、予防医療に力を入れるアフロードクリニックに参画しました。また、代表の道下が見せてくれる今後の医療の世界を見てみたいと思ったこともクリニックに入った理由の1つです。

私は他のクリニックで癌患者なども診てきました。その中でも診療方針を決めるのはなるべく私ではなく、患者様が決める答えを待つ姿勢を取るようにしています。

患者様によって家族構成や年齢、病気の過程が違います。これまでに成功した治療例や他の人に満足された治療例などに、中途半端に誘導しないようにすることが大事だと思っています。

私が正確な情報を集め、医療者としての立場から患者様に情報を提供します。そして患者様が今後起こりうる可能性のある医学的事象を理解した上で、行動を起こすことができるように整えることが私の仕事だと思っています。

当院には多くのアート作品が飾られており、鑑賞するためだけに来院される方もいます。生活習慣や健康についてお悩みがございましたらぜひお気軽にお立ち寄りください。当院のプロフェッショナルたちと一緒に生活全体を改善し、日々のパフォーマンスを上げていきましょう。

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