海外で人気のレニスナ注入やインモードリフトを提供。美容室感覚で通える美容クリニック|NEW FACE AESTHETIC CLINIC 新宿院 津下 領大 先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー
NEW FACE AESTHETIC CLINIC 新宿院ではどのようなメニューを扱っていますか?
ダウンタイムの少ないメニューを中心に幅広くご用意しています。
当院では、美容機器を使った肌管理、注入治療、点滴、医療脱毛、脂肪溶解などダウンタイムの少ない施術を中心に提供しているほか、クマ取りや糸リフトの施術もおこなっています。
美容機器は、マイクロニードルとRF(高周波)を組み合わせたポテンツァをはじめ、IPL光治療でシミの改善を目指すルメッカ、汚れや角質を取り除きながら美容液を導入するピーリングマシーンのハイドラジェントルなど、さまざまな施術を提供できるよう各種導入しています。
気軽に受けていただける美容施術のメニューを中心にご用意し、美容室に通うような感覚で立ち寄っていただけるクリニックを目指しています。
中でも人気のメニューを教えてください。
レニスナの注入治療が人気です。
レニスナは、韓国ではジュベルックボリュームと言われ、人気のある注入治療のひとつです。ナチュラルにアンチエイジングを目指したい方にご提案したい施術です。
レニスナもジュベルックも、PDLLA(ポリ乳酸)という成分を含んだ製剤です。PDLLAは、コラーゲンの生成を促進する作用を持つので、自然なハリ感を引き出すことが期待できます。
レニスナとジュベルックの違いは、粒子の大きさと濃度、注入する深さです。ジュベルックは粒子が小さくPDLLAの濃度が薄いため、肌の浅い部分にある真皮層にアプローチする施術が向いています。
レニスナのほうが粒子は大きくPDLLAの濃度が高いため、真皮層より深くにある皮下組織へアプローチし、ボリュームアップを促します。5年前、10年前のようなハリ感を取り戻すことができますよ。
レニスナはどのような方におすすめの施術でしょうか。
30代以上で、ほうれい線や目の下のへこみが気になる方におすすめです。
レニスナの注入治療は、年齢を重ねたことでほうれい線や目の下のへこみが気になる方にご提案しています。ほうれい線や目の下のへこみには、ヒアルロン酸を注入することも可能です。しかし、ヒアルロン酸だと表情を作ったときにもたついて不自然になりやすい部位であり、顔が大きく見えてしまう可能性もあります。
一方、レニスナは、ヒアルロン酸のように形を作るのではなく、約1か月かけてご自身のコラーゲンを徐々に増やしていきます。自然なボリュームアップが期待できるので、ほうれい線や目の下に向いていると考えられています。
レニスナの作用を実感するためには、何回くらい施術を受ける必要がありますか?
1か月に1回の頻度で、2~3回ほど受けていただければと思います。
レニスナは、最初のうちは1か月に1回くらいの頻度で、2〜3回ほど繰り返し受けていただく必要があります。
ヒアルロン酸と比べ、何度も施術を受けなくてはならない点はデメリットかもしれません。しかし、2~3回受けていただくと半年ほどで仕上がり、その後は効果が約2~3年間持続すると言われています。
他に、人気の施術はありますか?
ミラジェットという針を使わずレーザーで薬剤を導入する美容機器も人気があります。
ミラジェットは、Er(エルビウム):YAG(ヤグ)レーザーを用いることで、針を使わずに肌の奥までしっかり薬剤を導入する機器です。針を刺さないので、ダウンタイムや痛みの軽減が期待できるのはメリットのひとつです。
ミラジェットを使って、ジュベルックやボトックスの製剤を顔全体に均一に導入することも可能です。
ミラジェットのメリットについて、詳しく教えていただけますか?
導入する薬剤によってさまざまなお悩みに対応可能です。
薬剤によって作用が異なり、幅広いお悩みにお応えできるのはメリットだと思います。ジュベルックであれば、顔全体のコラーゲンを増やし肌にハリ感を出したい方に向いていますし、ツヤ感を出したい方にはボトックスがよいでしょう。お悩みに応じて、どの年代の方もお使いいただけます。
また、エクソソームやミノキシジルを頭皮に均一に導入することもできますので、AGA治療に活用できます。そのほか、より強いパワーでレーザーを照射するスカーモードは、傷跡修正にも対応可能です。
薬剤を真皮層に導入するトーニングモードであれば、ダウンタイムはほぼありません。患者さんによっては、肌に少し赤みが出る方もいらっしゃいますが、1日もあれば赤みは引きますので、デート前にご利用いただくことも可能です。
施術回数は、薬剤によって異なり、ボトックスであれば1回で実感していただけることが多いと思います。ジュベルックやミノキシジルであれば、1か月に1回の頻度で何回か続けていただくことをおすすめしています。
麻酔にレニスナを追加、コラーゲン生成促進も期待できる糸リフト
糸リフトはどのような方におすすめの施術でしょうか?
