
「ダンス講師を通して噛み合わせの大切さを感じた」人生を豊かに導く無痛治療と短期集中治療とは|オーラルデザインクリニック秋葉原 村元先生
今回取材させていただいた先生
インタビュアー



オーラルデザインクリニック秋葉原の特徴を教えてください。

他院では少ない無痛治療と短期集中治療を強みとしているところです。
当院は、静脈内鎮静法などを用いた無痛治療と1回の来院で一気に治療を進める短期集中治療を得意としています。歯科治療が怖い方や多忙で通院が難しい方にもおすすめです。
患者様の中には、衛生士によるクリーニングですら怖いという方もいます。その場合には、静脈内鎮静法*によって麻酔が効いている間にドクターによる治療と衛生士によるクリーニングをまとめておこないます。クリーニングだけの場合でも、静脈内鎮静法をおこなうこともありますよ。
*静脈内鎮静法については後述します。
短期集中治療とは、一度にまとめて複数の治療をおこなう方法です。治療の内容にもよりますが、大幅に通院回数を減らすことが可能です。

静脈内鎮静法について教えてください。

ほぼ眠った状態で治療ができるため、歯科治療が怖い方にもおすすめの治療法です。
静脈内鎮静法とは、点滴麻酔によって眠った状態になる麻酔の方法です。麻酔が効いている間は、治療中の音や振動、匂いや痛みを感じにくくなります。そのため、治療中の痛みが怖い方でも恐怖を感じることなく治療できます。
また、局所麻酔の場合でも、針の入れ方によって痛みを軽減させることが可能です。麻酔の針を刺す時に、テンションをかけた状態で刺すことで痛みを感じにくくなります。静脈内鎮静法のように眠った状態での治療に抵抗がある方や治療時間をあまり取れない方には、局所麻酔をおすすめしています。
このように当院の無痛治療には、全身麻酔や静脈内鎮静法などの、眠った状態にして治療をおこなう方法と起きている状態であっても手技により痛みを感じにくくする方法があります。実際に当院で治療をおこなった患者様からは、「こんなに痛くないなら治療も頑張れる」というお声を多くいただいています。

人気の短期集中治療は、どういった治療法でしょうか?

1回の治療時間を十分にとることで、一気に治療をおこなう方法です。
短期集中治療は、一度で可能な限りの治療を一気におこなう治療法です。最大6時間まで時間を確保し、同時に複数の歯の治療を進めます。治療期間を短くすることで、患者様の負担を減らすことができます。
普段、忙しくて何度も通院する時間が取れない方や歯科治療への恐怖から通院自体にストレスを感じる方におすすめしています。また、虫歯を一気に治したい方や一時帰国された方にも人気です。
一般的な歯科治療において何度も通院しなければならない理由の一つは「保険診療だから」です。国によって定められたルールに則って治療を進めるため、1回の治療時間が短くなってしまいます。一方で当院の短期集中治療は「自費診療」としておこなうため、制約がなく一度にまとめて治療ができます。
透明感のある自然な美しさを手にいれて、笑顔に自信を


セラミック治療の魅力について教えてください。

体に優しくて経年劣化しにくいこと、白く美しい見た目が叶うという特徴があります。
セラミックは、保険診療で使用する銀歯の代わりとなるかぶせ物・つめ物です。銀歯ではなく、白い歯にしたい方や虫歯の再発を防ぎたい方、金属アレルギーを避けたい方などにおすすめの治療法です。
セラミック治療の主なメリットは、3つです。一つ目にセラミックは人体と親和性が高い素材のため、体に優しいことが挙げられます。当院のセラミック治療は、陶器と同じ素材のセラミックと、人工ダイヤモンドと同じ素材のジルコニアが用いられます。セラミックは体内に成分が溶け出すこともなく、金属も使用していないのでアレルギーの心配がありません。
二つ目は、清掃性が高く衛生的であるということ。着色が付きにくく、経年劣化による変色や変形がほとんど起こりません。そのため、虫歯の原因となるプラーク(歯垢)や歯石がつきにくいのが特長です。
三つ目は仕上がりの綺麗さです。白く透明感のある自然な美しさが叶います。以上のことからセラミック治療は、審美的・機能的にもおすすめの治療法といえます。

セラミック治療がおすすめの方はどんな方ですか?

審美性・機能性にこだわった虫歯治療をおこないたい方におすすめです。
虫歯を治療して保険診療の銀歯を入れたものの、見た目が気になる方や前歯など目立つところを綺麗に治したい方におすすめの治療法です。ただし、歯並びや噛み合わせが悪い方は綺麗に整えてからセラミックを入れることもあります。
当院のセラミック治療は、肉眼の約8〜10倍ほど拡大して見ることができる拡大鏡を用いて治療を行います。そのため、わずかな段差や隙間をなくし、治療後の細菌侵入や虫歯の再発が起こらないように工夫しています。
また、患者様の歯型をとり製作するセラミックは、一般的に外部で製作されることが多いですが、当院では法人内に歯科技工所を併設し、歯科医師と歯科技工士が綿密なコミュニケーションの元、製作しております。そのためより細部までこだわったセラミックを作ることが可能です。

セラミック治療のリスクや注意点はどういったことですか?

割れるリスクがあります。そういったことが起こらないように、当院では患者様の噛み合わせなど総合的に診てご提案しています。
セラミックは陶器と同じ素材であるため、強い力が加わると割れてしまうことがあります。割れる原因としては、歯ぎしりや食いしばりがあげられます。その場合、マウスピースを使用して負荷をかけないように対策します。
このように、噛み合わせなど総合的に判断してセラミック治療をおこなわないと、後から割れてしまったり、深く削りすぎてしまうことがあるので注意しています。 また、噛み合わせによっては、硬い素材をおすすめするなど材質選びにもこだわっています。
まるで自分の歯のように、安定性に優れた人工歯


インプラント治療はどういった方におすすめの治療法ですか?

