
「院長の私が、一番の相談相手になりたい」医師によるカウンセリングですれ違いのない美容医療を提供|LOUIS CLINIC:小松 塁 先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



小松先生は、救命救急科ご出身だそうですね。美容医療に転科したきっかけはあったのでしょうか?

元々美容医療を目指しており、医師としての経験を積みたいと考えて救命救急科に入職しました。
医師を志した頃から、元々美容医療には興味がありました。しかしすぐに美容医療に入職してしまうと、外来の経験もなく、風邪などの単純な症状の治療すらできないと思い、経験を積んでから美容医療に進みたいと考えていました。そこで、患者様の全身を診られる救命救急科に入職したのです。
救命救急科で研鑽を積んだからこそ、現在の診療に活かせていることも大いにあります。たとえば、患者様が飲んでいる薬の名称を聞いただけで、その方がどんな症状にお悩みかわかりますし、その方には適さない施術や薬もすぐに判断できます。
また、救命救急時代に点滴や採血は日常的におこなってきましたので、当院で通常は看護師が担当している採血や点滴も、忙しいときは私が担当することもあります。救命救急科で経験を積んだからこそ、医療従事者として必要な技術や知識を存分に活かせていると思います。

診療するうえでのこだわりを教えてください。

施術する医師が、カウンセリングから施術まで一貫して担当することです。
当院で徹底しておこなっているのは、施術する医師がカウンセリングを担当し、患者様のお悩みや理想を聞き取り、お互いの思っていることをすり合わせた状態で施術をスタートさせることです。
患者様と医師の間にカウンセラーを挟んでしまうと、伝言ゲームのように齟齬が生じる恐れがあります。デリケートな施術を扱う美容医療だからこそ、ほんの少しの齟齬もあってはならないとの思いから、当院にはカウンセラーがおりません。施術を手がける医師が、患者様にとっての一番の相談役になれればと思っています。
また、これまでの経験と知識を活かしたオリジナルの機材の導入や、術中や術後の工夫により、ダウンタイムの短い施術を常に研究しています。腫れが少ない、内出血が出にくいといった術後の仕上がりは、患者様に大変喜ばれています。
技術力の高い医師や安全性を求めたとき、銀座、六本木、新宿、渋谷といった大きな都市でクリニックを探す方も多いのではないでしょうか。しかし、大きな都市に行かなくても、同等の、もしくはそれ以上のクオリティの施術が提供できるクリニックがあることを、当院を通して知っていただけることを目指しています。
特注機材と熟練の手技による、腫れにくい顔の脂肪吸引


顔の脂肪吸引は、どのような方に向いているのでしょうか?

ダイエットをしても顔の脂肪だけ取れない方に向いています。
ダイエットをしても、体がスリムになっても顔は変わらないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。体はダイエットの効果を得やすく、筋肉に変わることで引き締まりやすいのですが、顔は引き締まりにくい部位です。
とくに、二重顎でお悩みの方が、よくカウンセリングにいらっしゃいます。二重顎がなかなか解消されない方は、無茶なダイエットをする前に、ぜひ脂肪吸引も検討していただけたらと思います。
脂肪吸引を一度受けると、同じ場所に脂肪はつきにくくなります。患者様のなかには、体重が10㎏近く増えたものの、これまで脂肪がつきやすかった顔に脂肪が戻らなかったという方もいらっしゃいます。

顔の脂肪吸引では、吸引する箇所はどのように決めているのですか?

患者様が一番気にされている箇所から、バランスを見て決めていきます。
まずは、患者様としっかりお話をすることです。そこで最も気になる箇所を伺うのですが、大抵の場合、皆さんが一番気にされているところを触ります。患者様が最も気にされている箇所を中心に、吸引箇所を決めていきます。
さらに、患者様が気にされている箇所をより美しくするためには、ほかにどこを吸引するべきかを考えていきます。大切なのは、全体のバランスです。
ある程度形が決まってきたら、実際にお顔にマーキングという印をつけ、そこをどのくらい吸引して、どのような形に仕上げていくかを、患者様に丁寧に説明し、仕上がりのイメージをすり合わせていきます。

施術において、大切にしていることを教えてください。

腫れが極力出ないようにすることと、常に緊張感を持って臨むことです。
脂肪吸引は、とにかく腫れないように意識して施術しています。また、使用する機材は既製品ではなく特注で作ってもらっています。脂肪吸引の機器は、さまざまな機能がついているものが多いのですが、自分の腕ではなく機材の機能に頼っていると、予期せぬトラブルを招きかねません。当院に導入している機材は、余計な機能を徹底的に省いたシンプルなものです。そのため、患者様の状態に合わせてその都度手技を調整し、最適な方法で吸引していきます。
また、施術時に血圧や心拍を測る機器や、モニターなどは、病院の集中治療室でも使われている精度の高いものを使用しています。
万が一事故が起こるとすれば、医師の気の緩みから来ることが大半だと思います。どんなに症例数を経験しても、施術に対する意識のハードルが下がってしまわぬよう、神経や血管などの解剖学の知識を駆使し、常に驕ることなく、1件1件の施術に緊張感を持って当たっています。

施術中や術後の痛みは、どの程度あるのでしょうか?

