独占取材

「元通りにキレイにすることに、情熱を注いでいます」ビクアスクリニック秋葉原院:植木健太郎 先生

傷跡の治療を得意としている、美容クリニックとしては数少ないビクアスクリニック。 繊細さが求められる子どもの形成外科治療の手術経験によって培われた、高い技術力を持つ植木健太郎先生が院長を務めるクリニックです。 今回キレイレポート編集部は、タトゥー除去や傷跡治療をはじめキレイな元来の姿に戻すことに情熱を注ぐ、植木健太郎先生に直撃インタビュー!他では聞けない施術へのこだわりから患者さんへの誠実な思いまで、じっくりとお話いただきました。
取材先: ビクアスクリニック秋葉原

どうしてそんなにキレイに消せるのか!? 人気施術のタトゥー除去について先生に聞いてみた!

〈聞き手=ゆめみ大福🤍(キレイレポートアンバサダー)〉

タトゥー除去の施術の選択肢として、レーザーで消していく方法と、切って縫合する方法と 、削り取って火傷の跡のように変えてしまう方法の3種類があります。

急いでいる人なら、切って縫合する方法をお勧めします。 ただ、切る範囲も縫い閉じられないと切れないので、それより大きいものだとレーザーを使用した施術を行います。

あとは「自衛隊に入るから、明日までに消したい」のような緊急度が高い場合は、削ってしまって傷跡にしてしまうという選択肢もありますが、傷跡になってしまうのであまりおすすめはしていないですね。

ビクアスクリニック秋葉原ではオリジナルのEPL法というものがあります。 EPL法は、「とにかく早く消したい」「切り取れないけど早く消したい」という方におすすめしている方法です。EPL法は、通常に削っていく方法と違って、一度削ってインクが少し残った状態で、タトゥー除去に使用するピコレーザーを当てていきます。

インクが全部なくなるほど削ると、傷跡はひどくなってしまうので、 全部は削らず、レーザーをかぶせることで、できるだけ傷が残らないように1回で消そうというのがEPL法です。

ただ、レーザーや切除するのに比べると、傷跡が目立つ可能性が高いので、目立たない場所を消す場合におすすめしています。

レーザーのみでの施術は、約2ヶ月おきの頻度で照射していくので、治療終了まで5回でも約10ヶ月かかります。EPL法はそれより早く、1回〜2回で取り切ることが可能です 。ただ施術後の傷跡が完全に治るまでには、削る深さにもよりますが、長いと半年〜1年かかることがあります。

「ピコレーザーエンライトン」にした理由は、切って取るには範囲が広かったことと、範囲内にたくさんのタトゥーがあったからです。「全部消したい」というご希望だったので、切って縫合する治療ではなくレーザーでの治療を提案しました 。

あまり急いでなければ、基本的にレーザーの方がキレイに消える場合が多いので、「時間かけて消していきましょう」と説明していますね。この施術は、5回で終了しました。

タトゥーの消えやすさは、インクの濃さや深さ、タトゥーが入っている部位などによって変わってきます。

今回ここまできれいに消えた理由は、元々インクが浅かったのと、デザイン的に消えやすいデザインだったからだと考えています。 こういう細いデザインのものは比較的、消えやすいですね。

あとは、患者様の術後のケアが上手でした。しっかりを保湿したり、紫外線を浴びないようにするのは、意外と大事なんです。日焼けしちゃうと、色抜けしたり火傷のリスクがあるので、そういうところも含めて、しっかり処置をしてくれていたので結果が出たんだと思います。

レーザーは色に反応するので、タトゥー以外の原因でできた色素沈着の部分にあてると、結局インクのとこまで届かず、色素沈着のところに反応してしまい、次の治療までに時間がかかることがあるので、しっかりとケアしていただいた方が、早くキレイに消えていきます。

