末吉形成外科クリニック

『形成外科って、何を治療する科ですか？』・・・診療科を訊かれて答えると、よくこのように尋ねられます。形成外科というと美容外科のイメージが強いことと思いますが、それだけではなく、けが、やけど、顔や鼻の骨折、皮膚・皮下の腫瘍、顔や耳・手足の先天奇形など幅広い領域を扱っています。一見まとまりが無いように思われますが、これらの共通のキーワードは、「身体表面の形・機能の障害を治す」ことです。その障害がいわゆる「病気」であるかどうかは問いません。たとえばけがにしてもただ傷をふさぐのではなく、傷痕が目立ったりひきつったりするようなら、できるだけ目立たないよう、ひきつらないようになるまで治療します。東洋医学でいう「未病（病気ではないが全くの健康ではない）」という概念を借りるなら、形成外科は「未病までをも診る外科」とでもいえるでしょう。