
「当院ならではのハイブリッド治療で肌質から改善します」皮膚科専門医によるニキビ跡、酒さ、肝斑治療|西大寺駅前A皮膚科:鶴田 葵 院長
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



西大寺駅前A皮膚科の特徴や強みを教えてください。

カウンセリングに力を入れているほか、ハイブリッド治療を強みとしています。
当院は、最新の知見と技術を備えたチーム医療によって、患者様に質の高い治療をご提供することを理念としています。ただ疾患を治すに留まらず、患者様が自信に満ちた姿へと変わっていけるよう、お手伝いさせていただきます。
当院では、患者様のお悩みや原因にしっかりと向き合うために、カウンセリングに力を入れております。また、肌の色・形・質の全てを改善することにこだわったハイブリッド治療をご提供しています。
さらに、ゼオスキン・リビジョン・プラスリストアなどのドクターズコスメを豊富に取り扱っているため、患者様にあったホームケアが提案できるのも当院の強みです。

ニキビ跡治療として幅広い治療法を提供している西大寺駅前A皮膚科で、最も人気の治療は何ですか?

ジュベルック・サブシジョン・ポテンツァのハイブリッド治療です。
当院のニキビ跡治療では、ジュベルック・サブシジョン・ポテンツァを組み合わせた治療が最も人気です。当院ではこの治療法をポテサブと呼んでいます。
ジュベルックはコラーゲン生成を促進する働きがある製剤で、注入することで肌の凹凸の改善が期待できます。サブシジョンは、専用の針を使って瘢痕組織を切り離すことで、ニキビ跡に対して深層からアプローチできる治療法です。ポテンツァは、微細な針を用いて皮膚の深層に高周波エネルギーを届けることで、皮脂腺を萎縮し肌のトラブルを根本から改善します。これらを組み合わせることで、総合的な肌改善が見込めます。
治療では、まずポテンツァをおこない、とくに深いボックスカーやローリング型のニキビ跡に対してサブシジョンを施術し、同じタイミングでジュベルックを注入します。施術時間は約1時間で、最低でも3〜5回ほどの施術がおすすめです。施術は1か月ほど間隔をあけることを推奨しており、ゆっくりと半年くらいかけて治療します。
治療のリスクや副作用に関しては、ポテンツァはほとんどありません。サブシジョンは針を刺す治療なので多少の内出血が想定されるものの、3日〜2週間程度で改善します。ジュベルックは、稀に硬結のリスクがあります。治療後は全体的に赤みが出ますが、ほとんどの方は2〜3時間程度で落ち着きます。ニキビ跡の深さや特徴にあわせて治療法を選択しています。

以下の症例でこだわったポイントを教えてください。

ニキビ跡の改善をしながら全体的なトーンアップと肌質改善ができるように施術をおこないました。

症例の方の治療の目的は、ニキビ跡の改善と肌のトーンアップでした。そのため、シミ・毛穴・シワ・ニキビ跡の治療が同時にできるレーザー機器のピコシュアを用いて、フラクショナル照射を10回程度おこないました。フラクショナル照射は、肌の表面を傷つけることなく真皮のコラーゲンやエラスチンを増加でき、ニキビ跡や毛穴の開き、シワなどを改善します。ニキビは炎症が起きている状態なので、通常むくみが生じるのですが、症例では治療をしたことでむくみが取れて、見た目も良くなりました。
施術時にこだわったのは、ニキビ跡の改善をしながら肌質・肌の色も改善することです。ニキビという疾患の治療だけでなく、肌質そのものの改善も同時に叶うような治療に注力しました。

ニキビやニキビ跡の治療を提供するクリニックは数多くありますが、その中で西大寺駅前A皮膚科が患者様に選ばれる理由を教えてください。

ニキビの症例数が多いこと、ハイブリッド治療を得意としていることだと考えます。
当院は、ニキビに関する症例が多く、症例写真も多数掲載しております。そのため、患者様にも参考にしていただきやすいのではないでしょうか。
また、患者様のお悩みに合わせた治療を組み合わせて提供するハイブリッド治療を得意としている点も、患者様からご支持いただいているように感じています。
ハイブリッド治療を提供しているクリニックは少ないですが、当院では、ニキビ・ニキビ跡に対して幅広い治療を取り揃え、患者様に合ったものを組み合わせておこなうことが可能です。今後もハイブリッド治療に力を入れていきたいと考えています。
酒さ(赤ら顔)の治療は生活習慣やスキンケアの改善がカギに


顔が赤くなる酒さは主にどのような原因で起こるのでしょうか?

原因は多岐に渡ります。生活習慣やスキンケアによることも多く、考えられる原因を一つひとつ取り除くことが大切です。
酒さとは、顔に発症する慢性炎症性疾患で、赤ら顔とも呼ばれています。主に30代後半以降に多い疾患です。酒さによく似た症状の酒さ様皮膚炎という疾患もあるため、酒さを治療するためには、酒さであるという診断を下すことが最も大事だと考えています。
顔が赤いのであれば酒さを疑い、酒さ様皮膚炎やアトピー性皮膚炎、口囲皮膚炎などの症状がないかを確認し、慎重に診断します。
酒さの主な原因は慢性炎症です。炎症があらゆる原因により起きている状態をいいます。生活習慣のあらゆることが原因になるので、その主な原因を取り除くことが大切です。
たとえば、漁師の方は、海に出て長時間風を浴びていることが原因で酒さになることがあります。仕事を辞めたことで劇的に改善した症例もあるのです。
酒さの治療法は患者様の状況と原因や肌質によって異なります。保険で治せるケースもあれば、自費治療が必要なケースもあります。治療法が多岐に渡るため、医師としてやりがいがあると感じています。

以下の症例においてこだわったポイントはどういった点でしょうか?

