全幹細胞のうち1％しかない臍帯由来の高品質な幹細胞だからこそできる治療や施術を｜Lif Skin Clinic 宇佐美 潤 先生

幹細胞そのものの品質は、由来と若さによって大きく違い、抽出元が若ければ若いほど多くの成長因子が分泌されますが、加齢とともに量・性質ともに劣化してしまいます。

臍帯（へその緒）とは、出産後すぐに採取されるものなので、1番フレッシュな幹細胞を採取することができます。幹細胞には脂肪由来・歯髄由来・臍帯由来がありますが、臍帯には生まれたての赤ちゃんの若い幹細胞が豊富に含まれているため、細胞を活性化させる力が高いことで知られています。

また、年を取るとSASP（サスプ）と呼ばれる、老化を促進してしまう因子を分泌してしまいます。脂肪由来だと抽出元が若くないことも多く、SASPが多く含まれている可能性がありますが、若い細胞である臍帯由来だとSASPは極めて少ないのです。だからこそ、臍帯由来なら高品質で高い効果を実感いただけると思っています。

なお、国内に流通する幹細胞のうち約70%は脂肪由来なのに対して、臍帯血は1%程度ですのでそれだけ価値が高いものなのです。

例えば、FGF2という成長因子は、線維芽細胞（真皮のコラーゲンを作っている細胞）の増殖を促すため、コラーゲンの産生が促進され、肌にハリや弾力をもたらします。

他社製品や文献と比較しても、当院で扱っている上清液には、FGF2が5倍以上含まれているため、肌のハリや弾力をより実感しやすいといえるでしょう。

幹細胞上清液にはさまざまな成長因子が含まれているため、全身の細胞の修復や増殖に関わってきます。

先ほどお話ししたように、FGF2によって肌のハリや弾力がない人にはとても効果が期待できますね。また、ミトコンドリアの機能を改善することで全身のエネルギー産生が向上するため、疲労回復効果も期待できます。

さらに、炎症をおさえるサイトカインも含まれているので、関節炎やアトピー性皮膚炎などの慢性炎症などにお悩みの方にも効果的です。皮膚の修復を促すような成分も含まれているので、傷の治りが速くなるとも言われており、幅広い世代のさまざまなお悩みにお使いいただけます。

点滴で投与する場合は、成分が全身に送られるため疲労回復など全体に効かせたいお悩みには有効です。ただし、部位ごとに行き渡る量はどうしても少なくなるため、ピンポイントでお悩みがある部位には直接注射することもできます。

例えば、ハリツヤ不足やくすみが気になる方には顔に、髪の毛の量にお悩みの方には頭皮にと、患者様のお悩みに合わせて対応させていただきます。

幹細胞を育てるには、継代（けいだい）という採取した幹細胞を別の場所に移して新たに育てる手法があります。継代によって効率的に幹細胞を増やすことができますが、あまり回数を重ねすぎると、老化細胞が増えるリスクが高まります。そのため、当院では安全性を重視し、継代が4回までの幹細胞上清液を使用しています。

また、HIV、B型肝炎、C型肝炎、マイコプラズマなどのウイルスや細菌の感染リスクに関しても、検査が行き届いたものを使用しているため、ご安心いただければと思います。

エンライトンSRは、“日本人のスキンタイプにふさわしい”をコンセプトに開発されたピコレーザーの最新機械です。肌への負担やダウンタイムを最小限にしながら、高い効果が期待できます。

ピコレーザーは、ピコ（1兆分の1）秒という短い周期で照射を行いますが、従来はナノ（10億分の1）秒で照射できるQスイッチレーザーが主流でした。Qスイッチレーザーで治療した場合、熱による作用が大きくなり、痛みが出やすかったり、一時的に色素沈着が起きたりするリスクがありました。

ピコレーザーの場合、衝撃波による作用が大きく、メラニンをより限定的に破壊しやすくなります。これまで対応が難しかった薄いシミやくすみの治療も可能です。熱によって周りの組織にダメージを与える範囲が狭くなり、痛みや刺激、色素沈着のリスクも少なくなります。こうしたことから、最も効果的にシミ治療ができる機械なのではと考えて導入に至りました。

ピコスポットは、シミやそばかすをピンポイントで狙ってメラニンを破壊します。ピコトーニングは、肌にまんべんなく低出力でレーザーを当てていくことによって、 お顔全体のメラニンを少しずつ破壊するような照射方法です。薄いシミや肝斑、肌の色むらをなくす目的で使用します。

ピコフラクショナルは、 特殊な集光レンズを作ることによってレーザーの光をドット状に当てることができる治療法です。レーザーを真皮まで作用させることで、真皮の繊維が細胞を刺激してコラーゲンの産生を促し、開いた毛穴、ニキビ跡、小ジワなどの改善が期待できます。

ピコスポットの場合、照射直後からシミの色が少し赤黒くなり、3日後くらいでかさぶたになります。1週間から10日ぐらいでかさぶたが剥がれて新しい皮膚が現れ、効果を実感する方が多いですね。ダウンタイムは2週間ほど続く方もいらっしゃいます。

1回の治療でシミが取り切れるように出力を調整していますが、色が残ってしまった場合や再発してしまった場合には、3ヶ月後に追加照射します。

ピコトーニングやピコフラクショナルの場合、ダウンタイムは短めなので、数日から1週間程度で落ち着きます。1回の施術でもある程度の効果は実感できますが、回数を重ねていただいた方がより高い効果が期待できるため、1ヶ月に1回程度、5〜10回ほど受けていただくことをおすすめしていますね。

出力が弱すぎるとシミを取り切れないことがありますし、逆に強すぎると、炎症後色素沈着といってシミが取れた後に再びシミの色が濃くなる現象が起こりやすくなります。

そのため、適切な出力の照射でなるべく1回で取り切れるようにこだわっています。それでも炎症後色素沈着が起こってしまった場合は、内服薬や外用薬でなるべく早く薄くなるように治療していきます。

元々エステサロンだったところを美容クリニックとしてオープンさせたという経緯があるため、エステと美容医療を融合させたクリニックをコンセプトにしています。

美容医療のメニューに加えて、医療監修のメディカルエステを各種揃えているため、エステメニューを受けてリラックスしながら美容医療の施術も受けられるといったように、エステと美容医療のコラボレーションができる点が強みです。

施術の効果やメリットだけを伝えると、患者様の期待値が高まりすぎてしまい、がっかりされてしまうこともあります。ダウンタイムや合併症などもきちんと説明し、デメリットもしっかりと理解いただいた上で治療のゴールを決めていくことで、信頼関係を築けるように意識をしながらカウンセリングを行っています。

患者様に対して常に誠実でありたいと思っていますし、患者様を一番に考えてあげたいです。

麻酔科の専門医として勤務していた経験がありますので、痛みを伴う施術に対して、麻酔を活用することができないか考えています。静脈麻酔などを使用し、眠っていただいた状態で施術を受けていただくことで、痛みに弱い方でも施術を継続しやすくなるかもしれません。

私自身が麻酔をかけることによって、安全かつお手頃な価格で実装できたらと思っています。

先ほどお伝えしたように、エステと美容医療の融合をコンセプトとしているため、スタッフも人当たりがよく、居心地の良い空間を提供しています。エステ感覚でお気軽にぜひお越しください。