独占取材

「死なないための医療ではなくQOLを上げる医療を提供したい」AI BeautyClinic:尾崎先生

「二重だったら」「あと5kg痩せたら」もしかしたら「人生が変わるかもしれない」。そんな願いがあるならば、クリニックに相談してみるのもひとつの方法です。 AI Beauty Clinicの尾崎宥文院長は、患者の自己実現への思いにきめ細やかに寄り添う医療を大切にしています。 『患者様のリスクはできるだけ小さく、QOLは最大限に上げていきたい』尾崎院長がそう思った背景には、医師経験だけでなく、外資系企業でコンサルタントとして活躍した経験も大いに反映されてるのだとか。 明るい笑顔が印象的な尾崎院長に、プライバシーに配慮したクリニックづくりなどについて詳しくお話しいただきました。
取材先: エーアイ美容クリニック(AI Beauty Clinic)

〈聞き手=ゆめみ大福🤍(キレイレポートアンバサダー)〉

現代日本では医療不足はなく、生理欲求や安全欲求はほぼ満たされていますよね。寿命も長くなりました。

でも、自己実現欲求が満たされていない人はまだまだたくさんいます

そんな人たちのために、死なないための医療ではなくQOLを上げる医療を提供していきたいという思いから、このクリニックを立ち上げました。

患者さんが自分の願い通りに人生をカスタマイズする、そのきっかけを医療で提供するのが目標です。

AI技術を活用した医療ダイエットなども提供していますが、患者さんのニーズが強いのが二重埋没法です。

単純に理想の二重になりたいだけの人もいますし、就職試験などを有利に進めたいという動機の人も少なくありません

あってはならないことですが、現実問題として一重よりも二重の方が好印象を残し、採用を左右してしまうケースはあります。

遺伝的にどうしようもないことで不利になっている人がいるならば、そこを医療で公平にしていくのはありだと思うんです。

とくに就職試験などの目的がなくても、自分が好きな顔になって、毎朝お化粧をするたびにテンションがあがるだけでも意味があるのではないでしょうか。

もともと、医学系を含めて広くサイエンス分野に強い興味がありました。

大学受験の時に「どこでも研究はできるけど、医者になれるのは医学部だけ」と、医学部に進むことにしたんです。

東大寺学園高等学校の出身なのですが、毎年およそ15人ほどが京大医学部に進学する学校だったというのも影響しているかもしれません。

感染症や脳外科など、どれも興味深かったのですが「若い人の健康を守りたい」という思いが強くなり、研修が始まる頃には小児科か産婦人科を専門にしたいと、考えるようになっていました。

日本赤十字社医療センターで研修医になり、産婦人科コースで分娩にも立ち会いました。

帝王切開の手術も3番手として参加する中で「痛み」への興味が湧いてきたんです。

麻酔科での経験は、現在も役立っています。

施術の際、できるだけ痛みがないようにするのはもちろん、術後にどれくらい麻酔が残るようにするか等のこだわりも強いです。

安全性はもちろん、患者さんのストレス軽減にもきめ細やかに配慮するために、麻酔科を経験できたのはよかったですね。

日本の病院は経営が大変なところも多いのが現状です。

ローランド・ベルガーにコンサルタントとして就職したのも将来的に病院経営に携わりたかったからなんです。

コンサルタントとしては、クリニック以外の経営案件にも広く携わらせていただき、とても視野が広がりましたね。

これらの経験をもとに、自ら経営するAI BeautyClinicの立ち上げを決意しました。

AI BeautyClinicでは、問診や施術からお会計までひとつの部屋で完結して、誰とも合わずに済むのをめざしています。

そこで、患者さんがインターフォンを押したら、受付スタッフが玄関まで迎えに行って、お部屋までご案内するスタイルにしました。

ただ、冬休みや夏休みなどの繁忙期は、多少お待ちいただくこともあるので待合室のデザインも工夫しました。

1人がけの椅子を外向きに配置していますが、4階なので眺めも抜群です。

充電できる電源も十分用意しましたし、プライバシー重視で過ごしていただけると思います。

やはり、美容外科では「誰にも知られずに施術を受けたい」というニーズは多いですからね。

カウンセラーは2名いて、患者さんの悩みをていねいに聞いてまとめ、詳しく医師に報告してくれています。

軽いボトックス注射ならば「いつもの」で、僕だけが対応する場合もあるのですが、基本的に毎回、カウンセラーがお悩みに耳を傾けていますね。

僕はあまり怖がられない方だと思うのですが、それでも医師を前にすると遠慮してしまう患者さんもいます。

カウンセラーならば相談しやすいと思いますし、どんな小さなことも拾い上げていきたいです。

最近ではTikTokでご自身の経過をアップしてくださる方も増えています。

そういったSNS投稿を見て来てくださる方もいるので、ありがたいですね。

ただ「アカウント名しかわからない」とのことで、どなたからのつながりになるのかこちらでも把握できていないのですが(笑)

また、都内近郊の方はもちろん、遠方からの方も結構いらっしゃいますね

「スタッフの対応よし、施術よし、お値段も納得」というように、あらゆる角度から満足していただける医療を提供していきたいです。

そのためには、患者さんの立場になり、ユーザーエクスペリエンスをとことん高めていきたいと思っています。

たとえば、価格設定も比較的リーズナブルにすることにもこだわりました。

飛行機で二往復くらいしても、地元で施術を受けるよりも少し安いくらいをめざしています。

観光もしながら施術も…と、患者さんに楽しみにしていただける機会を作れたらいいですね!

今後も、「スタッフの対応よし、施術よし、お値段も納得」を叶えていくために積極的にチャレンジしていきたいです!