独占取材

「患者さまにとって本当に価値があると思える、最低限のことしかおすすめしません」アルファクリニック新宿院:中村先生

「必要以上に施術をすすめない」「医師やスタッフと患者との関係が濃い」「施術で省略しない」と合理化の逆をいく、美容クリニックの中でも異彩を放つアルファクリニック。中小規模だからこそ可能な濃厚サービスで、年々リピーターが増えています。今回キレイレポート編集部は、アルファクリニック新宿院の院長を務める中村先生へ、直撃インタビュー。患者さんへの熱い思いから美容クリニックの裏話まで、あますことなく語っていただきました。
取材先: アルファクリニック新宿

〈聞き手=ゆめみ大福🤍(キレイレポートアンバサダー)〉

基本的に、患者さまには必要な最低限のことしかおすすめしません

提案するのは「この方にこの施術をしたら、本当にその価値があって、料金的にも見合っているな」って思えることだけ。

患者さまの「これやりたい」という希望があっても、客観的に見てすごく綺麗だったり、手直しが必要なければ、「いや、今のあなたには必要ないです」ってお伝えします。

ご自身は気になっていても、実際はもともと持ってるかわいらしさとか、美しさがあって触る必要がないパターンが多いですね。

施術を通して「今はもうこれ以上は必要ない」状態になれば、ひとまず治療完了となり、メニュー追加の提案はしません。

なので、患者さまに「何もおすすめしてくれない」「いっぱいやりたかったのに断られた」といったクレームをいただくこともありますね(笑)

追加メニューが多いクリニックの場合、先生方は基本的に売り上げ重視になりやすく、どうしても数字を上げなきゃいけなくなりがち。

本音と建前を使いこなし、患者さんに提案してる部分もあると思います。

しかし、アルファクリニックはノルマなどが一切なく、患者様に本当にいいものしかおすすめしない施術が推奨されてる環境なので、こういったクレームが上がってくるのかもしれません。

他のクリニックの場合、全部スタッフさんがやっていて、医師が関わるのは本当の瞬間だけということもあるのですが、私は「こんにちは」から入って、カウンセリングや施術、最後のお見送りまでします。

だから、サービス的には結構濃厚なのかなと。

患者さま1人あたり1時間~1.5時間は必ず取っているから、コミュニケーションを通して、緊張した状態から自然な表情が出てくる。

色々な角度で表情を見たうえで、最適な処置ができるんです。

とても若い女性の患者様なんですけど、目が左右差がかなりあるのにすごく悩まれてて。

コンプレックスでずっと学校に行けなかったそうなんですが、「左右差を整えて目をかわいくしたい」っていらっしゃいました。

施術してからは「すごく元気になって、また学校にも通えるようになりました」というエピソードが強く印象に残っています。

全体としては、ムダ毛処理をする脱毛の患者さまは半分ぐらいで、あとはシミ や加齢によるたるみ改善などのフェイシャルです。

脱毛は20~30代がメインで、アンチエイジングだと40代、50代、60代が中心になるといった感じですね。

性別でいうと女性が8割、男性が2割という感じですが、最近は女性の患者さまの旦那さまやご兄弟、お知り合いをご紹介いただいたりして、そこから広がって、男性の割合もすごく増えてきています。

アルファクリニックは、施術をとにかく丁寧に、見えないところも手抜きをしない、患者さまへの誠実さに自信があります。

例えば脱毛の場合、腕であれば「毛が生えていない部分・関節周りは機械の照射を外す」「照射数が少ない・密度が薄い」っていうクリニックもありますし、色々手を抜こうと思えばわりと抜けてしまうんですけど、うちは「どこに出しても恥ずかしくない丁寧さ」ではないでしょうか。

うちはクリニックとしては中小規模ですが、そのぶん医師、看護師、スタッフの連携が密にとれています。

大規模のところは、医師やそれぞれのスタッフの仕事が流れ作業化して、部門間の関係も希薄になりがちですが、うちは担当ではない現場間で研修したりして、多くの患者さまと接しています。

また患者さま1人1人のカルテ共有が絶対ルールで、施術前は看護師さんが全て目を通してから、話し合っています。

なので、患者さまはどのスタッフにも安心してご質問いただけるかなと思います。