独占取材

「筋肉・再生・美容」の3本柱で患者の人生をより良いものに:筋肉美容クリニック 田中詩織先生

筋肉美容クリニックは「筋肉・再生・美容」をコンセプトに掲げ、「美しさの土壌」となる筋肉や細胞へ医学的にアプローチする「美容痩身」に特化したクリニックです。キレイレポート編集部は、当院の院長を勤める田中詩織先生へ独占インタビューを実施。先生の経歴やクリニックを開業したきっかけ、独特なコンセプトを掲げる背景など、筋肉美容クリニックの魅力について詳しく語っていただきました。
取材先: 筋肉・美容クリニック

筋肉美容クリニックはどのようなクリニックですか?

田中詩織
田中詩織 先生

筋肉・再生・美容をコンセプトに掲げています。

「筋肉と再生」というアプローチを通して、患者様がより長く健康的で幸福な時間を送り人生を謳歌できるようにすることが当院のミッションです。

私は健康の根幹は筋肉だと考えています。

筋肉は人が活動する上で欠かせないエネルギーを作り出すだけでなく、人生を送るうえで健康を維持するためには欠かせません。

特に「筋肉と再生」への医学的アプローチを通して、まずは体の内側から健康的に美しくなることを目指しています。

また、老化やエラーの発生により機能を失った細胞を再生医療で蘇らせることで、細胞レベルで若く健康的な肉体を取り戻すことが可能です。

健康的な肉体を手にすると、「次は美しくなりたい」と思われる方が多くいらっしゃいます。

当院では、そうした美容のニーズにもしっかりと応えるために、アートメイクやレーザー治療といった美容関連のサービスも提供しています。

お医者さんを目指されたきっかけを教えてください。

田中詩織
田中詩織 先生

東京大学医学部名誉教授の養老孟司先生に憧れて、人の身体に興味をもちました

幼少期は父の仕事の関係で海外で過ごしており、小学生まではシンガポール、中高生時代はイギリスで暮らしました。

小さいころから勉強が好きだったので、漠然と法律家か医者になろうと考えていましたね。

当時『バカの壁』という著書で有名な東京大学名誉教授で医師の養老孟司先生に憧れていたこともあり、最終的には医者になることを志しました。

中学時代から過ごしたイギリスの大学に進学する選択肢もありましたが、自身のアイデンティティ・クライシスの時期でもあり記憶にない日本で生活をしたいと考え、東京大学医学部に進学しました。

入学した際は、養老孟司先生の著書に感銘を受け、脳神経外科に進もうと考えていましたが、アイデンティティ・クライシスとカルチャーショックが強く、2年でいったん休学。

休学中には新たな出会いがあり、結婚や出産、そして離婚。

休学中に、人生のイベントを一通り経験しました(笑)

娘が生まれたことで、自分の原風景と今がつながって足元が固まった気持ちになり、離婚をきっかけに復学しました。

お医者さんになられてから、どのようなキャリアを歩まれたのですか?

田中詩織
田中詩織 先生

人生の始まり終わり、新生児医療と腎臓内科を経験しました。

医師国家試験に合格した後、当初は新生児科の医師を目指しました

新生児医療は、産婦人科または小児科の専門医資格の取得が必要な上、慢性的な人手不足で帰宅出来ない日も多かったです。

非常にやりがいのある毎日を送っていましたが、家にいる時間がとれない中、娘が心因性難聴を発症。

私が勤務していた病院へ入院することになりました。

娘の治療にあたったことが、その時々のライフステージで大切にしたいことを見つめ直すきっかけになりました。

「人生の始まり」の新生児科に入院する子供たちが元気に退院していく。 しかし、その子供達が成長し、やがて成人病などの病気を発症し、健康を失うことを残念に感じるようになりました。

この思いから、総合的に内科疾患に携われる腎臓科に転向しました。

開業のきっかけはなんだったのでしょうか?

田中詩織
田中詩織 先生

予防医療を追求したかったからです。

病状が発症したり深刻になったりする前に、医者の立場からアドバイスができれば、「多くの患者様を本当の意味で救うことができるのに」と思っていました。

転向した腎臓科では、腎臓機能が低下してしまった患者様へ透析治療をしています。

一般的に、透析治療は始めると終わることのない治療です。患者様は、1日3時間以上、週に3〜7回程度病院に通院し、透析の機械に繋がれます。

透析を必要とする疾患の多くは、肥満、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病により発症します。

これらの病気は運動習慣や食習慣を改善すれば防げる可能性が高いのも事実です。

しかし、こうした「治療」は保険医療で行えますが、「予防」は現状の保険診療制度でやり切ることは難しいんです。

腎臓科医として患者様に携わる中、「もっと早く手を打っていれば、人生をもっと楽しめたのでは」と考えるようになりました。

そこで、保険診療制度では扱いきれない予防医療を追求したいと考え、自由診療のクリニックを開業することを考え始めました。

開業時期については、漠然と考えていました。

しかし、2019年夏に弟とその友人と夢について語り合う機会があり、2人に 「やりたいなら今すぐやるべき、僕たちも応援するし、一緒にやろう!」と背中を押されました。

Seize the fortune by the forelock. (幸運の女神には、前髪しかない)」という海外のことわざがあります。

「チャンスが来たと思ったら、迷わずに飛び込め」 といったニュアンスで、人生における私のポリシーにもなっています。

物件を探し始めた2020年は、新型コロナウィルス感染症が未知の感染症として猛威をふるっていた時期でした。

人と人が会って会議をすることも難しく、開業をするための準備も滞りがちではありましたが、2020年10月2日、麻布十番の地で開院を迎えました。

どのようなクリニックを目指していますか?

田中詩織
田中詩織 先生

現在は麻布十番の筋肉・美容クリニック1院です。この筋肉・美容クリニックは 「研究室」という位置づけで、コンセプトに沿った医療を試行錯誤しながら展開をしています。

将来的には、この筋肉・美容クリニックで展開している様々な施術ごとに特化させて、専門性の高いクリニックとして多店舗で展開していくことを目指しています。

「研究室」となる当院は、「筋肉・再生・美容」というコンセプトを体現する為に、筋肉トレーニングはもちろん、再生医療や脱毛といった幅広い医療サービスを展開しています。

常に最新の論文を追いながら、保険診療との整合性やバランスをとりつつ、患者様に最高の治療を提供できる体制を整えています。

そのため、当院と同じラインナップで多店舗展開することを考えると、「人材の採用」や「設備の導入」などのハードルが高くなってしまいます。

こういった問題を解決するために、再生医療に特化したり、筋トレに特化した、専門的なクリニックを他店舗展開し、それぞれが補完し合う体制を構想しています。

クリニックで大事にされていることはなんですか?

田中詩織
田中詩織 先生

患者様に何でも相談して頂き、自費診療のホームドクターになるようなクリニックを目指しています。

筋肉・美容クリニックの内装を考えたとき、病院でイメージする真っ白でな空間ではなく、患者様がリラックスしてご来院していただける空間を目指しました。

イギリスにいた頃、かかりつけ医の卓上に家族写真が置いてありました。

家族を大事にする先生はきっと患者さんも大事にしてくれるとふんわりと思っていたことを思いだし、診察室には家族の写真を飾らせています。

季節毎に変更するディスプレイやメニュー表など、スタッフと共に自分たちで作成しており「親しみやすい」とお声を頂いております。

当院は医学的根拠のもと、皆様の一生ものの理想の肉体づくりをサポートしています。

内側から「本物の健康」を手に入れたい方、健康的で美しい若さを保ちたいかた、是非お気軽にご相談ください。