
切除量最大1cm!顎の骨切りで目に見える変化を抜群のチーム体制とアフターケアでリスクとダウンタイムを軽減|コムロ美容外科:池内 秀行先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



コムロ美容外科とはどんなクリニックですか?

外科・皮膚科・内科の施術でお悩みを総合的に改善する歴史あるクリニックです。
コムロ美容外科は、二重や鼻・輪郭の整形から、豊胸、痩身施術、肌治療など、美容のお悩みに幅広く対応するクリニックです。症状の軽いケースは皮膚科・内科で、目に見える変化を希望される場合は外科で、一人ひとりの悩みにあわせた施術を提供しています。
美容医療は昔と比べてポピュラーになり、クリニックの数も近年のうちにどっと増加しました。私は平成13年からコムロ美容外科で働き、平成17年から院長をしています。
新しい機器や技術の導入にも励んでいますが、やはり長年の実績から培った技術力とセンスこそが当院の強みです。ダウンタイムを可能な限り軽減する丁寧な手術によって、一人ひとりの患者さんが理想に近づくためのお手伝いをします。

コムロ美容外科の特徴を教えてください。

幅広いお悩みや再手術のご相談にも、丁寧に対応しています。
年齢や施術内容を理由に治療の選択肢が限られてしまった方、また他院で受けた施術の結果に満足できなかった方など、さまざまなお悩みをお持ちの方が当院にご相談に来られます。状態を丁寧に確認し、安全性を最優先に、可能な限り対応できる方法をご提案しています。
また、ニーズがあり、安全性が確認された新しい技術や機器も積極的に導入しています。最近では、眉間の深いシワに対し、切除とボトックス・ヒアルロン酸注入を組み合わせて改善を図る施術も取り入れました。薬剤や機器はできるだけ新しいものを使用し、より自然で負担の少ない結果を目指しています。
患者さんの負担を減らし、効果を最大限に引き出すためにも、従来の技術に固執せず常にアップデートを心がけています。

池内先生はどうして美容外科医を目指されたのですか?

患者さんの主治医になりたいと考えて麻酔科医から転身を決めました。
大学卒業後は麻酔科医としてキャリアをスタートしました。しかし、手術室のなかでしか患者さんと関わらず、患者さんの主治医にはなれないことに、日々もの足りなさが膨らんでいきました。ストレスが少ないメリットもある反面、私はもっと患者さんに寄り添う医療がしたいと感じていたのです。
20~30年前の当時は、今ほど美容医療が世のなかに浸透しておらず、技術も進歩していませんでした。しかし、美容外科医ならば麻酔科での経験を活かせるうえに、主治医になって患者さんの喜ぶ顔が見られると考え、思い切って転身を決めました。
当時は麻酔科医の経験をもつ美容外科医が少なかったため、「安全性の高い美容医療」を自らの手で広めたいと意気込んだことを覚えています。
オトガイ神経の剥離で最大1cmの切除を実現

骨切りとはどのようなお悩みをもつ方におすすめの施術ですか?

顔の大きさや顎の出っ張りなど、顔の骨格が原因のコンプレックスを解消するための施術です。
顔の骨格が原因のコンプレックスは、根本である「骨」にアプローチしないと改善が困難です。「長く見える顎を短くしたい」「がっしりした顎をシャープに尖らせたい」「前に突き出たしゃくれ顎を引っ込めて美しい横顔になりたい」「フェイスラインを整えて小顔な印象になりたい」と考える方には、骨切り施術を推奨しています。
ただし、骨切りは数ある美容施術のなかでも比較的大きな外科手術です。手術を受けられる患者さんは、長年コンプレックスを抱えていて、勇気を出して相談に来られるような方が大半です。
カウンセリングでは患者さんの意思を丁寧にお聞きして、手術方法やリスクをよく理解いただいてから、申し込みをしていただきます。希望の輪郭によっては、脂肪吸引やエラボトックスなど、あわせてほかの施術を提案することもあります。

こちらの患者さんにはどのような手術をしましたか?

