幅広い治療メニューと豊富な経験値。開院20年目の先生によるシワ・たるみ治療とシミ治療とは？｜二子玉川ヤスダクリニック：安田 昇平 先生

治療方針は、患者さんの1番のお悩みを解決することを重視し、治療タイミングや予算なども考慮しながら、患者さんと話し合って決めます。

メリットとデメリットを説明し、「ボーナスが出たら治療を受けたい」「はじめてなので、針を使った治療はしたくない」などのご要望を聞きながら治療計画を立てます。

当院では、なるべく多くの要望に応えられるよう、治療メニューを幅広く準備しています。美容治療は病気の治療ではないため、医学的に100パーセント治すことが正解とは限りません。

「最近老けたな」などと気持ちがダウンしてしまった方が少しでも前向きになれるような手助けができればと思っています。

眉間の縦ジワやおでこの横ジワなど、表情筋がシワの原因となっている場合には、ボトックス注射をおこないます。また、シワが深く、ボトックスでは対応しきれない場合は、ヒアルロン酸注入によるボリュームアップが適しています。

また、シワ改善には、エランセという医療用の糸を液状にしたものを注入する方法も効果的です。エランセは、元々外科手術で腸などを縫合する際に使用されていたもので、時間とともに体に吸収されるため、トラブルが少ないというメリットがあります。

エランセの注入によりコラーゲンの生成が促され、シワ改善や肌のハリを取り戻す効果が期待できます。

さらに、エランセの注入後、HIFUで熱を加えることで活性化が起こり、より大きなコラーゲン生成作用を促すことが可能です。

たるみ治療では、まずウルトラフォーマー3を使用したHIFUでの治療を検討します。HIFUだけでは対応できない場合は、糸を使用してリフトアップするスレッドリフトを提供します。さらに治療が必要であれば、皮膚を切ってリフトアップするフェイスリフトを打診します。

そのほかのたるみ治療として、エンドピールがあります。エンドピールは、筋肉に張りを持たせる薬剤で、表情筋に注入することでリフトアップ効果が期待できます。

とくに口周りのたるみ治療に使用することが多い方法です。持続期間は半年程度で、ダウンタイムが出にくいというメリットがあります。

肌に超音波を当てると熱が発生し、タンパク質が引き締まります。その後、肌の細胞が刺激を受けてコラーゲンが増加し、リフトアップ効果が期待できます。狙った深さと部位への施術が可能なことが大きなメリットです。

ウルトラフォーマー3での治療を打診する症例として多いのが、ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴ線などの、頬のたるみに関する症状です。また、加齢によって四角くなった輪郭、顎下のたるみ、目元のたるみや小ジワの改善にも使用します。

効果の持続期間は、4ヶ月〜半年ほどであるため、半年に一度の治療をおすすめしています。

サーマクールやボルニューマなどにも使用されるRF（ラジオ波）に比べ、施術の痛みが弱く、コストも低いので治療を継続しやすいです。また、ダウンタイムも少ないため、受けやすい治療です。

施術では、当て漏れがないように、1部位につき3パターンの深さに分けてクロスさせるように照射しています。ただし、正しい照射方法で施術をおこなわないと神経麻痺を起こす部位があります。

そのため、神経の多い部位には、1番深い層への照射をおこなわないなど、解剖学をもとにしたリスクの少ない施術を意識しています。徹底されたリスク管理と安全性が当院の強みです。

日焼けや皮膚の老化が原因で発生したシミは、レーザーを使い、メラニンと硬くなった角質を除去します。そばかすには光治療をおこない、肌をきれいにしながら、そばかすを薄くしていきます。

肝斑は光治療をメインに、ピーリングやイオン導入をあわせておこないます。光治療は、肝斑に適したモードを選択し、ピーリングは、マッサージピールという、シミに特化した施術をおこないます。

このように、当院のシミ治療は、いくつかの治療法を組み合わせて、段階的にシミを薄くしていきます。治療方法は幅広く、場合によっては内服薬を使うこともありますよ。

シミの種類によって、光治療の吸収度が異なります。そのため、シミの種類を正しく判断することが大切なポイントです。

たとえば、治療対象のシミのメラ二ンが光を吸収しやすい場合には、弱めに当て、逆に光を吸収しにくい場合には、強めのモードでしっかりと除去します。

また、老人斑、肝斑、そばかすというように、複数の種類のシミを持っている方も多いので、種類によって適切な光を当てています。

施術後は、1週間〜10日程度でかさぶたが取れます。その後、赤みが出ますが、2週間〜1ヶ月で収まります。赤みが引くまでの期間は個人差が大きいですが、可能な限り摩擦を加えないことで、早く治まります。

治療期間の目安は、そばかすが3ヶ月、老人斑は3ヶ月〜半年です。肝斑が合併している方は、治療期間が長くなることが多く、1年以上かかることもあります。

従来の主流であったメスによるくり抜き法や電気メスによる焼灼等では、へこみや白く色が抜けた傷跡、赤く盛り上がった傷跡が残ってしまうリスクがありました。

一方当院では、レーザーにより段階的に除去する独自の方法を編み出し、 ウルトラパルス炭酸ガスレーザーとQスイッチアレキサンドライトレーザーを組み合わせて、段階的に傷跡を抑えた治療を提供しています。

段階的に複数回の治療を受けていただくため、料金は除去されるまでの請負制で、直径や盛り上がりの有無などの仕上がりによって決定します。

都立病院で、2年間外科系の研修を受け、3年目から大学病院の形成外科に入局しました。その後、レーザー専門のクリニックで7年半勤務したあと、クリニックを開院して現在に至ります。

今年で開院20年目とキャリアが長く、日本専門医機構認定形成外科専門医・日本形成外科学会レーザー分野指導医を取得しました。

一定以上の症例の経験と学会への発表などをこなして取得したものなので、患者さんにとっての安心材料になれば嬉しく思います。

診察時には、その人が何を求めているのかを意識しています。そのため、「どこまで治したいのか」「どのような仕上がりにしたいのか」などを意識的に聞くようにしています。

また、治療の限界をわかってもらうことも大切にしています。過度な期待をさせないように、治療法のデメリットや治療できる範囲をはっきりと伝えていますよ。

肌が少しきれいになるだけで、その方の気分が大きく変わるため、これからも前向きな変化への手助けをしていきたいです。また、現在の治療をさらに洗練させ、患者さんの満足度を向上できるよう、技術を高めていきたいですね。

どのような相談でもよいので、気軽にお越しください。あなたに合った治療法を一緒に考えましょう。