VビームIIレーザーを用いた治療に加えて、ドクターズコスメも使用しながら、生活習慣のサポートをさせていただいた点です。

上記の症例では、VビームIIレーザーを用いたVフェイシャルを合計7回施術しました。それと同時にドクターズコスメを用いたホームケアのサポートをおこなった結果、赤みが改善しました。
悪化因子を避けながらホームケアの指導をおこない、根本的な生活習慣から改善することにこだわりました。
酒さの方が日常で気をつけることは、紫外線対策をおこなうことです。また寒暖差によって症状が悪化することもありますが、一時的なものであることがほとんどなので、寒暖差によって症状が出ることはある程度許容していただきたいです。また、ストレスや香辛料なども原因となり得ます。
患者様との二人三脚の治療で、生活習慣までしっかりサポート


西大寺駅前A皮膚科で肝斑・シミ治療をする際におすすめの治療法は何ですか?

ピコシュアによるピコフラクショナルも今まで結果を出してきましたが、新たに導入する、肝斑専用チップを用いたポテンツァでの治療もおすすめです。
肝斑・シミの治療法も多岐に渡りますが、当院は主にピコホワイトニング(トーニング)、ピコフラクショナルレーザー、光治療のセレックVなどを用いた治療をおこなっています。またピーリングも適宜ご提案しています。
中でも、当院は奈良県で初めてピコレーザーを導入したクリニックであることから、ピコレーザー、ピコフラクショナルの症例が非常に多く、根強い人気がありますね。
2025年3月からは、新たにポテンツァの肝斑専用チップを導入します。肝斑は、レーザー治療で悪化してしまうことも稀にありますが、ポテンツァの肝斑チップを用いた治療は悪化しにくいものとなっており、肌の土台から変えていく治療法です。
これまでは、メラニンに対してアプローチしていく治療法が主流でしたが、肝斑チップはメラニンが生成される根本的な原因は真皮のダメージである点に着目し、すこやかな真皮を目指していく治療法です。
当院がさまざまな治療法を提供するのは、治療をしてきれいになる患者様がいる一方で、どうしても変化が乏しい患者様も一定数いるため、すべての方の肌をなんとかして改善させてあげたいという思いがあるからです。そのため、新しい治療法を積極的に導入しています。

以下の肝斑の症例の治療期間はどのくらいでしょうか?

1年3カ月程度です。肌状態に応じて治療を組み合わせ、コツコツ継続しました。

上記の症例は、頬の肝斑に悩んでいた方で、治療に1年3カ月かかったケースです。
ピコフラクショナルを合計10回程度照射したほか、ピーリング・クールビタミントリートメント・美白剤など、その時々の肌状態に応じて治療法を組み合わせてコツコツ治療を続けた結果、きれいになりました。
実は、長い間治療を続ける中で治療がうまくいかない時期もありました。治療法を変えて試行錯誤しながら継続し、患者様も諦めずに通院してくださったので、良い結果につながったと思います。

肝斑・シミ治療で西大寺駅前A皮膚科が選ばれている理由を教えてください。

患者様と二人三脚で治療していくことが、結果として満足度の高いものになっているのではと思います。
当院ではカウンセリングを大切にし、正しい診断をすることを心がけています。そして根本的な要因に着目した治療・指導をおこないます。患者様と二人三脚で治療していくことを意識しており、時には食事の指導まですることもあります。
また、治療期間中も中間カウンセリングをおこなうようにしており、最初に指導した内服薬や外用薬が用法容量を守って継続できているかどうかを確認します。正しいホームケアが満足いく結果につながるので、処方後もサポートするように注力しています。
このように正しい生活習慣が重要になってくることもあるので、患者様それぞれにあった治療やアドバイスをおこない、アフターフォローも含めてしっかりサポートしています。
十分なカウンセリングが正確な診断と治療につながる


普段、患者様と向き合う上で心がけていることはどんなことですか?

カウンセリング時に、必ず生活習慣についてヒアリングすることです。より正確な診断結果と治療につながります。
カウンセリングをする際には、必ず生活習慣についてのヒアリングをおこないます。たとえば、日焼けしている患者様には「紫外線を浴びる頻度や、日焼け対策はどのように行っているのか」等、を質問して状況を把握してから、診断に入るようにしています。先にしっかりと情報収集することで、より正確な診断・治療ができるからと考えています。
もちろん、正確な診断・治療を心がけていても、すべての治療がうまくいくわけではありません。中には、どんな治療をしても結果が乏しい患者様もいらっしゃいますが、よく調べてみたり、他の先生方などに質問したりして、学びを深めてきました。こうした経験も、今の診療に大いに役立っていると感じています。

西大寺駅前A皮膚科が今後注力していきたいことはどんなことですか?

毛穴治療と糸によるたるみ治療を幅広く提供したいと考えています。
今後は、毛穴治療に注力したいと考えています。さらに手技が好きなので、糸を用いたたるみ治療も幅広く提供したいです。
当院は責任を持った診断と治療方針の決定、そしてご満足いただける結果をご提供したいと思っています。院長の私が責任を持って最後まで治療をおこないますので、根本的な原因からしっかりと診てほしい方は、ぜひ西大寺駅前A皮膚科へご来院ください。