エビスノブクリニックのコンセプトを教えてください
「健康寿命を100歳まで伸ばすために」QOL治療を提供する:エビスノブクリニック 信岡史将先生
今回取材させていただいた先生
生活の質を高めるQOL医療に注力しています。
当院は、「健康寿命を100歳まで伸ばす」ことを目指して、QOL(Quality of Life)医療を軸に様々な治療を提供しています。ここでいうQOLとは健康面における生活の質のことですね。患者様には身体機能の回復や見た目の若返りを通じて、前向きな姿勢で長生きできることを目標にメニューを用意していますよ。
当院の治療の中心となるのはエクソソームを活用した再生医療です。AGAやED治療に積極的に応用することで、若いころの機能や見た目を取り戻す効果が期待できます。
さらに当院では、院長が独自にエクソソームを開発しています。自前のラボを所有しているので、高品質の再生治療を比較的安価に提供できるのです。現在4,000件以上の治療実績がありますが、アレルギー反応や感染症などの副作用は認めらていません。
また幹細胞の本質は汎用性の高さです。幹細胞治療を受けた患者様の血液データを確認すると、ヘモグロビンa1cや尿酸値など生活習慣病に影響を与える値の大幅な改善が見られます。幹細胞は、身体の部位を問わず、注入箇所の修復機能を高めたり、毛細血管を再生したりして、若返りを実現しているのです。
こうした幹細胞の働きを活かして、男性向けのED治療に限らず、女性向けの痩身や冷え性改善のための治療も提供していますよ。
なるほど。来院される患者さんの悩みの傾向はありますか?
病気の治療というよりは生活や仕事のパフォーマンスを高めたい方が多く来院されますね。
当院は紹介制を設けており、今では一般の方に加えて、沢山のアーティストやアスリートにも来院いただいています。「病気を治したい」というより、「生活や仕事のパフォーマンスを高めたい」、「元気に生活できる時間を長くしたい」と考えている患者様が多いですね。
例えば、有名ロックバンドのボーカルの方は、「エクソソームを注射すると、ライブパフォーマンスが段違いに良くなる」とのことで、ありがたいことにライブ前には必ず来院していただいていますよ。
患者様のQOLを上げる目的の中で、先生が治療をする上で意識していることはありますか?
一時的な対症療法ではなく原因療法を意識しています。
すべての施術に共通することは、疾患の原因から取り除くことで根本的な改善を目指す原因療法である点です。
たとえば、ED治療の代表格である、レビトラやバイアグラのような治療薬は、心臓を半ば無理やり動かすことで、体内を循環する血液の絶対量を増加させています。これらの投薬でも男性器に行き渡る血液も増えるわけですが、この場合対処治療に過ぎず薬を飲み続ける必要がありますよね。
そもそもEDとは、勃起に必要な血液量が男性器に留まらないことで引き起こされる症状で、原因は主に血流の悪さと血液を男性器に留めるストッパーの機能不全の2つです。
当院が提供する4つの施術はいずれも、こうした原因に根本からアプローチしてEDを治します。
当院の代表的なメニューであるパワー注射と点滴は、エクソソームを用いた治療です。パワー注射の場合であれば、エクソソームを陰部に注入することで、勃起に必要な機能の根本的改善が期待できます。毛細血管を再生させ、陰部が維持できる血液量の容量を増やすわけです。
なるほど。ED治療ではどのような患者さんが多いですか?
中年の方が多いと思われがちですが20代から80代まで幅広く来院されますよ。
比較的年齢が高い方が多いと思われるかもしれませんが、20代から60代までと幅広い年齢層の方が来院されますよ。
ED治療において当面の目標は朝立ち、正式には夜間勃起現象を起こすことです。とある40代の患者様からは、2回目のパワー注射を受けたのち「朝立ちがすごくなった!」と嬉しいご報告をいただきました。
別の施術になりますが、エビスノブクリニックの痩身治療の特徴も教えてもらえますか?
健康的な食習慣を定着させることを目的とした人体が持つ仕組みを活用したダイエットを提供しています。
当院が提供する「GLP-1 ダイエット」は、人間の体が持つ仕組みを活用したダイエットです。GLP-1は小腸で生成されるホルモンであり、インスリン分泌を促して血糖値を調整したり、摂食中枢に作用して食欲を失くす働きがあります。
当院のダイエットのゴールはリバウンドしないことです。そのためには、健康的な食習慣を定着させる必要があります。無理なく食習慣を改善するために、GLP-1の食欲を失くす効能を用いるわけです。
3ヵ月間を目安に、GLP-1を1週間に1度の頻度で投与しながら、健康的な体を作る食生活に切り替えます。
当院は早い時期からGLP-1を痩身医療に活用してきましたが、現在は他のクリニックにも普及しており、個人でも簡単に入手できるようです。ただし個人で入手する場合は注意が必要です。血液検査や術後診断を通して安全性を担保しなければ、腎機能障害のような深刻な副作用に繋がるリスクもあります。
元々整形外科医だった先生がエビスノブクリニックを設立したきっかけを教えてください。
大きなきっかけはドイツで発表された再生医療に関する論文を読んで衝撃を受けたことですね。
私は順天堂大学医学部を卒業した後、整形外科医として東京女子医大でキャリアを積んできました。しかし6年ほど前、海外の論文を調査している時に、ドイツで発表された再生医療に関する論文に出会ったんです。
内容は、幹細胞を用いてEDと女性の冷え性が改善されたことを報告するもので、これが再生医療に興味を持ったきっかけですね。
それから再生医療に興味を持った私は、同論文の内容を検証するために、自分の体にも幹細胞を注入してみることにしました。驚くことに、実際に書かれていた通りの成果があらわれ、再生医療の将来を確信したこで当院を設立するに至りました。
なるほど。最後にエビスノブクリニックの今後の展望を教えてください。
今の再生医療を続けながら、腰や膝の治療を中心にした銀座院の設立を予定しています。
当院は引き続き再生医療を中心に、男性の悩みごとを解消したり、エイジングケアを提供することで、患者様の生活の質を高めていきます。また当院とは別に、MRIによる診断をベースにした、腰や膝周りを中心に再生医療を行う銀座院を新たに設立します。
院長には東京女子医大の教授であり、元上司の信頼できるドクターに務めていただく予定です。
また、別の話になりますが、以前ベトナムの大使館の方々と対話をする機会を頂き、海外の方の日本の医療に対する関心の高さを実感しました。新設予定のクリニックではベトナムを含む東南アジアの方々にも積極的にサービスを提供する予定です。
ただし、クリニックを展開したとしても、若々しく前向きに行きたいと願う方々に医療を届けたいという思いは変わりません。