
「小児矯正からインプラントまで、家族みんなで通える歯科医院」予約が取りやすく通いやすい、地域密着のクリニック|岡崎エルエル歯科・矯正歯科:上之郷 奈菜 先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー


岡崎エルエル歯科・矯正歯科のコンセプトを教えてください。

幅広い世代の方を対象になんでも相談していただける歯科医院を目指しています。
当院は、家族みんなで通いやすく、なんでも相談しやすい歯科医院を目指しています。小さなお子さんからご年配の患者さんまで、一般的なむし歯や歯周病治療はもちろんのこと、矯正治療やインプラントなど保険診療から自由診療まで幅広い歯科診療メニューに対応しているのが特徴です。そのため、骨切りや手術などの特殊なケースを除き、当院だけで治療を完結できます。
地域の患者さんにとって「あって良かった」から、「欠かせない歯科医院」となるように、スタッフ一同、一丸となって治療にあたっています。

岡崎エルエル歯科・矯正歯科の強みや特徴を教えてください。

症例数が多数あること、予約が取りやすいことが特徴です。
当院は、ご来院される患者さまの数が多く、医療法人全体では矯正治療実績だけでも7,000件以上(2011年~2023年5月時点)あるので、カウンセリングでご覧いただける症例数が多いのが特徴です。
また、祝日を除いて土日の午前・午後も診療し、チェア数も多いので、予約を取りやすい歯科医院です。患者さんの受け入れ体制が整っている点についても、患者さんからご好評をいただいています。
小児矯正の1期治療からさまざまな矯正方法を用意


矯正治療を受けられる患者さんの年齢層について教えてください。

3歳のお子さんから60~70代まで幅広い年代の方がご相談にいらっしゃいます。
当院の矯正治療には、3歳のお子さんから60~70代の方まで幅広い世代の方がご来院されます。お子さんの場合、3歳頃になると気にし始める親御さんがいらっしゃいます。とくに多い世代は、20~30代の方々です。
ご来院される方は、岡崎にお住まいの方が中心ですね。

歯並びが悪いままでいると、どのようなデメリットが生じますか?

むし歯や歯周病のほか、顎関節症や頭痛、肩こりの原因となる可能性もあります。
歯並びが悪いと歯磨きが難しく磨き残しが多くなるので、汚れがたまり、むし歯や歯周病を引き起こしやすくなります。
また、歯並びが悪いと咬み合わせが合わず左右均等に噛めないため、顎に悪影響を及ぼし顎関節症になる可能性もあります。また、咬み合わせの悪さは頭痛や肩こりの原因になるとも言われ、口腔内に限らず全身への影響があると考えられますので、治療したほうがよいでしょう。

岡崎エルエル歯科・矯正歯科では、どのような矯正治療のメニューを提供していますか?

小児矯正の1期治療から成人の矯正治療まで、ワイヤーやマウスピースなどさまざまな装置による治療をご提供しています。
当院の小児矯正治療は永久歯が生え揃う前におこなう1期治療と生え揃ってからの2期治療に対応しています。1期治療では、小児用マウスピース型矯正装置のプレオルソやキレイラインKIDS、歯が生えるスペースが狭い場合に使う拡大床など、それぞれのケースに応じた治療方法をご提案します。
大人の矯正治療では、ワイヤー矯正(マルチブラケット)とマウスピース矯正をご提供しています。ワイヤー矯正では、一般的な金属のワイヤーのほか、白くコーティングされた目立ちにくいワイヤーや透明のブラケットによる矯正治療も可能です。
また、歯の裏側(舌側)にワイヤーを装着することで、表側から矯正装置が見えにくいリンガルブラケットのほか、上の歯だけ裏側にワイヤーを装着するハーフリンガルも選択いただけます。
透明で矯正治療中だと気づかれにくいマウスピース矯正は、インビザラインのほかキレイラインもご用意しています。
当院の矯正治療は、さまざまな矯正装置から患者さんのニーズに合わせて治療法を選択できるのが特徴です。カウンセリングでは、患者さんのご希望を最初にお伺いして、お悩みに寄り添い、患者さんが理想とする矯正治療をご提供できるように心がけています。