下顎骨のブーメラン型骨切りをおこないました。


こちらは30代の女性の患者さんです。「顎を短くしたい」「小顔にしたい」との希望で、骨切り手術を受けられました。
手術では、下顎骨を左右のエラに近いところからオトガイ先端を結ぶ一直線でブーメラン型に切除しました。左右ともに最大8㎜幅で切除したため、下顔面が大幅に小さくなり、顎も短くなりましたね。こちらの患者さんは、術後3ヵ月の時点で、骨を切ったことによるたるみもほとんど解消しました。

骨切りにおいてこだわっているポイントを教えてください。

明確な変化を出すために、可能な限り切除量を最大化することです。
顎の骨切りで明確な変化を出すためには、5〜6mm以上の切除が必要です。ただ、下顎骨の5番目の歯の近くには顎先の感覚を司る「オトガイ神経」が通っているため、神経を傷つけないことを重視して切除量を少なく抑える医師もいます。勇気を出して骨切りをしたのに変化が思ったほど出なかった経験をもつ方は、おそらく骨の切除量が不十分だったのでしょう。
当院では、解剖学的な知識と豊富な経験に基づき、オトガイ神経を丁寧に剥離して施術するため、より大きく下顎骨を切除できます。平均の切除量は約7.5㎜で、最大10mm程度の切除できた例もありました。
開院20年で全身麻酔による事故0件


骨切りは若いうちに受けたほうがいいですか?

必ずしも若いうちの施術を推奨するわけではありませんが、一般的に年齢が高いほどリスクが生じる可能性が高まります。
骨が成長段階にある子どもには、骨切りをおすすめしません。骨の成長が止まる年齢は部位によって異なりますが、下顎骨の手術を受けられる年齢は、最低でも高校生以上が目安です。
20代〜30代の若いうちだと、手術後の皮膚のたるみは少ない傾向ですが、皮膚の弾力性が衰え始める40代以降の方はたるみが出やすい傾向があります。洗練された仕上がりを求める方には、糸リフトやフェイスリフト、皮膚の切除などの施術も併せて推奨していますよ。複数の施術を組み合わせることに抵抗がある方には、切除量を減らすことで、たるみが出ないように調整します。
また、たるみが増え、皮膚の弾力性が衰えている50代以上の方は、骨切りに併せてたるみを改善するフェイスリフト手術が必要になることがあります。カウンセリングに予想されるデメリットやリスクも必ずお伝えするので、必ずご納得いただいてから手術を受けてくださいね。

手術の際に安全面で工夫している点を教えてください。

複数の看護師と2名のドクターによるチーム体制で全身管理を徹底しています。
どのような手術でも、痛みや麻酔の影響を極力少なくして、術後に素早く回復していただけるように心がけています。時間をかけた丁寧な止血、必要最小限の麻酔、出血を抑えるための鎮痛は、当院の手術の基本です。
骨切りには全身麻酔を用いますが、従来のガス麻酔ではなく、術後の回復を早くできる注射タイプの麻酔薬を使用します。手術は複数の看護師と2名のドクターによるチーム体制でおこない、患者さんの心拍数、血圧、酸素飽和度をモニタリングしながら全身管理を徹底しています。
開院からの20年間で全身麻酔による事故が一度もなかったのは、これまでずっと入念に安全性へ配慮してきた結果だと自負しています。

骨切り後はどのようなアフターケアを提供していますか?

腫れやむくみを解消する注射や神経の知覚過敏を緩和する内服薬を手術費用内で提供しています。
手術の麻酔から覚醒したあとは、リカバリールームで数時間休んでいただき、歩行が可能な状態になってから帰宅いただきます。鎮痛剤を使うので、帰宅時には痛みが和らいでいることがほとんどです。緊急連絡先をお渡しするため、手術当日に何かあればすぐにご連絡いただけます。
点滴やドレーン抜去、抜糸、のため、手術の翌日・7日~14日後・1ヵ月後・3ヵ月後のタイミングでも来院いただきます。当院では輪郭手術後のダウンタイムを短縮するために、1ヵ月後の検診から、脂肪細胞やむくみを減らすアルフォコリン注射や、炎症を抑えるケナコルト注射を2週間間隔でおこないます。
2つの注射によるアフターケアや、知覚過敏を緩和するビタミン剤の処方は、手術費用に含まれているため別途費用がかかりません。通常は3ヵ月程度で完成となりますが、不安なことがあれば電話やメールでいつでも相談いただけます。スタッフ一丸となって、状態が落ち着くまで丁寧にサポートさせていただきます。



