最短ルートで美しくなれる治療法を提案。アートメイク・PRP療法のメリットとは？｜ナカデンビルクリニック：中村 仁美 先生

北里大学医学部を卒業後、総合病院の皮膚科に勤務し皮膚科専門医を取得しました。その後、都内の皮膚科・美容皮膚科の外来を担当しながら漢方専門医を取得し、現在はナカデンビルクリニックの院長として診療にあたっております。

皮膚科の専門医のためお一人おひとりのお肌悩みに対し、的確な治療やアドバイスをさせていただいております。

たとえば、「他院で肝斑と診断されて治療を受けたけれど、治らない」と相談にいらした患者さんを診察した時に、肝斑ではなくそばかすがメインであったためBBLという光治療でお悩みを改善させていただきました。

このように正しい診断のもと、患者様お一人おひとりに対して最短で患者さまの理想とされるゴールに近づける治療を提案させていただけることは、私の強みだと思っております。

アートメイクは、皮膚の浅い層に色素の入ったアートメイク用のインクを針で定着させていく施術です。施術した箇所は、水や汗で色素が落ちることなく一定期間持続します。

施術のご要望が最も多い箇所は眉毛で、眉が薄い方、眉を左右対称に描くのが難しい方などにおすすめしています。その他に、メイクを落としてもお目元の印象を強いままキープできるアイラインも人気です。

さらに、リップアートメイクは唇の血色をよくしたり、リップラインを整えたりできるため唇のくすみやリップラインが気になる方に最適です。

アートメイクは、アートメイク専門の看護師がデザインと施術をおこないます。

眉毛の場合、骨格をもとに黄金比デザインを提案し、その上で患者様の好みの形や太さ、色味などをすり合わせながらデザインを決めます。所要時間は2時間半から3時間程度です。

なお、当院では、メイクによる変化を楽しめるように、アートメイクのお色味は濃くしすぎないように、また形を太くしすぎないようにおすすめさせていただいております。

そうすることで流行や服装の雰囲気に合わせて少し眉を描き足すことで、眉の印象も変えられます。

リップの場合は、色やくすみといった唇の状態と、患者様の好みを確認した上で施術に入ります。くすみが強い方は複数回の施術が必要です。

事前に塗る麻酔を塗布してから施術を行ううえ、施術中にも塗る麻酔を適宜追加いたしますので、施術の痛みはほぼ無痛もしくは場合により少しチクチクと感じる程度の方が多い印象です。

とくに初回のアートメイクであれば1ヶ月でかなり薄くなりますので、施術から1〜2ヶ月後の2回目の施術で微調整や定着を目指すのをおすすめさせていただいております。

また、皮脂分泌が多い方や汗かきの方の場合、アートメイクが定着しづらく、まれに3～4回のリタッチが必要になることもあります。

眉とリップについては、1年以内のリタッチであれば初回料金よりもお得な価格設定になっていますので、ぜひご利用ください。

PRP療法は、ご自身の血液から血小板を抽出し、濃縮して生成したPRP（多血小板血漿）を、お肌や頭皮などの気になる部位に注入する治療です。

PRPには組織を再生させ、傷を治す作用があるため、注入することで炎症の抑止、組織の修復促進が期待できます。そのため、肌に注入すると肌質改善やこじわの改善、全体的な若返り、ニキビ跡の改善などが期待でき、頭皮に注入すると発毛効果が期待できます。

PRP療法を提供する際には、注入する層にこだわっています。小ジワにお悩みの患者様には皮膚の浅い層に注入し、シワやくぼみを埋めたい、リフトアップをしたい患者様には皮膚の深い層に注入します。

このように、患者様の肌の状態を確認しながら注入する層の深さを考え、最大の効果を生むようにしています。

注入治療で有名なヒアルロン酸は、注入できる層が決まっています。また、ヒアルロン酸が血管に詰まってしまう塞栓のリスクがあり、血管塞栓によって血流障害が起これば、皮膚壊死や失明のリスクを伴います。

それに対してPRP療法は、肌のどの層にも注入できるため症状に合わせて柔軟に対応できますし、塞栓のリスクもありません。また、ご自分の血液を使用しますので、アレルギーの可能性が限りなく低いのもメリットです。

さらに、PRP療法は、細胞を再生させて肌内部からの若返りを促すため、個人差はございますが、効果の持続期間がヒアルロン酸より長いとご実感いただける患者さまも当院では少なくありません。

個人差はありますが、3ヶ月に1回でも効果は実感いただけると思います。

また、紫外線やストレス、喫煙は効果を低下させる要因となりますので、効果を長く持続させるために、これらには注意をしてお過ごしいただくようにお話させていただいております。

こちらの患者様は目の下の小ジワ、目周りのくすみ、乾燥にお悩みでご来院されました。目元全体にお悩みでしたので、PRP療法をおすすめし、小ジワの改善や全体的なお肌のトーンアップに成功しました。

PRPは半年から1年かけてゆっくりと効果が見られるため、周囲に美容施術を受けたことがバレにくいのも人気の理由の1つです。

当院で最も人気なのは目元とほうれい線ですが、お顔全体に施術を受ける患者様も多いです。また、お顔へのPRP療法の結果に満足されて、首にも受けられる方が多くいらっしゃいます。

男性の場合は、個人差もございますが生え際や頭頂部にかけての育毛治療が人気です。施術時は頭頂部から後頭部までまんべんなく注入するようにしています。

頭部に注入するとなると痛みを心配される患者様もいらっしゃいますが、後頭部はそれほど痛みを感じないと思います。

ただし、生え際は痛みが出やすい部位なので、痛みがお辛い場合は、ブロック麻酔を使用することで痛みをかなり軽減することができます。

PRPの注入は多くの場合、手打ちと水光注射の両方でおこなうので、2週間ほど跡が残ることがあります。不衛生な状態にすると感染症を起こしますので、注入した当日のメイクは避け、肌を清潔に保つよう注意していただきます。

なお、一般的には、FGF※添加のPRP療法によってしこりができるリスクがありますが、当院ではFGFをはじめとする成長因子等の添加物を一切加えることなく、患者様から採取したPRPのみで治療をおこなっているため、術後にしこりができる可能性はまずございませんのでご安心ください。

※線維芽細胞増殖因子のこと。コラーゲンやエラスチンを生成する能力のある線維芽細胞を増殖させる因子で、真皮に注入することで線維芽細胞を活性させ、若返りを図る 。

当院では、カウンセラーさんではなく、医師によるカウンセリングと診断を徹底しています。

患者様は目元のシワや口元のたるみなど、集中して治療してもらいたい部位があると思います。まずは、患者様が何をどういう風に改善したいと思っているのか、じっくりとお話を伺うことを大事にしています。

そして、その悩みに対して、改善の仕方や治療のメリットやデメリットを説明しながら、いくつか治療法の選択肢を提案します。その上で、患者様のご予算、ダウンタイム期間のご希望なども含めて検討しながら最適な治療法を選んでいます。

まずはどんなことでもお気軽にご相談ください。きれいになるための治療法を提案します。