レーザーのタトゥー除去は通院が必要なので、痛くて続けられないと意味がありませんし、途中でやめると逆に見栄えが悪くなってしまいます。

照射は私がやるので、患者さまと「このぐらいだったら我慢できるかな」と話しながら、我慢できる範囲内でなるべく強い照射を選ぶようにしています。

タトゥーは、レーザーをある程度強く当てた方が早く消えるので、なるべく強く当てたいんです。 続けられる範囲であまりにも弱くしてしまうと、効果はやはり少し悪くなってしまいます。ですが、だからといって強く当てすぎ、「痛すぎて次から通いたくない」となってしまうのは、やはり良くありません。

ですので、できる限りという感じです。もちろん我慢できる程度で強く当てれば、 マックスの強さで当てなくても効果が出ます。なので、患者さんには 「とにかく、途中で諦めないで消していこうね」 とお話ししています。

傷跡などをキレイに治すことに特化したクリニック! 先生のこだわりに直撃!

僕は形成外科医として、小児の先天奇形をずっと診てきました。小児の先天奇形の手術では一生モノの傷ができてしまうといけないので、とても丁寧に慎重に縫います。とにかく「キレイにキレイに」というのは心がけていました。

傷跡の治療に対応できるクリニックは、すごく少ないと思います。なので、形成外科出身の私は特に、元通りにキレイにすることに、情熱を注いでいます。

レーザー治療は、新しい傷を作らないというメリットはありますが、治療の回数が必要な施術になっています。患者様と相談し、出来るだけ早く治療を完了したいというご希望があれば、縫合手術で別の傷跡に変えてしまった方がいいということで、私の場合は切って縫合する治療を提案しています。

形成外科時代に培った手術経験から、綺麗に縫合する外科手術は得意分野です。 キレイに縫い合わさって、美しい効果になるとやっぱり嬉しいですよね!こわだっているので患者様の満足度も高いです。傷跡に関することは、ほかのクリニックより得意だと考えています!

福岡大学の形成外科に入局して、その後は子どもの先天奇形を診るために神奈川の子供医療センター、次に同じく子どもの先天奇形がとても多かった京都大学などへ行き、そこでずっと子どもの先天奇形を診ながら、形成外科医としてキャリアを積んでいきました。

元々美容系が好きで、もちろん美容師やメイクアップアーティスト等の仕事にも興味があったのですが、僕の親も医者だったこともあり、医者になるなら形成外科医になって、オペができる美容外科医になろうと考えていました

当院では、カウンセリングは僕が行っていて、とにかく患者様とお話しする時間を長く取るようにしていています。ある程度、信頼関係を築いた上で施術を決めていく。「こういうのが良いんじゃない?」と、話し合いながら決めていけるような関係を作りながら、治療を進めたいと思っています。だから、診察時間をしっかりと取っています

ある程度、信頼関係が得られてるなと感じたら、僕が「ここ気になるな」をお伝えします。例えば「クマが気になる」とか、「こうした方が良くなるのでは?」という提案はさせていただいています。

ただ、中々ご本人からご希望をお話いただけないパターンもあります。初対面で、こちらからいきなりすごい勢いで意見を言われたら、やはり嫌ですよね。なので、とにかく患者様が話しやすくなるよう努めています。 もちろん、私から提案する時は「絶対やってください」ということではなく、1つの選択肢を提示しながらという感じですね。

当院の特徴として、大きく3つ挙げられます。

1つ目は、保険診療と自由診療、どちらでも受診できること。2つ目は、僕が形成外科医なので、形成外科専門でやっている美容外科医という点。3つ目は、治療の範囲が広いこと。美容皮膚科の領域から美容外科の領域まで、患者様のご要望に合わせて、柔軟に対応できるクリニックです。

保険診療と自由診療どちらもというのは、例えば、肌治療で自由診療のニキビ跡を治したい患者様の場合、ニキビのお悩みもあるわけじゃないですか。それなら、一緒に保険診療でニキビ治療もできた方が、患者様にとっても有益ですよね。

また「自由診療でホクロ取りたい」という患者様の中で、「少し悪性のものかもしれないから、保険診療で取った方が良いのでは?」という提案や、二重の切開に関しても「年齢によっては、保険診療で眼瞼下垂の手術が受けられますよ」といったお話もできます。

そういった、患者さまのあらゆるニーズに応えられるのが、ビクアスクリニックの強みだと考えています。