加齢によって下がってきた脂肪を元の位置に戻したい方におすすめの施術です。
年齢を重ねると共に顔の骨が萎縮し、それに伴いコラーゲンも減少しますので、顔の脂肪も下垂します。糸リフトは、下がってきた脂肪を元の位置に戻し、たるみを引き締めたい方にご提案したい施術です。
糸リフトで使用する医療用の糸は3か月ほど経つと溶けて体内に吸収されるので、引き上げた状態の維持は永続的なものではなく、3か月程度と考えていただくとよいでしょう。
糸リフトの目的は、糸で引き上げることによって適切な位置に脂肪を戻し、そこに組織をとどめるサポートをすることです。1年半~2年に1回の頻度で施術を受けていただき、しっかりと土台をキープすることをおすすめします。
また、当院の糸リフトは麻酔にレニスナも混ぜて注入するのが特徴です。使用する糸もコラーゲンを増やすはたらきを持ちますが、さらにレニスナがもたらすコラーゲン生成促進作用によるリフトアップが期待できます。
糸リフトで使用する糸はどのように使い分けていますか?
PDOとPCLの2種類の糸をご用意し、初めての方にはPDOをおすすめしています。
当院の糸リフトで使用する糸は、PDO(ポリジオキサノン)とPCL(ポリカプロラクトン)の2種類です。PDOはPCLより早く溶けて吸収されますが、自然な仕上がりが期待できるため、初めて糸リフトの施術を受けられる方にはPDOをおすすめし、糸リフトに慣れている方にはPDOより強くて持ちのよいPCLをおすすめします。
ただし、PCLはPDOより長く維持できるメリットがある一方、引き上げる力が強いため稀に引きつれが起きるリスクがあります。そのリスクも踏まえて、使用する糸や引き上げ方は患者さんと相談して決めていきます。
糸リフトの施術で、デザイン面のこだわりがあれば教えてください。
事前のカウンセリングでしっかりとデザインを決めてから施術をおこなうことです。
事前のカウンセリングでしっかりとデザインを決めることを大切にしています。どの方向に引き上げるかで仕上がりが変わりますので、座っている状態でまずデザインを決めます。手術室で横になられた後は、事前に決めた方向に引き上げながら糸を入れていきます。
基本的に、口の横の脂肪は落ちてくるところなので、そこはしっかりと引き上げるようにしています。
ただし、中顔面に糸を入れて引き上げようとしても、ほうれい線の辺りは皮膚が厚いので後戻りも早く、ほうれい線自体はあまり改善しません。中顔面に関しては、頬骨の一番高いところから斜めに糸を入れて引き上げます。すると、目の下から口までの距離が縮まり、頬が高くなることで顔が小さく、若々しく見えるというメリットが期待できます。
頬には大頬骨靱帯(だいきょうこつじんたい)があり、誤って糸をかけてしまうとかえってゴルゴラインが目立って見えてしまうので、頬に糸を入れるときは細心の注意を払うようにしています。
糸リフトのダウンタイムや痛みについて教えてください。
術後1週間ほど、触ると痛みを感じる程度です。
術中の痛みには麻酔を使います。術後1週間ほどは、顔を洗うときに痛みを感じることもあると思います。
また、糸が入っているため押すと痛みを感じますので、1週間は、なるべく顔に触らないように過ごしていただくことをおすすめします。それでも痛みが我慢できない場合には、鎮痛剤を服用していただきます。
また、2~3日ほどは腫れやすくむくんだ感じに見えますが、次第に落ち着いていきます。
インモードリフトの施術もおこなっているそうですが、どのような施術か教えてください。
miniFX(ミニFX) と FORMA(フォーマ)を組み合わせて、脂肪を減らし肌を引き締めることを目指す施術です。
インモードリフトとは、miniFX と FORMAを組み合わせておこなう施術です。最近、韓国で流行っている施術で、現地で受けた方から日本でも受けたいというご希望を多くいただき、当院も導入することにしました。患者さんのニーズに応えられるよう、海外の施術も含め、情報収集を怠らないように日頃から心がけています。
miniFXは、脂肪細胞を温めてから、RFを照射することで脂肪を破壊する機器です。FORMAは、RFがコラーゲン線維に作用し、肌のタイトニングとコラーゲン生成を促す機器です。2つを組み合わせることにより、miniFXで脂肪細胞を減らし、FORMAで肌を引き締める作用が期待できます。
インモードリフトは、小顔を目指したい方や、顔のたるみを引き締めたい方におすすめの施術です。その作用を実感していただくためにも、1~2週間に1回、3~5回は施術を受けることをご提案しています。
ニーズに応えるため今後も施術の幅を広げていきたい
カウンセリングで大切にしていることを教えてください。
嘘をつかずに、患者さんにとって本当に必要な施術をご提案しています。
私が思っている意見をきちんと伝えることを大切にしています。また、患者さんに対して、嘘をつかずにお話しすることも意識しています。
たとえば、患者さんが希望される施術があったとしても、全体のバランスを見て、希望の施術よりも先におこなったほうがよいものがあれば、そちらをまずご提案します。医師から見て、その方に必要だと思うことを正直に伝えたいと考えています。
これから力を入れていきたいことについて教えてください。
今後はさらに提供できる施術の幅を広げたいと考えています。
NEW FACE AESTHETIC CLINICは、麻布十番や銀座にもあるので、引っ越しても最寄りのクリニックに通っていただけます。
多くの医師が在籍しているので、さまざまなカウンセリングを受けて、治療プランを決めていけるのは強みだと思います。
当院は、現在も新しい機器や施術をできるだけ早く取り入れるように努めていますが、これからもさらに施術の幅を広げ、ニーズに応えていきたいと考えています。
美容クリニックというと、受診するのに気負ってしまう方もいるかもしれませんが、当院は気軽に通っていただけるクリニックを目指しています。相談したら施術を受けなければいけないということはありません。カウンセリングだけでもかまいませんので、まずはお気軽にご来院ください。