矯正治療を受ける際の流れについて教えてください。

無料カウンセリングのあとに精密検査をおこない、結果を踏まえて実際の治療を進めていきます。
矯正治療をご希望される場合は、まず無料カウンセリングにお越しいただきます。矯正治療に対する不安や疑問が解消され、治療をおこなうことが決まれば次は精密検査です。
約1週間ほどで精密検査の結果が出ますので、再度ご来院いただき、結果についてご説明します。そのあと、再度患者さんのご希望と検査結果を踏まえた矯正治療法を確認し、ご納得いただけたら同意書にご署名いただき、実際の矯正治療が始まります。
治療期間は個人差がありますが、部分矯正の場合、早ければ3カ月ほどで終わる方もいらっしゃいます。 抜歯を必要とする矯正治療では、早い方は1年6カ月ほどで終わりますが、多くの場合、平均して2年から2年6カ月ほどかかりますね。

矯正治療中に患者さんに気をつけていただきたいことはありますか?

顎間ゴムやチューイーなど、矯正を補助する道具もしっかりと使用していただきたいと思います。
抜歯を伴うワイヤー矯正の場合は、とくに歯の移動を補助する顎間ゴムの使用で結果がかなり変わる印象があります。顎間ゴムで矯正力を強め、矯正のスピードをさらに早めていただきたいと思います。
同様に、マウスピース矯正の場合は、アライナーを歯にしっかりと密着させる補助具であるチューイーを使うか使わないかで、はまり具合も変わります。チューイーの使用を心がけていただくようにお願いしています。
欠損歯治療もインプラントをはじめ幅広い選択肢を揃える


歯を失った場合、岡崎エルエル歯科・矯正歯科ではどのような治療方法があるのでしょうか?

入れ歯(義歯)・ブリッジ・インプラントの治療をご提供しています。
当院では、入れ歯・ブリッジ・インプラントの治療法を取り扱っています。それぞれのメリットとデメリットをお伝えしたうえで、患者さんのご要望に合わせて治療方法をご提案しています。
入れ歯は保険適用のもののほか、金具が目立たない入れ歯や違和感の少ない金属床義歯など自由診療のご提案も可能です。
ブリッジも保険適用の金属のブリッジだけではなく、自由診療の白いブリッジも扱っています。
インプラントは、すべて自由診療です。よほど骨の少ない方以外は当院でインプラント治療が可能です。
私はどの治療も得意ですが、もし私自身が歯を失ったとしたら、インプラントで補いたいと思います。

インプラントのメリットとデメリットについて教えてください。

メリットは自分の歯のようにしっかり噛め、周りの歯に負担をかけないことで、デメリットは保険が適用されないことです。
インプラントのメリットは、自分の歯とほぼ同じ程度の力をかけて、しっかり噛めるようになる点があげられます。
また、ほかの歯を傷つけることなく、歯を補えるのもメリットでしょう。ブリッジを入れるには、周囲の健康な歯を削らねばなりません。また、部分入れ歯は金属のバネで歯に装着するため、周囲の歯に負担がかかります。このように、健康な周囲の歯の寿命が短くなる可能性も考えられます。その点、インプラントは周囲の歯の寿命が短くなる心配はありません。論文でも、インプラントはブリッジや入れ歯に比べて十年予後が圧倒的に良いという結果が出ています。これが、インプラントを選択するメリットです。
一方、インプラントのデメリットは健康保険が使えないことだと思います。この点に関しては、医療費控除で節税につながる可能性があることをお伝えするほか、デンタルローンをご用意し治療を受けやすい環境を整えています。治療費が保険診療より高くなる分、ご納得いただける治療を提供したいと考えております。

インプラントはどれくらいの期間もつのでしょうか?