麻酔や薬を使用するため、痛みの心配はほとんどありません。
施術中は、意識を残しながら感覚をなくす、笑気麻酔を採用しています。そのため、術後の痛みは心配いりませんし、万が一痛みを感じるようでしたらすぐに麻酔を追加するなど、こまめにコミュニケーションを取りながらおこなっています。
眠った状態で施術を受けたい方は、ご希望であれば静脈麻酔で施術することも可能です。
術後や術後翌日の痛みが気になる方も多いかもしれませんが、痛み止めを処方していますのでご安心ください。
ナチュラルにつり目を解消するなら、タレ目埋没法+目尻切開


目元の施術では、どのような施術が人気なのでしょうか?

タレ目埋没法と目尻切開を組み合わせた施術です。
まず、タレ目埋没法とは、下まぶたを斜め下方向に引き下げて、目尻側の目を大きく見せる施術です。白目の範囲を広げることで、目を大きく見せるとともに、タレ目風になるため優しい印象を与えます。
目尻切開は、目尻を切開することで目の奥行きを出す施術です。タレ目埋没法と目尻切開を組み合わせることで、目尻側の奥行きを出しつつ、下まぶたも下がるため、白目の範囲がより大きくなります。
このセット施術は、つり目でお悩みの方や、とにかく目の横幅を広げたい方に向いています。目元の形によっては、目頭切開はおすすめできない方もいますが、目尻切開は比較的制限なく適応できる方法です。

他院ではあまり見かけない方法ですが、何か理由はあるのでしょうか?

シミュレーションが難しいため、扱いにくいと感じる医師が多いからかもしれません。
タレ目埋没法+目尻切開は、二重施術などとは違い、仕上がりのシミュレーションが難しいといえます。たとえば二重の場合は幅広にするか、奥二重にするか、といったシミュレーションがしやすいのですが、タレ目埋没+目尻切開は術後の変化が劇的ではないため、患者様と仕上がりのイメージが共有しにくいことで、離れていってしまう医師が多いのかもしれません。
タレ目埋没法は、糸でタレ目をつくる方法なので、目尻が劇的に下がる方法ではありません。しっかりタレ目にしたい方は、お断りする場合もあります。タレ目埋没法+目尻切開は、ナチュラルなラインで目尻を下げ、自然に目を大きくする方法だと思っていただけるといいでしょう。
施術を受けた患者様からは、「目元の雰囲気がよくなった」「カラコンが映えるようになった」「友達から目元を褒められた」などの声をいただいております。劇的な変化ではないからこそ、さりげなくコンプレックスが解消できる施術だと思います。
繊細な施術である分、医師の経験が問われます。患者様のご希望をしっかり汲み取り、理想どおりの目元にするためのすり合わせも重要です。私のこれまでの経験と、カウンセラーを通さず一貫して患者様のご希望を聞き取る当院だからこそ、扱える施術だと思います。

術後のダウンタイムについて教えてください。

ほとんどの方が2週間程度でダウンタイム終了となります。
内出血、腫れ、むくみといった症状が出ることがありますが、2週間程度で落ち着きます。実際には、1週間から10日ほどで、これらの症状が落ち着いたとの声をたくさんいただいております。術後は軽い痛みが出ますが、痛み止めをお渡ししているので、それほど心配する必要はありません。
患者様に心を開いていただき、信頼していただくために


カウンセリングの際に、大切にしていることを教えてください。

患者様の緊張をほぐし、心を開いていただけるよう接することです。
患者様の緊張をほぐし、心を開いていただくためにも、基本マスクをつけてはいますが、常に口角を上げるようにしています。口元が隠れていても、声の柔らかさや明るさが出せるため、患者様に威圧感を与えません。
救命救急科にいた頃たくさん外来を経験してきましたので、話を聞き出すことにも長けています。たくさん会話を重ねるうちに、最初は口数の少なかった患者様も、最後には笑顔を見せてくださいます。施術に臨むためにも、医師と患者様の意識を近づけ、信頼していただくことが重要なので、カウンセリングでの空気感はとても大切にしています。
施術の方法や術後のダウンタイムについても、丁寧な説明を大切にしています。言葉ではわかりにくいことは、絵を描きながら説明することも多く、患者様からはわかりやすいと言っていただいています。

ご来院を検討されている方に、メッセージをお願いします。

美容のことでお悩みの方は、まずは気軽に話を聞きに来てください。
美容のことでお悩みの方は、まず美容クリニックに足を運んでいただくことが、解決への第一歩だと思います。インターネット上には間違った情報がたくさん流れていますし、高級な化粧品を使用しても肌の悩みそのものは解決できません。ネット検索や化粧品選びに時間をかけるのではなく、まずはクリニックで医師の意見をとにかくたくさん聞いてみてください。
当院だけでなく、いろんなクリニックに行って医師と話すことで、正しい知識を得られますし、施術の比較もできると思いますよ。
当院でのカウンセリングが、患者様の美容への第一歩になったら嬉しいです。美容のことで何かお悩みがある方は、ぜひ気軽に足を運んでみてください。