しっかりと噛みたい方や他の歯に負担をかけたくない方におすすめです。
インプラント治療は、チタン性またはジルコニア性のインプラントを顎の骨に埋入することで、安定性に優れた歯を手に入れる治療法です。「差し歯でも自分の歯のようにしっかり噛みたい」「他の歯に負担をかけたくない」「入れ歯にしたくない」などのお悩みを持つ方におすすめです。
インプラント治療のメリットは、主に二つです。一つ目に他の歯に負担がかからないこと。一般的に入れ歯は、隣接する歯を支えにするため負担を与えてしまう治療構造です。一方でインプラントは直接欠損部分に埋め込んで骨に固定するため、他の歯に負担をかけません。
二つ目は、入れ歯のような異物感がないことです。ナッツ類やするめなどの硬い食品もご自身の歯のようにしっかりと咀嚼できます。
当院の患者様は入れ歯でお悩みの方が検討するケースが多いです。しっかりと噛みたい方や機能性、違和感がない人工歯を選ぶならインプラントがおすすめです。

インプラント治療で大切にしていることを教えてください。

治療前に見た目のシミュレーションをおこなうことが大切です。
当院では、インプラント治療の際にシミュレーションをおこないます。たとえば、見た目に関しては、現状の歯と歯茎の状態を診て、根っこからどういう風に歯が出てきたら、笑った時の歯茎の内が綺麗になるかなどを検討します。手術では、骨の位置を確認して、人工のネジをどのように差し込んでいくかを検討します。その際に、歯茎の厚みや元々の歯を抜くと痩せていく歯茎に対してどういうアプローチするかまでシミュレーションします。
インプラント治療は、歯の見た目を綺麗にするだけではなく、姿勢も整うため、全身の綺麗を目指せます。
治療によって姿勢が整うのは、人は歯並びや噛み合わせが悪くなると顎関節がずれてきます。通常歯が関節の支えになっていますが、入れ歯ではしっかりと支えることができなくなります。こうした歪みが姿勢に悪影響を及ぼすと考えられています。よってインプラント治療により噛み合わせを整えることで、体のバランスも整うのです。

インプラント治療では、痛みはありますか?

当院は無痛治療をおこなうので、基本的に痛みはありません。
インプラント治療でも当院が得意とする無痛治療をおこなうため、基本的に痛みはありません。また、1本だけであれば、通常の外来と同様に局所麻酔で治療をおこなうこともありますが、痛みを感じにくいように注射針の指し方を工夫しています。
術後のダウンタイムは、一般的なインプラントを埋め込むだけの治療であれば、腫れは少ないです。しかし、骨をつぎ足したり、痩せてる歯茎を再生させたりと二次的な治療が加わる場合は、腫れが落ち着くまでに時間がかかることがあります。
治療後は、定期的なメンテナンスをおすすめします。インプラントメンテナンスの場合は、最低でも1年に1回は状況を見せに来てほしいです。なぜなら、衛生士さんによる専門的なケアをしていくことで、インプラントの寿命が伸びるからです。メンテナンスの際は、ネジが緩んでいないかや汚れが溜まって歯茎の炎症が起きていないかなどを確認します。
綺麗になることで、その後の人生を豊かなものにして欲しい


先生のご経歴から現在の歯科診療に役立っていることを教えてください。

ダンス講師を通して噛み合わせの大切さを改めて感じました。体のバランスにも関わることを実感しています。
九州大学を卒業後、臨床研修医を1年経験し、歯科治療を含めた総合診療科を一通り学びました。その後約3年間、福岡市内のクリニックと横浜のクリニックに従事し、院長の経験を経て現在に至ります。
歯科医として従事しながらプライベートではダンスに興味を持ち、趣味としてダンスを習い始めました。現在はダンス講師としても活動しています。
一見、歯科とは繋がりがなさそうなダンスですが、ダンスの講師を通して噛み合わせの大切さをより感じました。たとえば、噛み合わせが悪い人にポージングを教えると、本人はまっすぐ立っているつもりでも曲がっていることが多い傾向にありました。逆に力の使い方や踏ん張りがきく方は噛み合わせが良い方が多いです。このように、歯科医師をしながらダンス講師をすることで噛み合わせと体のバランスについて関係が深いことを実感しています。

村元先生が、今後注力していきたいことはどういったことですか?

歯の見た目に悩みがある方へ最適な治療法をご提案し、その後の人生が豊かなものになるようなお手伝いをしたいと思います。
歯並びなど見た目にお悩みがある方に、あらゆる治療法で綺麗を目指せるということを伝えていきたいと思います。写真を撮るときに前歯を気にせずに笑顔になれるなど、綺麗になることでその後の人生が豊かなものになるようなお手伝いがしたいです。
そして、患者様と接する上で、カウンセリングにしっかりと時間をかけてお話を伺い、不安に思っていることを把握して、お声かけや技術面でのフォローをおこないたいと思います。今後は、より多くの患者様に信頼してもらえるように心がけていきたいです。
歯科クリニックは治療が怖い、痛い、通院が多いなどといったマイナス面のイメージが先行すると思うのですが、当院では無痛治療や短期集中治療もありますので、患者様に苦ではない環境を提供しています。むしろ好きになっていただけるような工夫をしておりますので、お互い良い関係が築ければと思います。不安な方や怖がりの方こそ、ぜひご相談に来ていただけたら嬉しく思います。