個人差はありますが、メンテナンスをおこなえば10年以上はもつと言われています。
個人差はありますが、すべての歯を失った方がインプラントを埋入した場合、上顎で約90%程度、下顎で94%程度はもつと報告されています。
中には、喫煙習慣がある方や持病のある方など、インプラントが抜けやすいリスクをお持ちの方もいらっしゃいます。また、インプラントはむし歯にはなりませんが、汚れがたまるとインプラント周囲疾患と呼ばれる歯周病のような状態となり、抜けやすくなります。
歯周病菌が増殖し、歯茎に炎症が起きると周囲の骨が溶けるリスクもあるので、定期的なクリーニングやふだんの歯磨き指導にも力を入れています。

インプラント治療後の注意点を教えてください。

インプラント周囲疾患を予防するため定期的なクリーニングをおこなうことと、ネジの破折を防ぐため歯ぎしりの対策をすることです。
口腔内のクリーニングは、インプラントを埋入していない方も含めて、すべての方にとって大事なことです。とくにインプラントの方は、その部分のクリーニングは定期的にしっかりとおこなっていただきたいと思います。
また、インプラントは水平方向の力に弱く、頻繁に歯ぎしりをする方はネジが破折する恐れがあります。歯ぎしりがひどい方には、マウスピースの併用やボトックス注射もご検討いただきたいですね。

そもそも自分の歯を失わないために、日頃から気をつけたほうがよいことがあれば教えてください。

毎日の歯磨きに加え、歯科での定期検診を受けていただきたいと思います。
むし歯や歯周病予防のために、やはり日々の歯磨きを欠かさずおこなっていただきたいですね。
そのうえで、むし歯がない方も定期的に歯科へ通っていただき、年に一度はX線写真を撮り異常がないかどうか確認したほうがよいと考えています。目に見えないむし歯も起こり得ますので、歯の健康のために定期検診は受けていただきたいと思います。
初心を忘れず、相談しやすい歯科医師でありたい


カウンセリングで大切にしている点があれば教えてください。

理想もお伝えして健康意識を高めながら、患者さんの予算に合わせて治療方法をすり合わせていきます。
当院は、保険診療だけでなく自由診療の患者さんも多くご来院されます。カウンセリングでは、自由診療のメリットとデメリットをお伝えしたうえで、患者さんのご予算も伺い、治療プランを決めていきます。
すべての歯を矯正治療したほうが理想でも、予算と折り合いがつかない場合もあります。理想と現実は違いますので、理想だけを追い求めることなく、ご予算に応じて理想のパターンはお伝えするにとどめます。お話しするだけでも、その方の歯に対する健康意識を高めることにつながると思います。

これまでの経験で今の診療に活かされていると感じることはありますか?

研修医時代に「相談しやすかった」と言葉をかけていただいたことが心に残りました。その当時の初心を忘れないようにしています。
研修医時代、患者さんから「相談しやすくとても話しやすかった」とおっしゃっていただいたことがあり、その言葉がとても心に残っています。
研修医時代は技術も未熟でしたので、患者さんとのコミュニケーションに力を入れていました。現在は当時に比べて技術が上がりましたが、初心を忘れることなく、相談しやすい歯科医師でありたいと思っています。

今後、クリニックで力を入れていきたいことは何でしょうか?

アートメイクのリップアートに力を入れていきたいと考えています。
医療法人正翔会では、歯科医院では珍しい、唇のアートメイク、いわゆるリップアートを導入しました。歯科医院で、麻酔して行うことで、ほぼ無痛で施術することが可能になります。くすみを消すことができるほか、メイクをしなくても血色の良いきれいな唇になることができます。
まだ岡崎では、リップアートの認知自体が低いこともあり、徐々に広めていきたいと考えています。今後は、アートメイクをはじめとする美容の施術にも力を入れていきたいと思います。

最後に受診を検討されている方へのメッセージをお願いします。

どのようなご相談でもかまいませんので、ぜひ一度ご来院ください。
当院は、どのようなご相談でも受け入れる準備ができています。歯科を受診するのが久しぶりの方も、セカンドオピニオンを希望される方も、歯に関することならどのような内容でもかまいませんのでぜひ一度ご来院ください。ご相談をお待ちしています。