〈聞き手=ゆめみ大福🤍(キレイレポートアンバサダー)〉
「食べて瘦せるダイエットを目指す」チーム医療で健康的な痩身を提供する。DSクリニック:林博之先生
当院では、「食べて痩せるダイエット」にこだわっています。実際、患者様の状況によっては「もっと食べなさい」と指導させて頂くこともあります。
現在、痩せるためのサロンやサービスは世の中に多く存在しています。それらの多くが「短期間で、どれだけの体重を落とせるか」を宣伝文句として謳っています。しかし、ただ体重を落とすだけでは、長期的に見ればリバウンドする確率も高いといわれます。
一時的に痩せたとしても、リバウンドしてしまっては全く意味はありません。だからこそ我々は、「治療後もずっと健康的な体を維持できるようにすること」をゴールに置いております。
そのためには、断食などで刹那的に体重を落とすのではなく、健康的な食習慣を定着させることが大事なのです。バランスよくしっかりと食事を摂ることで、筋肉量を維持しながら脂肪を落とすのが理想です。
治療が成功する上でカギとなるのが、当院が敷いているチーム医療体制です。当院には管理栄養士、看護師、薬剤師、エステティシャンなど多様な職種のメンバーが結集しています。
それぞれのメンバーが持つ技術や知見を統合することで、患者様の健康的なダイエットを実現することができるのです。
例えば、管理栄養士が食生活に関して指導をするのと並行して、患者様の持病や健康状態を踏まえて、薬剤師がオーダーメイド漢方を調合し処方していきます。こうしたチーム医療によって、患者様はただ痩せるのではなく、病気や体質を改善しながら体重を落とすことができます。
もちろん、そのチームの中には患者様も含まれます。患者様には「痩せるのは、あなた1人の責任ではありません」と伝えています。
これまで1人では難しかったダイエットを、我々のチームと共に成功させましょう、という想いで患者様には向き合っています。
当院の治療を通して痩せることに成功した方々の多くが、初診時の様子と比べて、より生き生きとされていると感じます。実際に、憧れていた企業への転職を実現された方や、結婚されたことを報告してくださる患者様もいらっしゃいます。
やはりダイエットは自分一人で達成することはとても難しく、多くの方が挫折したり、諦めたりしてしまうのです。だからこそ、痩せることに成功した患者様は、その経験を通して自分に自信を持てるようになるのだと思います。結果、周りから見ても、人生に活気がでているように感じるのではないでしょうか。
もちろん、メンタルの変化だけに留まらず、病状が改善されたりと健康状態の変化が確認できることも多くあります。当院に来院される方の中には、脂肪肝や脂質異常性といった生活習慣病を患っている患者様も多くいらっしゃいます。
当院では、ただ体重を落とすだけではなく、食事管理や漢方の処方など多面的なサポートを実施しており、「健康的に痩せる」ことを重要視しています。そのため、健康に異常があった患者様が治療を受けた結果、コレステロール値や血圧などの数値が改善されることも多いです。
生活習慣病を抑制するために常用していた薬の服用量を減らすことに繋がるケースもございます。
当院を開業したのは、「健康的に、正しく痩せたい」という需要が多くあったためです。DSクリニックを開業した当時、「痩身クリニック」のようなものはまだ世の中に普及していませんでした。
エステやパーソナルトレーニングのようなダイエットを目的としたプログラムは沢山ありましたが、医学に基づくものは無かったのです。結果、誤った痩せ方をして苦しむ方が数多くいらっしゃいました。
当院は「痩身クリニック」のパイオニア的存在と呼ばれることもあります。 しかし、私が当分野を切り拓いたという感覚はなく、元から「社会的に強く必要とされていた」ものでした。この誰もリーチできていない需要にアプローチするため、開業を決意しました。
痩身クリニックを展開することは、大変難しくもあります。質の高いサービスを提供するには、複合的な医学の経験や知識が求められるからです。
内科はもちろんのこと、体重を落とす上では患者様のメンタルケアが大事ですから、心療内科の知見も抑えなくてはなりません。難易度はとても高いのですが、それが醍醐味でもあると思います。
開業に踏み切った理由は、もう1つあります。現代の医療制度の枠組みの中では、十分に患者様の悩みを解決することができないことに葛藤を感じていたのです。
具体的には「保険診療制度」と「細分化された医療体制」に課題意識をもっていました。
例えば、体の調子が悪くて内科へ行くと「運動しなさい」と言われる。しかし、内科の先生の指示通りに運動をしたら、外科の先生からは「こんな膝の状態で運動なんてしてはいけないよ!」と怒られてしまう。「医療の細分化」によって、こんな冗談のような事態が実際に発生してしまっているのです。
患者様を1人の人間として捉えて、健康状態や治療目的を総合的に踏まえた治療を提供できる体制が整備されていないのです。そうした課題意識もあり、私が痩身クリニックをやる上では、様々な専門領域を結集させた「総合力」を軸に治療を提供したいと考えています。
親から勧められたことがきっかけで医師になることを志し、慈恵医科大学に進学しました。でも、大学在学中は勉強よりむしろアイスホッケーに夢中になってしまい、危うく留年しかけたほどでした。
なんとか無事に卒業して2年間の研修を終えた後、診療科を選択する際に形成外科を選択しました。もともと外科系に進みたいと考えており、特に形成外科か整形外科のどちらかで迷っていました。
当時の大学の方針で、形成外科だと早い時期から執刀機会を与えられるという点が決め手となり、形成外科を選んだんです。専門医として手に職をつける上では、できるだけ多くの場数を踏む必要があると考えていました。
整形外科の中でも特に、手の治療を扱うハンドサージャリー(手外科)に興味を持っていました。専門医として数年経験を積んだ後、当分野を腰を据えて研究したいと思い、単身で米国テキサス州の大学病院へ留学をしました。
現地では口座開設や免許取得など、生活をしていく上での様々な苦労も経験しましたが、研究するには最高の環境が与えられており、充実した留学生活を送ることができました。
米国留学を経て、東京厚生年金病院の形成外科に入りました。最終的には同病院の形成外科医長に就任した後、2005年に痩身をメインに扱うDSクリニックを開業することにしました。
慈恵医大病院からのキャリアも含めて合計17年間もの期間、形成外科医として執刀していたことになります。やはりそれだけ長くやっていると、今でも手術シーンが夢にでてくることがあるんですよ。「あれ、外科はやめたはずなのにな。」と不思議に思いながら目覚めることが時々あります(笑)
現在は外科時代のキャリアも活かしながら、患者様の健康な体作りをサポートしています。もし体重や生活習慣病などについてお悩みをお持ちでしたら、1人で悩まずに、まずはお気軽にご相談ください。当院のプロフェッショナルたちと一緒にお悩みを克服していきましょう。